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2011.05.02

■ブラザーズ・クエイ監督,スタニスワフ・レム原作『マスク』@イメージフォーラムフェスティバル2011

Maska501_2

マスク:ブラザーズ・クエイ ( ImageForumFestival2011)

"ブラザーズ・クエイ/ポーランド/24分/35ミリ(ビデオ版)/2010
音楽:クシシュトフ・ペンデレツキ


暗殺の遂行のために、心を持たされ“女”にされた殺人人形。その標的は王への反乱を企てる男。しかしその男に出会うや“彼女は”恋に落ちてしまう。しかし 殺人機械として作られた彼女の性は、悲劇を生む…。スタニスワフ・レムの短編小説を原作とし、クエイ兄弟がポーランドで制作した最新作。

M -プログラム, ニューフィルム・インターナショナル, 京都:6月5日(日), 名古屋:6月19日(日), 東京:4月29日(金), 東京:5月4日(水), 横浜:6月11日(土), 福岡:6月4日(土)"

 昨年、紹介したブラザーズ・クエイの新作『マスク』が、イメージフォーラムフェスティバル2011で公開された。
 まだ4/29の一日だけの公開であるが、感想がいくつかアップされているので、まとめてみた。ちなみに僕は名古屋での上映を待つことになるので、6/19までお預け状態です。

Togetter - 「ブラザーズ・クエイ監督,スタニスワフ・レム原作『マスク』@イメージフォーラムフェスティバル2011」

 かなり好評で迎えられています。
 スタニスワフ・レムの原作短篇のSFイメージが、表現されているようで、クエイの奇想とのコラボレーションに期待が高まります。

Realistic Virtuality | イメージフォーラム・フェスティバル2011

"名古屋: 愛知芸術文化センター"

 場所を調べると上のHPに情報が。名古屋は6/19、愛知県芸術センターで公開のようです。詳細は続報を待ちましょう。

◆関連リンク
スタニスワフ・レム・コレクション 短篇ベスト10(国書刊行会)

"近刊 関口時正・沼野充義・芝田文乃ほか訳 2000年にポーランドで刊行されたベスト短篇集をもとに、『ロボット物語』や泰平ヨンものから「三人の電騎士」「マスク」「テルミヌス」「ドンダ教授」「泰平ヨン第二十一回の旅」など十篇を集成した新訳アンソロジー。"

 それにしても昨年9月刊行予定と言われていた「マスク」収録の『スタニスワフ・レム・コレクション 短篇ベスト10』はいつ出るのだろう。
 国書刊行会にはディレイニー『ダルグレン』と合わせて、年内になんとか刊行していただきたいものだ。

・当Blog記事
 感想 スタニスワフ・レム「マスク」: Stanislaw Lem "MASKA" (ブラザーズ・クエイ映画化作品)
 新作情報 ブラザーズ・クエイ監督 『マスク』(スタニスワフ・レム原作) Brothers Quay "MASKA" Stanislaw Lem
 スタニスワフ・レム, 久山 宏一訳『フィアスコ(大失敗):FIASKO』
 『ピアノチューナー・オブ・アースクエイク』予告編   & 回顧展『ブラザーズクエイの幻想博物館』
 ブラザース・クエイの新作 The Piano Tuner of Earthquakes
 ブラザーズ・クエイ『ピアノチューナー・オブ・アースクエイク』関連 

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コメント

 Metroさん、おはようございます。

>>「ラパンと赤い風船」は適当につけた仮タイトルです。正式には「回転うさぎと電気ネズミ」になります。作・構成は私で絵・構成は北村月香さんになります。
>>「回転うさぎと電気ネズミ」は昨年から進めています飛びうさぎを主人公とした長編のかなり後世代の短編になります。完成しましたら真っ先に連絡致します。

 「回転うさぎと電気ネズミ」! タイトルがいいですね! 是非、紹介させて下さい。
 完成しましたら、写真もしくはチラシ等、御送りいただけると嬉しいです。宛先は "butfilp@ジーメール.com"へ御願いできませんか。(※spamよけの表記にしました。ジーメールは"gmail"に置き換えて下さい)

>>実を言いますと、ヴァーツラフ・シュヴァンクマイエルの方が好きなんです。究極さんで映像をみて結構ショックを受けました。

 いいですよね。
 日本でも紹介が進むといいですね。実物の絵画等、是非見てみたいです。僕は亡くなったエヴァさんの作品をもっと観てみたいのですが、、、。

>>土岐のアウトレットモールの玄関脇に草木の中に飾ってありますヤノベケンジの作品、良く盗まれないなーといつも感心しています。

 土岐プレミアムアウトレットにヤノベ作品!これは知りませんでした。

 いくつかアウトレット周辺に陶芸作品が置かれているのは知ってます。
 僕が気に入ったのは、以前紹介した林茂樹氏の作品。このリンク先の記事冒頭のものに似た陶芸作品です。これも無造作に置かれていて、しかも一部が割れて破損している、という残念な状態、、、。

