■愛知県アート2題 視覚の魔術 だまし絵
アヴァンギャルド・チャイナ―〈中国当代美術〉二十年―
特別展 視覚の魔術 だまし絵-Visual Deception
奇想の宮廷画家・アルチンボルドの傑作(ジュゼッペ・アルチンボルド《ウェルトゥムヌス(ルドルフ2世)》スコークロステル城 Skokloster Castle, Sweden)。日本初公開。
果物などを寄せ集めて顔を形作るダブルイメージ絵画で知られるアルチンボルドから、ダリ、マグリット、エッシャー、歌川国芳など古今東西の作家たちによる機知に富み、遊び心あふれるだまし絵の世界を紹介します。2009年4月11日(土)~6月7日(日)
名古屋市美術館
ヤン・シュヴァンクマイエルに大きな影響を与えたハプスブルク家お抱えの宮廷画家・アルチンボルドの絵が名古屋にやってくる!!
この絵を生で見ることができるとは思ってもみなかったので、凄く嬉しい。
他の作家については、どういった作品が並ぶかは、まだ公表されていない(もうすぐ公開なのに公式HPは更新なし)。
どうせなら、展覧会自体をヴンダーカンマー化したらいいのに。
愛知県美術館 現在の企画展:アヴァンギャルド・チャイナ―〈中国当代美術〉二十年― 見どころ.
本展では、中国に現代美術が登場した1980年代を出発点に、約20年間の中国現代美術の流れを包括的にたどります。
出品作家:
黄永砅(ホアン・ヨンピン1954-)/王広義(ワン・グァンイー 1956-)/張培力(ジャン・ペイリー1957-)/丁乙(ディン・イー1962-)/張暁剛(ジャン・シャオガン1958-)/方力鈞(ファン・リジュン1963-)/触覚小組(タクティル・アート1987-88) /新刻度小組(シンカドゥ・グループ1988-95)/顧徳新(グ・ダーシン1962-)/馬六明(マ・リウミン)/張洹(ジャン・ホァン1965-)/孫原+彭禹(スン・ユァン1972-+ポン・ユゥ1974-)/楊振中(ヤン・ジェンジョン1968-)/楊福東(ヤン・フードン1971-)/曹斐(ツァオ・フェイ1978-)/徐震(シュー・ジェン1977-)
僕の知っている中国人は独特の感覚の持ち主だった。
「アヴァンギャルド・チャイナ」、なんと底の深いアートを連想させる言葉だろう。
各作家の名前に、Google画像検索のリンクをはった。
度肝を抜く作品に出会いたいものである。
◆関連リンク
・ART iT: 曹斐(ツァオ・フェイ) インタビュー
当Blog記事
・小宮 正安 『愉悦の蒐集ヴンダーカンマーの謎』
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コメント
ミのつく職人さん、こんばんは。
公式HPに、展示作品紹介、出ましたね。
河鍋暁斎も観たいもの。
来週は、ヤノベケンジ展へ行く予定だけれど、だまし絵展は、その後になりそう。
投稿: BP(ミのつく職人さんへ) | 2009.04.05 19:18
いいこと聞いた! アルチンボルドが来るのですね。同時期の名古屋ボストンにはゴーギャンが来るそうですが、美術オタクのわたしはケレン味たっぷりのこっち。あわせて国芳も見てみたい。
投稿: ミのつく職人 | 2009.04.03 22:36