■VRテクノジャパン「オーニソプターアドベンチャー」
6面没入型立体映像システム「COSMOS」
ORNITHOPTER ADVENTURE
ITmediaニュース:全天立体視界のゲームが登場 「オーニソプターアドベンチャー」
岐阜県科学技術振興センターが「VRテクノジャパン・テクノプラザ」(各務原市)に所有する6面没入型立体映像システム「COSMOS」用に開発した。COSMOSは視野角制限がない完全な全天表示が可能で、プレイヤーが液晶シャッター式ゴーグルを装着すると、頭の位置や角度をセンサーで検出してリアルタイムに映像に反映。CGとプレイヤーとの位置関係などを正確に表現できる。
オーニソプターアドベンチャーでは、プレーヤーはゴーグルを付けて中央のコクピットに座り、左右のジョイスティックでオーニソプターの翼を動かし、ゲーム世界を飛び回る。全6ステージで、最大所要時間は13分程度だ。
IVRC2008で初めて6面没入型立体映像システム「COSMOS」を体感した。
2階分の巨大な空間の中央に浮かぶように設置された4畳半ほどの立体映像スペース。
これは立方体の6面に外からプロジェクタによって、6面の壁として構成されたスクリーンに映像を映し出す仕組み。体験できたコンテンツは、この装置のために作られたインタラクティブゲーム「オーニソプターアドベンチャー」。
プレーヤーは中央の椅子にすわり、ふたつの操縦かんではばたくことで上下動するオーニソプターを操って、気球に乗った人を救出していく。
ゲーム性はいま一つだけれど、圧巻は、まるでガンダムのコックピットのような全周の立体映像。
ゲームよりもその臨場感を体感したくて、きょろきょろと頭を動かしてみた。
単なる平面スクリーンに映し出された立体映像よりも、没入感がある。上を見上げると独特のパース変化でオーニソプターの羽部分が頭上に広がる。この感覚は新しい。
わずか10分程度だったけれど、なかなか貴重な経験ができた。
にしてもわずか4畳半の空間を作るのに100坪ほどの広大な空間。ずいぶんと高価な映像空間である。この空間を利用した素晴らしい研究が実行されることを祈ります。アールキューブのコックピットとしてこれを使った時の体感ができる日を楽しみに待ちたい。
アールキューブについては、以下。
◆関連リンク
・舘暲教授が語るアール・キューブ構想。
・コンセプトがまとまった書籍 『アールキューブ―立花隆VS吉川弘之 ロボティクスの未来を語る』通産省アールキューブ研究会編(Amazon)
・当Blog記事
東大舘暲研究室 相互テレイグジスタンスの第二世代
テレサ2とツイスター4に関する報告
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