■新刊他メモ『4444』『アニメーションの先駆者 大藤信郎 孤高の天才』
『ライアン・ラーキン やせっぽちのバラード』
ネットで公開されていた古川日出男『4444』が本として出版される。
44篇の掌編。そして解説はあの円城塔氏。
日本アニメ史初期に 偉大な功績を残した大藤信郎の手掛けたアートアニメ作品集。千代紙や影絵などを使った独特の手法を用い、幅広い分野で個性的な作品を作り続けた彼の短編アニメの中から「馬具田城の盗賊」「くじら」ほか全18編を収録する。
大藤賞は有名だけれど、実際の作品はなかなか目にする機会がなかった。
この素朴なジャケット画がいいです。
クリス・ロビンソン, 土居 伸彰訳『ライアン・ラーキン やせっぽちのバラード』
25歳、「ウォーキング」でアカデミー賞ノミネート。28歳、アニメーション史上に残る傑作「ストリート・ミュージック」完成。若くして栄光を手にした ライアン・ラーキンは、一転、成功と創作のプレッシャーに追いつめられ、すべてを捨ててホームレスとして生きることを選んだ。
1965年から72年にかけて4本の短編作品を残し、2007年にこの世を去った伝説のアニメーション作家の希有な人生を、アニメーション映画界の名物 ディレクターが追った、魂のノンフィクション。噂は本当だった。伝説のアニメーション作家ライアン・ラーキンは、モントリオールの路上で物乞いをしながら暮らしていた。彼を「発見」した著者は、ライアンにある提案をもちかける—。六〇年代の栄光と挫折、救い主探し、人間のつながりの意味を見いだすこと、そしてアニメーション。二人の男の人生が交錯する ゴンゾー・ジャーナリズム的ラーキン伝。
この本は新刊というわけではないけれど、実は刊行されたことを知らなかったので御紹介。
物凄く面白そう。でもその前に、ライアン・アーキンの作品をしっかりみないと。、、、というわけで以下DVD。
DVD『Ryan: The Special Edition Dvd (Sub Dol) [Import]』
DVD ライアン・ラーキン『路上に咲いたアニメーション コレクターズ・エディション』
1. 『ライアン』 2004年 / 14分 / 原題:RYAN / 監督:クリス・ランドレス
2. 『ライアン・ラーキンの世界』 2004年 / 52分 / 原題:ALTER EGOS / 監督:ローレンス・グリーン
3. 『シランクス』 1965年 / 3分 / 原題:SYRINX / 監督:ライアン・ラーキン
4. 『シティスケープ』 1966年 / 1分 / 原題:CITYSCAPE / 監督:ライアン・ラーキン
5. 『ウォーキング』 1968年 / 5分 / 原題:WALKING / 監督:ライアン・ラーキン
6. 『ストリート・ミュージック』1972年 / 9分 / 原題:STREET MUSIQUE / 監督:ライアン・ラーキン
7. 『スペア・チェンジ 小銭を』2008年 / 7分 / 原題:SPARE CHANGE★奇跡の短編と、関連ドキュメンタリーを完全収録!
★劇場公開時は3分のダイジェスト版のみの上映だったドキュメンタリー『ライアン・ラーキンの世界』の完全版(60分)も収録!
『霧 の中のハリネズミ』や『チェブラーシカ』など、数々の名作を生んだロシアのアニメスタジオ・サユーズムリトフィルムの歴史をたどるドキュメンタリー。ユー リー・ノルシュテインやフョードル・ヒトルークなど貴重なインタビューやメイキングを収録。
DVD『東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻第一期生修了作 (2010)』
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