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2011.04.06

■原発対策案 直列化(3) テーマ4,5,6 HRP遠隔操作二足歩行ロボット利用

20110403_180958

 原発対策、第3回は、テーマ4,5,6対応。被曝環境での作業について。
 米国の軍事企業のロボットが提供されるらしいが、ここは是非日本の御家芸であるロボット技術なので、国産の未来技術に頑張ってほしいところ。

人間協調・共存型ロボットシステムの開発 プロジェクト評価(中間)報告.pdf
 そこで思い出すのが、このBlogでは時々記事にしているアーネキューブ技術の成果である、2001〜3年に産業技術総合開発機構. 財団法人 製造科学技術センターで研究されていた「人間協調・共存型ロボットシステムの研究開発」( HRP:Humanoid Robotics Project )のロボット。

Photo_2

 写真を見てもらうと分かると思うが、このロボットはホンダの二足歩行ロボットP2そのものである。
 これを使用して、遠隔操作プラットフォームから操縦して、各種の作業を実施するもの。

 この研究から、以降HRPはオリジナルの二足歩行ロボットに変わったが、残念ながら遠隔操作インタフェースとの連係作業の開発は中断した。

 これはまだ原発に投入できるような完成度でないはずだが、下記の新型の二足歩行ロボット産総研&川田工業のHRP-4と、遠隔インタフェースを組み合せて、原発の被曝環境での作業ができないものだろうか。

 まだ実用に対しては、残念ながら、空想科学の領域の技術かもしれないが、最新のホンダASIMOやこのHRP-4を使ったら、ある程度の短期間で軽作業なら可能になるのではないだろうか。

 東京に並んだ遠隔操作コックピットから操縦するアシモが、原発へ数十体向かう姿は、大人に安心感と子供達に夢を与え、見守る世界の人々に、日本の技術力を素晴らしくアピールできるヴィジョンだと思うが、なんとかならないものだろうか。
 既に種になる技術はあるから、人と物を投入して、実現を目指してほしい。

◆関連リンク
産総研: 働く人間型ロボット研究開発用プラットフォームHRP-4を開発
日本から無人遠隔ロボットについて、国際無人機協会:AUVSIに支援依頼された案内記事
タロン:TALON Responder robot
産総研、「働く人間型ロボット」の最終成果を発表(PC Watch)

 togetter 原発事故 東のエデン的 対策案直列化
 

当Blog記事
原発対策案 直列化(1) 対策のコンセプトと具体的テーマのフレームワーク
原発対策案 直列化(2) テーマ6 放射性物質 漏洩対策
アールキューブ
HRP

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