■新刊メモ 岡本太郎 『爆発大全』
"ピカソが咆哮し、ジョイスが哄笑するパリで、若き岡本太郎はウルトラ・モダンの怒濤逆巻く海峡に、我が身を投じたのだった。しかし、日本へ戻った彼を待ち受 けていたのは、表層のモダンと戯れる薄っぺらな近代主義者たちがつくる、擬制の文化だった。岡本太郎は怒りをこめて、偽物たちに立ち向かっていった。まる でドン・キホーテのように。日本のウルトラ・モダニスト岡本太郎の祖国における数少ない味方は、縄文、沖縄、アイヌ、古代、と数こそ少ないが、いずれも強力な魔力をひめた面々。壮絶で滑稽なその闘いの様を、少年の日に目撃していたぼくは、いまにじぶんもこの人のように戦おうと誓っていた。"
中沢新一(人類学者・多摩美術大学芸術人類学研究所所長)
"岡本太郎生誕百年記念出版! 絵画、彫刻、写真、ドローイングなど、主要な作品約200点と、太郎の言葉、年譜、解説などを収録。画期的な造本で送る最大の作品集。中沢新一・村上隆=推薦 中沢新一氏、村上隆氏、推薦!
生誕100年を記念して、岡本太郎の全貌をとらえ直す画期的作品集
21世紀の岡本太郎はこれだ!!絵画、彫刻、写真、ドローイングなど、主要作品200点以上収録。ド迫力の大画面!
パリ時代に制作され、その後失われた作品や戦後の名作、そして2大傑作「太陽の塔」「明日の神話」など、日本の芸術に衝撃を与えつづける作品を時系列順に大きく掲載。これまでで最大の作品集!"
書店でチラシをもらってきた。チラシのPDFが河出のHPに置かれていたので、一部冒頭に引用。これは実物を観てみたい本です。
だけれども残念ながら、その値段も大爆発の2.5万円! とても手が出ません。
近所の図書館に入れてもらうしかない。
それにしても、「爆発大全」! 素晴らしいタイトルだ!
世界広しと言えど、このタイトルで本が出せるアーティストは、岡本太郎と金田伊功だけだろう(^^;)
最後まで読んでいただいた方に内緒で……。
実はtwitterの河出書房新社の中の人から仕入れた極秘情報ですが、この本の別冊付録に、アニメータ金田伊功の爆発シーンだけを入れたDVDが付くらしい。金田伊功、幼少の頃に岡本太郎に絵画を習っていたというのは知る人ぞ知る、あまり公表されていないマニア情報。
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という今日はエイプリルフール、許してね(^^;)
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