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2009.06.08

■神山健治監督『東のエデン』
 「第8話★あらかじめ失われた道程をさがして」
 演出:熨斗谷充孝 作画監督:山本径子

Eden_of_the_east_08 第8話★あらかじめ失われた道程をさがして

脚本:神山健治/佐藤大 絵コンテ:笹木信作 演出:熨斗谷充孝 作画監督:山本径子  美術監督:竹田悠介

 今回、動きの少ないつなぎ回。あとTVシリーズは3話を残すのみなのにこのペースでいいのだろうか、といらぬ心配をしてしまう。ここから急展開してTVとしての区切りをつけるのか、それとももろに映画へ続くのか。続くとすれば、年末までの数か月を待つのは随分つらい。あざやかな幕引きを期待したいもの。

 今回、登場した板津豊というひきこもりハッカーがなかなか興味深い。
 世間コンピュータとは、何か。そしてセレソンの謎は彼の手によってどこまで解かれるのか。動かない探偵の活躍を期待したい。

 にしても今週も痛い男・大杉君はシネコン(だよね?)で何を観たのか、かなり気になります。

◆関連リンク
・当Blog記事
 第7話「ブラックスワン舞う」
 第6話「東のエデン」
 第5話「今そんなこと考えてる場合じゃないのに」
 第4話「リアルな現実 虚構の現実」  第3話「レイトショーの夜に」
 第2話「憂鬱な月曜日」 第1話「王子様を拾ったよ」感想
 竹田悠介美術 HDR(High Dynamic Range)写真タッチの映像
 神山健治 『映画は撮ったことがない』刊行予定 小説版『東のエデン』

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 パンツの下宿もそのまま存在するみたいです!労作。
 

『東のエデン 第1巻』Blu-ray DVD

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コメント

私の書き方がおかしくてすいません。
Mr.outsideについては、「その身勝手な正義感も含めてSSSの「傀儡廻」を思わせる」と
きちんと説明するべきでした。

ただしその行動の背景には、ニートや高齢者問題を抱えて硬直化・閉塞化している
社会情勢があると思うので、これを例えるのに「Solid State Society」という表現を
あててみたものです。
突き詰めると、Mr.outsideってそんな社会の代弁者ではないのかなーと。

そこも含めて「比喩的な意味で」と付記したつもりですが
あまりにもこじつけすぎなのは否めません。
もし混乱させちゃったとしたら、ごめんなさい。

投稿: 青の零号 | 2009.06.14 16:30

 青の零号さん、まいどです。

>>全11話って確かに少ないですが、考えようによっては攻殻S.A.C.から
>>COMPLEX EPISODEだけを抜き出した話数とほぼ一緒なので、構成上は
>>そんなにムリしてるわけでもないのかもしれません。

 あ、そんなもんですか。
 とすると、11日間という縛りで物語進行が飛ばせず、進展が制限ということですかね。

>>それと、TVシリーズでは「エデンの設立」までを描くとすれば、映画で描かれるのは
>>やはり「エデン崩壊」になるのでしょうか?
だとしたら、ホントに攻殻S.A.C.2ndの再来になりそうですが・・・。

 どうやらその雰囲気濃厚ですね。
 滝沢のエデン合同の取り組みの具体的姿を見せたところで終了。あとは映画でその終章を、とか。

>>もしかすると、Mr.outsideの正体って(比喩的な意味で)
>>「Solid State Society」そのものかもしれませんね。

 これって、仕組まれた社会システム、そのもの、って意味ですか?
 9話で板津が最後に見つけた国家権力の影がどんなものだったか、とても興味あります。

 いずれにしてもMr.outsideをぶんなぐる=社会そのものを射るって形へ持って行くんでしょうね。

投稿: BP(青の零号さんへ) | 2009.06.14 10:08

こんにちわ、青の零号です。
全11話って確かに少ないですが、考えようによっては攻殻S.A.C.から
COMPLEX EPISODEだけを抜き出した話数とほぼ一緒なので、構成上は
そんなにムリしてるわけでもないのかもしれません。
あとは映画へとキレイにつながるように終わってくれれば、年末までDVDを見直して
基礎学力アップに努める意欲が持続しそうです。

それと、TVシリーズでは「エデンの設立」までを描くとすれば、映画で描かれるのは
やはり「エデン崩壊」になるのでしょうか?
だとしたら、ホントに攻殻S.A.C.2ndの再来になりそうですが・・・。

もしかすると、Mr.outsideの正体って(比喩的な意味で)
「Solid State Society」そのものかもしれませんね。

投稿: 青の零号 | 2009.06.13 17:18

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