■国際宇宙ステーション 日本実験棟「きぼう」
ISS Japanese Experimental Module Kibo
きぼう広報・情報センター
フォトライブラリ 船外パレット
船外実験プラットフォーム
(JAXA)
先週、若田宇宙飛行士の2ヵ月にわたる宇宙滞在からの帰還についてはTVニュースになっていたのだけれど、ほとんどこのきぼうの建造については見かけなかったので、写真やビデオを探してみた。
まず右の写真は、「宇宙航空研究開発機構(JAXA)提供」とクレジットすれば、誰でも使える画像。上記リンクより引用。
既に稼働している居住区に、大物の船外パレットと船外実験プラットフォームが搭載されて、いよいよ日本モジュールきぼうの完成である。
下の関連リンクにググったニュースへのリンクを掲載したが、ネットではそれなりに記事が出てくるが、僕が観たテレビニュースや新聞では、この完成について、詳細に取り上げたものはなかった(実は先週もテレビニュースはろくに観てないので、特集したものもあったかもしれないけど(^^:))。
というわけでどうしても観たかったビデオ映像であるが、JAXAがまとめたものが以下に掲載されている。
船外パレットと船外実験プラットフォームの搭載状況も映し出されている。
ロボットアームが取り付けられて、いかにも宇宙基地然としたかっこいいデザインだと思う。映像のテレビ映りも素晴らしい。
アポロ月着陸40周年の今年、こうして日本の有人宇宙施設が完成したのは、偉大な進歩だと思う。アポロの時代に少年時代を送った我々王立科学博物館世代にとってはビッグニュースのはずなのに、このマスコミの静けさは何なのだろうか。
上のビデオにある様に、このきぼうは、日本の重工メーカの持つ宇宙技術、潜水艦技術等で構築されたもの。宇宙技術は信頼性・安全性が最も重要で、地上である程度、枯れた技術が使われる傾向にあるにしても、日本の先端技術のひとつであることは間違いない。もっと技術立国としては騒いでもいいと思うのだけれど、どうだろうか。
最近は環境問題を中心にハイブリッドカーだとか、EVだとか、そうした技術のみが持てはやされているけれど、なんかそれらはネガを消す技術であって、昔の宇宙開発のようにフロンティアスピリットをくすぐるようなワクワクするテクノロジーと思えない。
かつての宇宙少年は、もっと国際宇宙ステーションのニュースは大々的に取り上げてほしいのだけれど、マスコミ各社殿、いかがでしょうか。暗い景気と政治のニュースばかりでなく、子供たちをワクワクさせる話題を盛り上げて、未来の素晴らしさも体感させてあげてほしいと思うのは僕だけだろうか。
◆関連リンク
・国際宇宙ステーション:実験棟きぼう完成 - Google ニュース
・SPACE@NAVI-Kibo WEEKLY NEWS 第67号
ビデオライブラリ - 宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター - JAXA.
今回は、7月16日午前7時03分にNASAケネディ宇宙センター(KSC)から打上げられたスペースシャトル「エンデバー号」(STS-127(2J/A)ミッション)の様子を、「きぼう」日本実験棟 第3回組立てミッションの話題を中心にダイジェストでお届けします。
・NASA - ISS Assembly Mission 1J
NASAのミッションとしては、ISS Assembly 2J/Aということになるらしいのだけれど、まだデジタルのアーカイブが立ち上がっていないようです。
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