■新刊メモ ウィリアム・ギブスン『スプーク・カントリー』
ギブスン、磯光雄に挑む!?
1990年代にカルト的な人気をはくしたロック・バンド〈カーヒュー〉のヴォーカルだったホリス・ヘンリーは、バンドの解散後、フリーのジャーナリストになっていた。そんなホリスに、広告業界の大物ヒュベアトス・ビゲンドが創刊する新雑誌〈ノード〉に取材記事を書いてほしいという依頼がきた。それは、仮想現実用の特殊バイザーをつけると、現実の光景に重ねあわせるように別の光景が見られる一種の臨場感アートの取材だった。〈ヴァイパー・ルーム〉の前に倒れているリバー・フェニックス、ヘルムート・ニュートンに捧げるヴァーチャル・モニュメント……。このアートの制作に協力している天才ハッカー、ボビー・チョンボーに紹介されたときから、ホリスは謎の事件へと引きこまれていく。
邦訳は『パターン・レコグニション』から既に4年ぶり。
前作も「フッテージ」と呼ばれる「究極映像」を描いた当Blogネタにピッタリの題材だったけれど、なんと今度は『電脳コイル』のようなミックスド・リアリティもの。
ギブスンは果たして『電脳コイル』を観ているか? 巽先生、是非DVDを送ってあげてください。
というわけで、本日Amazonからこの本、到着。今週読みます。(『TAP』はちょっと脇において(^^;))
当Blog記事
・『パターン・レコグニション』
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