■世界最大のプラネタリウム建造中@名古屋市科学館
名古屋市伏見を歩いていると、ビル街にこの異様な建造物が突然現れる。
まるで巨大な球体宇宙船が降り立ったかのようである。しかしてその正体は...。
まずはクリックして、iPhoneで撮った写真をお楽しみください。
名古屋市は2010年度の完成を目指している名古屋市科学館の新館に世界最大のプラネタリウム(直径35m)を設ける事を盛り込んだ基本計画を発表。
世界最大としてギネスブックに登録されている愛媛県総合科学博物館のプラネタリウム(直径30m)よりも直径が5m大きい。限りなく本物に近い星空の再現を目指し、エンターテイメント性豊かなプラネタリウムを整備する。
・光ファイバーで一つ一つの星に光を導き投影する最新技術で、リアルで美しい星空を再現
・高解像度プロジェクター6台を駆使し、宇宙旅行を擬似体感できるなど全天に広がる動画を上映
・ドーム内を音が動き回るように感じるなど、映像に臨場感や迫力を与える音響装置
ということでドーム内径35mという世界最大のプラネタリウムが2011年春公開へ向けて現在建造中。この建造の光景はまさしくセンス・オブ・ワンダー。
下の完成想像図にあるように、構造的には二つのビルの間に宙づりにされるような形でこの巨大球体が形作られる。科学館として子供たちの心に驚きをもたらす、素晴らしい建築構造だと思う。
プラネタリウムとしては上記リンク先にあるPDF等を見ると詳細が説明されているが、球体全てがプラネタリウムではなく(そんな凄いものも観てみたかったが)、下半分が展示ホール、上がプラネタリウムとなっている。
プラネタリウムとしての構成は左図にあるように、光学式プラネタリウム、パノラマ投影機、全天デジタル投影機6台、レーザー投影機5台、補助投影機5台、スモークマシン2台という陣容。
あと科学館として他の設備では、新造中の中に巨大なテスラ・コイル2台による"放電ラボ"が計画されている。これもバリバリとセンス・オブ・ワンダーにあふれた巨大幻想装置である。楽しみ!
◆関連リンク
・名古屋科学館 プラネタリウム - Google 画像検索
・科学館の新プラネタリウム « 名古屋栄でWebサイト制作|ワンズ
ここにあるプラネタリウム建造中の写真が素晴らしい。デス・スター。
・テスラコイルと言えばこちらも。当Blog過去記事
『ヤノベケンジ―ウルトラ展』「ウルトラ-黒い太陽」テスラコイル吠える!
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コメント
ホシノさん、RetreatSyndromeさん、コメントありがとうございます。
>>たしかに全球が投影面だったら、全天周モニターのように宇宙に浮いてる感覚を得られたかも。
そーですよね、そんな凄い体験がしたかった!
>>完成予想図だと某テレビ局にしか見えませんが
実際の建設中写真だとかなり圧迫感のある、宇宙船降臨って感じですね
下から見上げると、お台場より地上にずっと近いので圧迫感がなかなかでした。オープンしてから直近で観てみたいものです。
>>オープンしたら是非体験してみたいです。名古屋まで遠いけど・・・
遠くから来られる価値がありそうかどうか、来年開館したらしっかりレポートしますね。
投稿: BP(ホシノさん、RetreatSyndromeさんへ) | 2010.03.21 12:29
オープンしたら是非体験してみたいです。名古屋まで遠いけど・・・
投稿: RetreatSyndrome | 2010.03.20 02:56
たしかに全球が投影面だったら、全天周モニターのように宇宙に浮いてる感覚を得られたかも。
完成予想図だと某テレビ局にしか見えませんが
実際の建設中写真だとかなり圧迫感のある、宇宙船降臨って感じですね。
投稿: ホシノ | 2010.03.18 15:15