■感想 『Star Trek : スター・トレック』『1408号室』
こういう趣向だったんだ新作スタトレ。BluRayで観ました。
パラレルワールドもので、まさに『スター・トレック』リ・ボーン。初代シリーズのクルーが集まって迎えるエンディングタイトルが素晴らしい。これから生まれ変わったエンタープライズにどんな冒険が待っているか、あのテーマ音楽が流れて多種恒星系が映し出される映像に当時のワクワク感を思い出した。
キャラクターと物語が初代の雰囲気をうまく出している。だけれども映像は現代的に洗練されてスピーディ。(ただし衣装と小道具は敬意を表して当時のコピー。これはご愛嬌(^^;))。
そして老年の○○と青年の○○の邂逅。ある意味、自分の過去を生き直すような設定で、テレビシリーズを毎回楽しみにしていた子供時代を思い出し、自分も若返ったような気分。まさにここから新たなエンタープライズの物語が始まる、という息吹があって好感が持てる。
ご都合主義やあれれな設定もなんのその、そこがまた『宇宙大作戦』していて、これがいい味になっている。若返ったシリーズがJ・J・エイブラムス監督によって再テレビ化されるのもありかと。(ただし、やはりドクターは「マッコイ」、操縦士は「ミスター・カトウ」でないとね(^^;) )。
スティーブン・キング原作のホラー。
キング原作映画の中ではよくできていると思う。お薦め。
ほとんど一人芝居のように密室で進む作劇も○。
そして幻惑的な物語が、物理的に部屋の現実をバリバリと破っていくところが圧巻。この文字通り幻想をはぎ取るところとか、好きです。
◆関連リンク
・『スター・トレック スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]』
・ミカエル・ハフストローム監督『1408号室 [Blu-ray]』
・webDICE - 骰子の眼 - この恐ろしさをどう表現したらよいのか…スティーブン・キング原作『1408号室』
・『幸運の25セント硬貨』 キングの原作。
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