torne(トルネ)™(公式サイト)
PlayStation.com
PS3®専用周辺機器
地上デジタルレコーダーキット
『torne(トルネ)™』
希望小売価格 9,980円
3月発売予定(プレスリリース)
これいいですね。外付けHDも使用可らしいし。CELLの能力が一つ開花というところでしょうか。
BS・CS放送及びデータ放送は非対応。CATV C13~C63ch ※CATVはパススルー方式のみ対応します。
地上波デジタルとあるけれど、BSもケーブルTV経由なら大丈夫みたい(CATVでもBSは無理のようです)。PS3持ってるので買おうかな、と思ってるのだけれど、一つ大きな問題がある。
◆問題 レコーダが壊れたらハードディスクデータはゴミ
問題は、無限に外付けハードディスクで容量を増やすことが出来るのだけれど、残念ながらこれも他のハードディスクハイビジョンレコーダと同じく、録画したPS3本体のみでしか再生できない、、、ということ。PS3のその個体が壊れたら録りためたHDのコンテンツは全て無駄になる、ということ。
これ、本当になんとかならないものだろうか。単価で言えば、ブルーレイ・ディスクよりハードディスクの方が安くなっている現在、利便性からいけばHDに録りためるのが現実的。なのに録画した個体しか再生できないということで、こうした問題が起きる。結局、コンテンツの拡散を恐れる為に出てきた仕様なのだろうけれど、ユーザにとって迷惑この上ない。
こういう時にB-CAS(Wikipedia)が何故、録画データとセットで拡散のプロテクトにならないか、と思ってしまう。録画機個体ごとにB-CASカードがあるのだから、それとセットで録画データに視聴規制をかければいいものを。ICカードの方がレコーダより長持ちするはずなので、レコーダが壊れてもカードとセットで使用すればHDの録画データが観られるとしてほしい。今だと、カードはいったいなんのためにあるのか、と疑問大。はっきり言ってメーカと業界団体のため、ユーザになんのためにもなっていないんじゃないかな。
★'10.1/22 訂正追記
下記リンクで新情報がありましたので、訂正追記します。
PS3が壊れても、次にまたPS3を買えば、データは継承できるようです。
PS3用地デジチューナ「torne」を体験してみた -AV Watch
PS3が故障し新しいPS3を買った場合はデータ転送機能を用いて、古いPS3から新しいPS3に録画済み番組を移すことができ、以前のPS3で録画した外付けHDDの番組を再生できる
こんな情報も。8台まで、とのこと。
録画先は本体HDDに加え、USBで外付けしたHDDにも行なえる。HDDは使用前に登録が必要で、最大8台まで登録可能。USBハブを使って最大4台ま
で同時接続も可能。なお、録画済み番組を内蔵HDDから外付けHDDに移動させたり、外付けHDD間で移動させる事は可能だが、外付けHDDからPS3内
蔵HDDに移動する事はできない。
◆SONY vs Apple
唐突なのだけれど、Appleが今月末に発表すると言われているSlate/iTabletというのは、電子ブックリーダーと言われているけれど、それだけだろうか。
僕はAppleのiPodに続く家電製品への進出として、電子ブックリーダーの役割だけでなく、ビデオレコーダ(ハイビジョンレコーダ)としての機能を持たせるのではないか、と勝手に予想している。
Apple TVがいまいち伸びていないらしいが、タブレットPCにドックが付いていて、ドックにハイビジョンデジタルチューナーが搭載されていて、ハードディスクにコンテンツを録りためる。そしてiPodのようにどこででも録画したコンテンツが楽しめる液晶プレイヤ。もちろんiTuneからのハイビジョン映画のダウンロードにも対応。
アップルのコンシューマ市場戦略として、音楽の次に書籍、というのもわからないではないけれど、やはり市場としては音楽に続きAV,ビデオ機器に手を伸ばすと考えるのが普通だと思うから。そしてPCの性能が動画のハンドリングに問題ないくらい速くなり、ハードディスクの値段が恐ろしくこなれている現在、機が熟していると思うのだけれど、、、。
そして家電メーカが、ブルーレイ・ブィスクレコーダーへリソースを集中している今って、まさに音楽プレーヤがMDに集中して、PCとの融合/メモリ,ハードディスクレコーディングでApple iPodに市場を奪われたのと、まったく同じ過ち(日本メーカにとっては。ユーザにとっては過ちか微妙)を犯そうとしているかに見えるのだけど、この分析は間違いだろうか。オーディオでiPodに商権奪われたのと同じ事態がいずれくる事は自明ですよね。
で、今回のSONYの打った手はまさにそこを見据えているようにもみえる。
つまりAppleのMAC, Slate/iTablet + iPhone + iTune Storeのハイビジョンエコシステムへの対抗。
torne + PS3 + PSP + PlayStation
Store は、Appleが近い将来とると考えられる戦略への対向として実現したのかも、ウォークマンの二の舞避ける為に。でなきゃビデオレコーダ部門がOKしないような気がする。
3月より9980円でPS3がハイビジョンレコーダーになる理由(ホームサーバの戦い・第47章):夢幻∞大のドリーミングメディア - CNET Japan
PSPやPlayStationに映画や音楽を配信するのと同じインフラを利用、ゲーム、ビデオ、音楽、電子書籍をソニーのデバイスに届ける。ユーザーはひとつのIDを使用してSony Online Service(仮称)に接続することが可能
という情報もあり、SONYの布石は着々と進んでいるようにみえる。
さて、次は今月末のAppleの一手がどうなるか。楽しみです。
torneを買うかどうかは、こうした動きを見てから決めようと思う。(こんなこと考えてるから(金もないけど(^^;))、ブルーレイは買えないでいます)
◆関連リンク
・夢幻∞大のドリーミングメディア - CNET Japan
ソニーがPS3にレコーダー機能をつけるのも、本体と「torne」で4万円という、ライトユーザーの呼び水とともに、もう一つ伸びないBD普及を促進する意味も含め、PSN登録者を増やし、一挙に「配信はPS3」という形を築き上げるのが目的だと思われる。
一方、アップルの「Apple TV」がもう一つ伸び悩んでいるとしたら、ひょっとして今回のタブレットは、「Apple TV」機能も含まれている(つまり携帯テレビ?)かもと想像をたくましくするのだが、果たして単なる電子ブックリーダーなのか?
こちらの記事でも同様の推測をされているようです。
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