■究極の高速度撮影 STEAM:serial time-encoded amplified microscopy
UCLA合田圭介氏ら 連続時間符号化振幅顕微鏡法
世界最高速の撮影を実現
:UCLAの合田圭介氏ら(動画)
(WIRED VISION)
科学者たちが世界最速のカメラを開発した。毎秒610万コマの撮影が可能で、シャッタースピードは440ピコ秒[ピコは1兆分の1]を誇るという。これは、光でさえ1センチメートルの数分の1しか進めないほど短い時間だ。(略)
「serial time-encoded amplified microscopy」(連続時間符号化振幅顕微鏡法)の頭文字をとって『STEAM』と呼ばれるこの技術では、撮影対象となる物体に、波長がさまざまに変動する赤外線レーザーを照射する。これらの波長は、センサー上の1画素ごとに対応している。
物体が反射した光をカメラのセンサーが受けると、各画素はそれぞれに対応する波長を拾い、波長は電子的に強化される。ほんの数個の光子から構成される、元々の暗い画像信号が、鮮明になるまで増幅される。従来のデジカメでは、センサーが元の波長を認識していないため、こうしたことは不可能だ。[Natureの記事によると、光の伝送には特別な光ファイバーケーブルを使い、異なった波長が異なった時間で到着する時間を記録。このデータから画像を構成する。UCLA newsの記事にも説明がある]
なにやら物々しい名前の究極高速度映像装置。
これによって何を撮影するのか書いていないけれど、たぶん自然科学現象を光学的に捉えるために開発されているのでしょう。
光が数mm/コマしか進まない高速度で映像を捉えられるとしたら、光そのものの動きは写るのだろうか。波動であり粒子である光を粒としてとらえた映像が観てみたい(リンク先のYoutubeの映像のように)。んなもん、とれるわけないって??
◆関連リンク
・Optoelectronic Circuits and Systems Laboratory @ UCLA
・Access : Serial time-encoded amplified imaging for real-time observation of fast dynamic phenomena : Nature Nature論文
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