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2009.09.21

■森山威男ジャズナイト2009
 山下洋輔 森山威男 田中信正「CHIASMA (キアズマ)」

Photo 森山威男ジャズナイト2009

「ヤマシタ・トリオ」結成40周年を記念し、盟友 山下洋輔が登場。

山下洋輔(p)、森山威男(ds)、高瀬龍一(tp)、岡崎好朗(tp)、中路英明( tb)
渡辺ファイアー(as)、音川英二(ts)、川嶋哲郎(ts)
田中邦和(bs)、佐藤芳明(acc)、田中信正(p)、望月英明(b)

 ジャズドラムの森山威男氏のコンサートへ行ってきました。うちの地元在住の森山氏、今年で9回目の毎年恒例の演奏会、近所なのだけれど初めての観賞。
 もともと山下トリオの演奏すらCDでも聴いたことのない素人、ジャズを評する言語を持ち合わせていない故、読み飛ばしていただければ幸い(^^;)。

 オーソドックスな曲で開幕したコンサートが爆発したのは、山下氏が登場しトリオの定番(だったらしい)「CHIASMA」が鳴り出してからである。
 ドラムもサックスも、そしてピアノも大炸裂。音楽の枠組みを破壊していくようなパワー。これが山下と森山の音なんだなーと衝撃の一曲。そしてやはりこういうのはホールで聴くべきですね。音の奔流に酔います。

 特に凄かったのが、山下氏に挑みかかっていくもうひとりのピアニスト田中信正氏。長い腕と指のストロークが意表をついた動きでアヴァンギャルドに鍵盤を舞う。鋭角な音が物凄い早さでたたき出され、交互に演奏された山下洋輔の音がまろやかに聴こえるって感じ。

 ここのBlog的に書くと、生で金田伊功のアニメートの動きを見ているような感覚。田中信正の動きは『ブライガー』OPか、というくらい体の中からにじみ出てくるような奔放な映像を照明の下に描き出していた。

 JAZZってこんなに動きの芸術だったんだと感動。まさに超絶を見た聴いた。来年からも聴きに来ようっと。

◆関連リンク
YouTube - 山下洋輔トリオ復活祭 - CHIASMA (キアズマ)
森山威男ジャズナイト2009編(2009年8月放送)
HORI AKIRA:マッドサイエンティストの手帳
 毎年参加され、自身のHPで森山氏の演奏について書かれているSF作家 堀晃氏を会場で目撃。長身で黒一色、マッドサイエンティストチックな雰囲気を醸し出しているので(^^;)、面識のない僕にもすぐにわかりました。
YouTube - Moriyama Takeo Quintet - Your Son
 森山バンドのオリジナル曲。オーソドックスだけれど、いい曲でした。
YouTube - Nobumasa Tanaka
 そして最後に田中信正氏のピアノ。こちらの動きは抑えられて鬼気迫る演奏は拝めません。まるで甲本ヒロトがピアノの上で舞っているようなあの動きはYoutubeの他の映像でも残念ながら見られない。
ジャズピアノの奇才 田中信正 (タナカノブマサ) - 関心空間
田中信正(Amazon)
 iTune Storeで検索すると数十曲の冒頭が聴ける。

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