■デイヴィッド・リンチ作品ネットオークション David Lynch on artnet
David Lynch on artnet
デイヴィッド・リンチのアート作品の展覧会を紹介してきたが、今回はその作品のネットオークションの紹介。
上記artnetというHPで、現時点66点のリンチ作品が販売されている。
それなりの大きさの画像で、作品を楽しめるので、リンチファンの方にはお薦めです。
上記はそこから12点、僕の気に入ったものを引用しました。
まるでリンチの映画のワンシーンを見るような独特のタッチの映像。ブレた写真は彼が敬愛するフランシス・ベーコンの絵画を思わせる。
しかし不安になるのは、われわれはもう彼の映画を観られないのだろうか、という心配。これら作品の売り上げが次の作品の資金になることを強く希望したい。
twitterでリンチ宛につぶやいてみようかな(^^)。
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コメント
RetreatSyndromeさん、コメント、ありがとうございます。
視覚デザイン、勉強されてたのですね。
>>色だけで画面を構成すると陥りやすいのですが、なんとなく印象が薄いということがあります。その場合グレースケールにしてみると全体的に同じ濃度だったりします。つまりコントラストがないんですね。印象が薄いわけです。油絵でもまず、グレースケールで明暗を捉えてから色を乗せていくというのと同じ考え方です。
一度グレースケールでチェックするわけですね。映画監督やカメラマンは、現場でカメラを通して技術的にやっているか、頭の中でやっているのでしょうね。
>>そういえばリンチは絵画を習ってましたね。
そうした知識はあるんでしょうね。ただあのレベルへ持って行けるのは、まさにアーティストの感性なのでしょう。音楽からのフィードバックもあるかも。
投稿: BP(RetreatSyndromeさんへ) | 2010.01.10 12:21
投稿してから、ちょっと偉そうなこと言っちゃったなと思っていたのですが、ついでに補足させていただくと...(視覚デザインの理論が更新されていなければ、という前提なのですが)色だけで画面を構成すると陥りやすいのですが、なんとなく印象が薄いということがあります。その場合グレースケールにしてみると全体的に同じ濃度だったりします。つまりコントラストがないんですね。印象が薄いわけです。油絵でもまず、グレースケールで明暗を捉えてから色を乗せていくというのと同じ考え方です。そういえばリンチは絵画を習ってましたね。
お粗末でした。
投稿: RetreatSyndrome | 2010.01.09 21:26
RetreatSyndromeさん、はじめまして。
面白いコメント、ありがとうございます。
>>よく色彩については語られることの多いリンチですが、僕がいつも思うのは、あまり語られないのですが、明度のコントラストが素晴らしいということです。
特に黒と赤の明度は素晴らしいですね。
>>人間はいわゆる「色」よりも明度により反応するので、そういう意味では、リンチの映像は、意識として残りやすい「色」よりも無意識に残りやすい「明度」に訴えるのではないかと思っています。
確かに「明度」の方が無意識への影響が強そうですね。明度にリンクしてあの音楽の深い階調も同じ効果を出していそう。
>>グレースケールにしてみると、その素晴らしさが実感できます。
そうか、カラー作品も一度モノクロで観てみるのも良さそうですね。なんかワクワクしますね。
投稿: BP(RetreatSyndromeさんへ) | 2010.01.09 09:07
お疲れ様です。
よく色彩については語られることの多いリンチですが、僕がいつも思うのは、あまり語られないのですが、明度のコントラストが素晴らしいということです。人間はいわゆる「色」よりも明度により反応するので、そういう意味では、リンチの映像は、意識として残りやすい「色」よりも無意識に残りやすい「明度」に訴えるのではないかと思っています。グレースケールにしてみると、その素晴らしさが実感できます。ちなみに「明度」についてはリドリー・スコットも素晴らしいです。
投稿: RetreatSyndrome | 2010.01.07 18:11