■原恵一作『クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』
山崎貴監督で実写化『BALLAD(バラッド) 名もなき恋のうた』
メガホンをとるのは、山崎貴監督。(略)時代劇映画「BALLAD(バラッド)―名もなき恋のうた―」(09年9月公開)が製作される。原案は人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の劇場版第10作原恵一監督「―嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」(02年)。(略)
2002年 文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門 大賞
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦
原恵一受賞の言葉
私は今回のクレヨンしんちゃんの映画で、かつて日本人がもっていたと思われる、誇りとか心の格好良さを何とか自分なりに再現したいと思いました。(略)贈賞理由
(略)この『嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』も、しみじみと味わい深い作品に仕上がっている。 子どもを活躍させながら、子どもの観客に媚びていないのがよく、そのていねいな仕事を高く評価したい。
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦 - Wikipedia
このニュースは最初あの『クレヨンしんちゃん』が実写映画化とびっくりするとともに、それがあの『嵐を呼ぶ
アッパレ!戦国大合戦』と知って、山崎監督の着眼に感心。「三丁目の夕日」を実写化と聞いた時も凄く驚いたけれど、『ALWAYS』の作品としての成功に舌を巻いた記憶。
今度も原恵一の組み立てた物語の実写化で、日本映画としてひさびさに合戦の素晴らしい、そしてすがすがしい侍の映画ができる予感。
できればタイトルは原恵一監督がこだわったという『青空侍』にすれば良いのに。もしこのタイトルを使わないにしても物語の中では是非このキーワードは使ってほしいもの。
今回のニュース記事では「原案」とあるが、それが果たして「原作」なのか、「シナリオ」原恵一なのか。僕は実写向けに原恵一がリライトした『青空侍』を観てみたい。
『河童のクゥ』が秀作だったのにあまりヒットしていない様子なので、次回作が心配な原恵一監督。この山崎貴の着目によって、原恵一監督の才能がスポットライトを浴びることを切に願うものである。
◆関連リンク 当Blog記事
・Animation Director HARA 浜野 保樹編『アニメーション監督 原恵一』.
原恵一の言葉
『アッパレ戦国大合戦』で私は、格好いい日本人を描きたいと思いました。それも見た目の格好良さではなく、心の格好良さを目指したつもりです。どうも最近の日本人は自分も含め、何だか格好悪い。でも、昔の日本人はもっと格好良かったのではないか?もっと覚悟が出来ていて、さわやかで・・・・・・などと考えながら作った映画です。
侍としての清々しい日本人像の復権。これがこの作品の実写映画化に望まれているものである。
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