■アラン・ムーア作,エディ・キャンベル画 『フロム・ヘル:From Hell』出版予定
- 翻訳 = 柳下毅一郎
- B5判並製カバー装
2009年10月10日刊行- [上]288頁/予価 2730円
- [下]312頁/予価 2730円
アラン・ムーアの本領たるダイナミックな構成力と想像力、奥行きのある世界観が遺憾なく発揮された傑作にして怪作。(略)ノンフィクション・ノベルに奇想をハイブリッドした異例の形式を採用している。
本はまちがいなく傑作なので、できるだけ多くの人に手にとってもらいたいとひたすら願うのみである。たぶんSFファンには「『ウォッチメン』のアラン・ ムーア」でいいんだろうし、翻訳文芸ファンに届くのはそんなに心配してない。気になっているのは、いちばん読んで欲しいミステリ・ファンと漫画読者で、こ の層に『フロム・ヘル』の凄さを伝えるにはどうしたらいいものか、なかなかに悩みが深いのだ。
「ノンフィクション・ノベルに奇想をハイブリッド」。刺激的なコピーです。
遅まきながら先日読んだ『ウォッチメン』が傑作だったので、これも期待。
このネタはあちこちで既に語られているわけだけれど、アラン・ムーアの奇想がどういう決着を描くのか。考えるとなんだか恐ろしいラストが待っていそうである。
◆関連リンク
・ちゃいるどふーず・ねばー・えんど | アラン・ムーア「フロム・ヘル」出ます
・Alan Moore『From Hell』
なか見検索で数ページ、内容が観られます。
・アルバート&アレン・ヒューズ(監督『フロム・ヘル』
1888 年のロンドン、ホワイトチャペル。(略)
ロンドン のアヘン窟ではアバーライン警部がアヘンの幻覚の中である殺人事件を目撃していた。路地を歩く女性、背後に迫る視線、女の顔に浮かぶ死の恐怖、飛び散る鮮 血、ぶどうの房の小枝、息絶えて横たわる女の体、死体を切り刻むリストン・ナイフ……。しかし、それは単なる幻覚ではなく、現実の世界で起きていた殺人事件だった。
・YouTube - Alan Moore Discusses WATCHMEN: The Mindscape Of Alan Moore.
アラン・ムーアを描いたドキュメンタリー。
『ウォッチメン』のラストをムーアが語っています。
当Blog記事
・感想 アラン・ムーア原作/デイブ・ギボンズ作画『ウォッチメン』
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コメント
>>傑作
>>快作
>>奇想
わかりにくかったですね。
ここはみすず書房公式ページからの引用文です(このBlogでは、左に余白がある部分は、文章の引用部分になっています)。
僕は未読ですので、この表現がどうだかは、発刊までお預けです。
投稿: BP@究極映像研 | 2009.07.30 23:50
傑作
快作
奇想
貴方の読みが浅過ぎ!
投稿: きなこもちが食べたいけど貴方はいかが? | 2009.07.30 11:24