■特殊視覚生体 デメニギス:Macropinna microstoma
本種の最大の特徴は頭部および眼球である。デメニギスの頭部は透明なドーム状の膜で覆われ、内部は液体で満たされている。眼球は他のデメニギス類と同様に筒状となっており(管状眼と呼ばれる)、軸を回転させることにより前方-真上の範囲で視点を変えることができる
YouTube - Macropinna microstoma: A deep-sea fish with a transparent head and tubular eyes(動画)
デメニギス:学名Macropinna microstoma。「カスペ!・ヘンな生き物100連発第3弾」というTV番組で見かけた頭部が液体ドームで、その中に緑色の透明目玉が格納されている深海魚。
外に出ている黒い部分は眼ではなく鼻らしい。
素晴らしい眼球、この深海魚は特殊視覚生体とでも呼ぼうか。
この生体は、人の想像力を超えてる感覚。さすが神様、良い仕事してます(^^;)。
この凄い眼を観て『眼の誕生 カンブリア紀大進化の謎を解く』という本を思い出した。おそらくこの生物もカンブリア紀に地球生物が視覚を初めて持った時から、深海で視覚をこのように極限まで進化させてきたのだろう。
まさに人造かCGに見えるが、それらが描き出してきたどんな生物よりも奇妙かもしれない。SFXの想像力は、まだまだ地球生物の奇想に追いついてないw。
◆関連リンク
・Monterey Bay Aquarium Research Institute
この映像を撮ったMBARI:モントリーベイ水族館研究所。
・MBARIニュースリリース
Researchers solve mystery of deep-sea fish with tubular
eyes and transparent head
デメニギスの研究結果
・YouTube
- Magnapinna sp. - The Long-armed Squid
こちらの動画の深海生物も凄い。アビスの世界だ! 深海は異星。
MBARIのロボット深海艇、いい仕事している。
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コメント
shamonさん、こんばんは。
>>夜中に見たらうなされそうな魚ですね(^^;。
そうそう、でもそういう悪夢もワクワクして観たいのが私(^^;)。ベクシンスキーの絵のような地下洞窟の悪夢は今も思い出して奮えますw。
>>「へんないきもの」の第1巻に
>>「ボウエンギョ」なる魚が載っていまして、
>>そのイラストについた説明には
>>攻殻機動隊のキャラクターではない
ボウエンギョ - Google 検索ですね。これも凄いなー。
攻殻? バトー、ということでしょうか。確かに眼はww!
でも『スティングレイ』に出てきた敵に似てる(^^;)
投稿: BP(shamonさんへ) | 2010.07.11 22:28
夜中に見たらうなされそうな魚ですね(^^;。
「へんないきもの」の第1巻に
「ボウエンギョ」なる魚が載っていまして、
そのイラストについた説明には
攻殻機動隊のキャラクターではない
とあります(爆)。
投稿: shamon | 2010.07.07 16:42