■感想 M・ナイト・シャマラン監督『ハプニング』
『サイン』『アンブレイカブル』で鮮烈なイメージをみせたシャマランだけれど、ここのところ低調。
この映画、冒頭からの不安感を煽る雰囲気は、さすがシャマランという感じで、ドキドキして観た。
おしむらくはその不安が、またもや人間関係だけに集約していくこと。
これはちゃんとSF的な意味付けがほしかった。
前半の不安を、みごとに収束させるネタがあれば、、、、。(アイデアをギリギリまで思考し、シナリオを徹底的に練り込む集中力が落ちているのだろうか??)
映画を観終わって外へ出て「風」の音を聴いたら、少しだけドキッとする、そこはなかなか秀作な部分。
演出力は素晴らしいから、次作はシナリオを優秀なライターにまかせて、監督に徹した方がいいのかも。
◆関連リンク
・M・ナイト・シャマラン『ハプニング』
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