■S.R.ディレイニー『ダールグレン:Dhalgren』舞台化 Jay Scheib "Bellona, Destroyer of Cities"
Twitter / shinji maki: 昨日のファン交二次会
"昨日のファン交二次会には、国書のTさんがいらしており、待望の『ジャリ全集』や、近日刊行の『ダールグレン』の話など。ぼくが「そういえば『ダールグレン』が舞台化されましたよね?」..."
牧真司さんのtwitterによると、ついにサミュエル.R.ディレイニー/大久保譲訳『ダルグレン』の翻訳が、国書刊行会から出るようだ!
まだ国書刊行会のこれから出る本のページには、未来の文学の続刊としか表示されていない。
そして興味深かったのは、もうひとつ後のつぶやき...。
Twitter / shinji maki: (承前) ダールグレンを舞台化
"ダールグレンを舞台化したBellona, Destroyer of Citiesのプレス・リリース(PDF)"
超大作『ダルグレン』の舞台化! これは凄い。
というわけで、ネットで関連情報を調べてみた。
Jay Scheib : Simulated Cities / Simulated Systems
"Bellona, Destroyer of Cities"(公式HP)
この公式HP、演出家Jay Scheibの"Simulated Cities / Simulated Systems"のPart.2として、Samuel R. Delany "Dhalgren"原作で、"Bellona, Destroyer of Cities"が作られたとある。ここのダウンロードページにあったのが、トップに掲載した舞台写真の引用である。そしてその舞台の映像が以下。
SundayArts News 4/4/10
毎週のアートニュースを伝えるSundayArts Newsの2010年4/4号、このPod Castに舞台の映像がある。リンク先の4/4分をクリック、iTuneでダウンロードして3:12-4:00の部分を見て下さい。
これを観ると、短いながら、芝居と映像を融合した舞台であることがわかる。貧弱なヒアリングで聴くと、演出家Jay ScheibがMITの教授みたいだ。
もちろん原文で『ダールグレン』を読めるわけもなく、どんな話かもよく知らないので、この映像を観てもどういうシーンかはわからない。それにしても、どんな長大な芝居で、どのようにイマジネーションを刺激する芝居なのだろう...。
公式HPには、Institute of Contemporary Art, Bostonにて、2011年5月に再演される予定とのこと。お近くの方は、是非(^^;)。
◆関連リンク
・ディレイニーとの『ダールグレン』に関する対話のMP3。
・サミュエル・R・ディレイニー, 大久保譲訳『ダールグレン(1) (未来の文学)』
・サミュエル・R・ディレイニー, 大久保譲訳『ダールグレン(2) (未来の文学)』
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