■感想 スタニスワフ・レム「マスク」: Stanislaw Lem "MASKA" (ブラザーズ・クエイ映画化作品)
(引用写真 左上:海外版レムの小説, モノクロ:SFM277岩渕慶造氏イラスト, カラー:クエイ映像)
当Blog記事 ブラザーズ・クエイ監督 『マスク』(スタニスワフ・レム原作) Brothers Quay "MASKA" Stanislaw Lem
Dir: Quay Brothers. UK/Poland 2009. 24mins
ブラザース・クエイがポーランドで24分の作品として映像化したスタニスワフ・レムのSF「マスク」。これがSFマガジン 277号に深見弾の訳で掲載されている(140枚)。読了したので簡単に御紹介(貸してくれたokiraku_k君、ありがとね!)。
宮廷の哲学的で華やかな描写と機械蠍の妖しい物語。そしてそのメタモルフォーゼ。暗黒光が瞬くノワールなSF。
ブラザース・クエイが気に入ったのは凄く良くわかる。映画化できる監督を想起するとたぶんトップにクエイの名が挙がる。
機械蠍の人工知性の意識、彼/彼女が語る自覚できない自身の内部の衝動を客体視し描写する。
そして併存するレムの艶かしい女性描写とモンスターアクション。
"MASKA" 今度のクエイ映像は、人間を使った物でなくパペットアニメーションらしい。まだ予告篇映像がネットにない。それにしても9月刊行予定と言われていた「マスク」収録の『スタニスワフ・レム・コレクション 短篇ベスト10』はいつ出るのだろう。国書刊行会にはディレイニー『ダルグレン』と合わせて、年内になんとか刊行していただきたいものだ。
◆関連リンク
・スタニスワフ・レム・コレクション 短篇ベスト10(国書刊行会)
・当Blog記事
スタニスワフ・レム, 久山 宏一訳『フィアスコ(大失敗):FIASKO』
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