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2009.03.07

■新刊メモ
『機動警察パトレイバーザ・レイバー・インダストリー―レイバー開発全史』


『機動警察パトレイバーザ・レイバー・インダストリー ― レイバー開発全史』

【仕事告知】機動警察パトレイバー ザ・レイバー・インダストリー -
 (中川大地氏のBlog「暁のかたる・しす」より)

「90~00年代の日本」という圧倒的なリアリティを背景に持つパトレイバー世界の場合、我々の生きている「いま・ここ」の時点でのテクノロジー水準でもって、全高7mほどの乗用作業ロボットが実現する機構を説明づけなくてはならない。のみならず、それが「製品」として社会の様々な場面に普及するための政治経済的・社会史的条件や、犯罪や軍事に利用・応用される場合の理路を、いかに作品世界と矛盾せず、現実の歴史との地続き感のあるものとして説明するか―――。

そんな難題に、『一年戦争全史』を手がけたSF・架空戦記作家の林譲治氏と、『ガンダム・センチュリー』の伝説を築いた科学技術研究家の永瀬唯氏をツートップ監修に迎えて挑んだ、渾身の一冊

 SFアニメの裏設定をリアルなものとして描こうとするドキュメンタリーの試み。
 この企画、凄く面白そうです。

 目次には、「レイバー工学」「開発秘話」「企業解説 篠原重工他」 「レイバー経済学」「業界最王手篠原重工の経営戦略」、、、とまるで日経の工学系雑誌のようなタイトルが並んでいます。

 このBlogの中川氏が編集されているとのこと。
 Blogを見ると、『TACHIKOMA'S ALL MEMORY』編集されていたのですね。要注目のライター。

 次は、『攻殻機動隊』の世界もこのように描いてほしいもの。あ、『電脳コイル』も奥深くやれそうですね。ライターは仮想現実関連のIT学者さんとか、書きたくてたまらない方がいっぱいいそう。僕は東大舘教授に『電脳コイル』のテクノロジーについて、解説記事を書いて頂きたいです。漫画『攻殻機動隊』をゼミで読んでいるという東大舘研なので、当然『攻殻』もOKですね(^^)。

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