■神山健治監督『東のエデン』
「第8話★あらかじめ失われた道程をさがして」
演出:熨斗谷充孝 作画監督:山本径子
脚本:神山健治/佐藤大 絵コンテ:笹木信作 演出:熨斗谷充孝 作画監督:山本径子 美術監督:竹田悠介
今回、動きの少ないつなぎ回。あとTVシリーズは3話を残すのみなのにこのペースでいいのだろうか、といらぬ心配をしてしまう。ここから急展開してTVとしての区切りをつけるのか、それとももろに映画へ続くのか。続くとすれば、年末までの数か月を待つのは随分つらい。あざやかな幕引きを期待したいもの。
今回、登場した板津豊というひきこもりハッカーがなかなか興味深い。
世間コンピュータとは、何か。そしてセレソンの謎は彼の手によってどこまで解かれるのか。動かない探偵の活躍を期待したい。
にしても今週も痛い男・大杉君はシネコン(だよね?)で何を観たのか、かなり気になります。
◆関連リンク
・当Blog記事
第7話「ブラックスワン舞う」
第6話「東のエデン」
第5話「今そんなこと考えてる場合じゃないのに」
第4話「リアルな現実 虚構の現実」
第3話「レイトショーの夜に」
第2話「憂鬱な月曜日」 第1話「王子様を拾ったよ」感想
竹田悠介美術 HDR(High Dynamic Range)写真タッチの映像
神山健治 『映画は撮ったことがない』刊行予定 小説版『東のエデン』
・東のエデン(アニメ)まとめWiki - トップページ
・東のエデン 聖地巡礼 お前らなんぞ、京都じゃないわ! - ローリング廻し蹴り
パンツの下宿もそのまま存在するみたいです!労作。
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コメント
私の書き方がおかしくてすいません。
Mr.outsideについては、「その身勝手な正義感も含めてSSSの「傀儡廻」を思わせる」と
きちんと説明するべきでした。
ただしその行動の背景には、ニートや高齢者問題を抱えて硬直化・閉塞化している
社会情勢があると思うので、これを例えるのに「Solid State Society」という表現を
あててみたものです。
突き詰めると、Mr.outsideってそんな社会の代弁者ではないのかなーと。
そこも含めて「比喩的な意味で」と付記したつもりですが
あまりにもこじつけすぎなのは否めません。
もし混乱させちゃったとしたら、ごめんなさい。
投稿: 青の零号 | 2009.06.14 16:30
青の零号さん、まいどです。
>>全11話って確かに少ないですが、考えようによっては攻殻S.A.C.から
>>COMPLEX EPISODEだけを抜き出した話数とほぼ一緒なので、構成上は
>>そんなにムリしてるわけでもないのかもしれません。
あ、そんなもんですか。
とすると、11日間という縛りで物語進行が飛ばせず、進展が制限ということですかね。
>>それと、TVシリーズでは「エデンの設立」までを描くとすれば、映画で描かれるのは
>>やはり「エデン崩壊」になるのでしょうか?
だとしたら、ホントに攻殻S.A.C.2ndの再来になりそうですが・・・。
どうやらその雰囲気濃厚ですね。
滝沢のエデン合同の取り組みの具体的姿を見せたところで終了。あとは映画でその終章を、とか。
>>もしかすると、Mr.outsideの正体って(比喩的な意味で)
>>「Solid State Society」そのものかもしれませんね。
これって、仕組まれた社会システム、そのもの、って意味ですか?
9話で板津が最後に見つけた国家権力の影がどんなものだったか、とても興味あります。
いずれにしてもMr.outsideをぶんなぐる=社会そのものを射るって形へ持って行くんでしょうね。
投稿: BP(青の零号さんへ) | 2009.06.14 10:08
こんにちわ、青の零号です。
全11話って確かに少ないですが、考えようによっては攻殻S.A.C.から
COMPLEX EPISODEだけを抜き出した話数とほぼ一緒なので、構成上は
そんなにムリしてるわけでもないのかもしれません。
あとは映画へとキレイにつながるように終わってくれれば、年末までDVDを見直して
基礎学力アップに努める意欲が持続しそうです。
それと、TVシリーズでは「エデンの設立」までを描くとすれば、映画で描かれるのは
やはり「エデン崩壊」になるのでしょうか?
だとしたら、ホントに攻殻S.A.C.2ndの再来になりそうですが・・・。
もしかすると、Mr.outsideの正体って(比喩的な意味で)
「Solid State Society」そのものかもしれませんね。
投稿: 青の零号 | 2009.06.13 17:18