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2008.12.01

■新刊メモ 『直筆で読む「人間失格」』  『贋作王ダリ』
 諸星大二郎『巨人譚』

『直筆で読む「人間失格」』 (集英社新書)

 本書は、太宰治の代表作「人間失格」の直筆原稿を、写真版で完全収録したものである。
 この「人間失格」の直筆原稿は、太宰の死後、遺された家族の手で、太宰本人が愛用した着物の生地を使い表装された和綴じ本4冊から直接撮影したものである。

 これ、凄い企画ですね。書店で手にとってなんかカンドー。
 作家の肉筆には、書き手の気持ちがなんらかの形で表れていると考えると、理想的な形なのかも。しかし現代では肉筆の作家っていったい何人いるか、、、??

スタン・ラウリセンス『贋作王ダリ―シュールでスキャンダラスな天才画家の真実』 (アスペクト)

 20世紀美術界最大の奇才、サルバドール・ダリ。なんとその全作品の約75%は「贋作」だった!
  ダリ専門アートディーラー兼詐欺師で、晩年のダリの隣人であった著者が克明に綴る、知られざるサルバドール・ダリの波乱万丈の生涯。欲望と狂気とスキャンダル渦巻く美術界を描いた驚愕のノンフィクション! 22カ国語に翻訳された世界的ベストセラー、ついに日本上陸!アル・パチーノ主演で2009年映画化決定!

夢のもののふさん 超現実ライフスタイル — スタン・ラウリセンス『贋作王ダリ』
 Stan Lauryssens: Crime writer(公式HP)

 原題は"Dali & I: The Surreal Story"。まさに超現実的な事実があったようです。
 調べてみたら映画は、なんと!

Dali & I: The Surreal Story (2009).

Director: Andrew Niccol

 監督があのアンドリュー・ニコル!!これは期待できます。
 『ガタカ』『シモーヌ』『ロード・オブ・ウォー』と現実の幻想性について描いてきたニコル監督の手になるシュウルレアリストの幻想的物語に期待。

諸星大二郎『巨人譚』(amazon)

 諸星大二郎、幻の作品集、遂に刊行!!
 短剣に印された“巨人の絵”を巡る 四つの物語。古代メソポタミア、古代ギリシャ、古代アフリカ──それぞれ の時代を生きる人々が繰り広げる人間模様。新作「ギルガメシュの物語」49 頁(予定)・カバー・口絵・解題を描下ろし+単行本未収録作品。

 諸星大二郎の描く巨人というと「僕とフリオと校庭で」をすぐ思い出しますが、今度はどんなタッチの物語が展開されるか。

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