 ヤノベ作品、今度、しっかり探してみます。

>>究極さんで私の好きなアーティストOlivier de SagazanとRon Pippinを紹介していただけたら幸いです。セルビア出身の娘と話していたら、ヨーロッパでは両名とも普通に有名らしいです。

 この御二人、知りませんでした。
 MetroさんのBlogからたどって、さきほど" Batammariba.m4v"、Youtubeで観ました。なんか凄いラディカルな雰囲気ですね。他にもいろいろと動画があるようなので、きっちり観て、今度記事にしてみます。

 こういう情報いただけると、とてもありがたいです。記事にできるのも嬉しいのですが、何より観たことのない映像に触れるのが好きなので、自分の眼と脳が喜びます。

 こちらこそ、これからも刺激的なアーティストを教えていただけると嬉しいです。

投稿: BP(Metroさんへ) | 2011.05.09 09:09

さすが速いですね!「ラパンと赤い風船」は適当につけた仮タイトルです。正式には「回転うさぎと電気ネズミ」になります。作・構成は私で絵・構成は北村月香さんになります。無理難題を言っていますので北村月香さん頭が痛いそうです。本日、本人に究極さんのコメントを見せたら大喜びでした。究極さんにて紹介されたら光栄です。本当に嬉しいです。「回転うさぎと電気ネズミ」は昨年から進めています飛びうさぎを主人公とした長編のかなり後世代の短編になります。完成しましたら真っ先に連絡致します。

実を言いますと、ヴァーツラフ・シュヴァンクマイエルの方が好きなんです。究極さんで映像をみて結構ショックを受けました。DVD欲しいです。ヤンさんは、余りにも日本で有名になってしまいましたのでもういいかな・・・今年も原宿でやりますし。その昔VHSに収録されていた制作風景(一人で、道路に材木を転がして撮影している光景が好きでした!)

土岐のアウトレットモールの玄関脇に草木の中に飾ってありますヤノベケンジの作品、良く盗まれないなーといつも感心しています。あの形状、ヤノベケンジを知らない人が見たら驚かないのかなー。

究極さんで私の好きなアーティストOlivier de SagazanとRon Pippinを紹介していただけたら幸いです。セルビア出身の娘と話していたら、ヨーロッパでは両名とも普通に有名らしいです。お忙しい中、何度もメールすみません。これから宜しくお願い致します。愛するクエイの場を借りてすまません!

投稿: Metro | 2011.05.08 23:17

 あ、もう情報が掲載されていますね。

 飛騨絵本美術館ポレポレハウス 10/1〜11/31 北村月香「ラパンと赤いふうせん」展。こちらですか。

 MetroさんのHPに、この方の昨年の展示会の紹介もありますね。北村月香作品展。イラストとオブジェがとてもいいです。

 飛騨絵本美術館ポレポレハウスの秋に期待です。

投稿: BP(Metroさんへ) | 2011.05.08 01:09

 Metroさん、コメント、ありがとうございます。しかもシュヴァンクマイエル!

>>岐阜の多治見あたりじゃないかなー何て

 惜しい!でも究極映像研の場所は秘密なんです(^^;)。

>>究極さんの情報発信が余りにも速くてブログに載せようと思っていた記事をいつもボツにしています。

 僕もターセム・シン(Tarsem Singh)監督の新作「Immortals」を没にしなきゃ(^^)

>>川本喜八郎人形美術館のスタッフと現在ヤン・シュヴァンクマイエルかクエイを招致できたら?などと話をしています。

 実現したら素晴らしいですね。招致と合わせて展示もあったら嬉しいです。

 欲張りですが、できれば息子さんのヴァーツラフさんも呼んでいただいて、父子展とか実現できたら素晴らしいでしょうね。彼の作品も以前ここで紹介しましたが、絵画とか映像とかなかなか鋭いです。

>>故・川本さん、ヤン・シュヴァンクマイエルを好きではなかったけど・・・

 これはなんとなくわかります。
 作風に大きな違いがあるので、致し方ないかもしれませんね。

>>10月1日~11月31日まで友人と高山の絵本館にて絵本展を開催します。

 もし詳細が決まりましたら、教えて下さい。
 ここでも紹介させていただきたいと思います。いつでもそうした情報はお待ちしてます。

>>その時に留之助商店に寄ってみようと思っています。

 とてもストレンジな空間ですよ。お楽しみにw。

>>私が知る限り究極さんを超えるブログは存在しないと思っています。これからも楽しみに閲覧させていただきます。

 そんな、、、身に余る光栄な御言葉、ありがとうございます。本業で忙しい時なので、そう言っていただけると励みになります(涙)。

 こちらこそ、今後とも、よろしくお願いします。またギャラリーの紹介記事も書かせていただきます。

投稿: BP(Metroさんへ) | 2011.05.08 00:59

究極映像研究所さん、わざわざ返信を有難うございます。行動半径から、川本・・高山・・岐阜の多治見あたりじゃないかなー何て友人と発信地を特定していました。しがない小さなギャラリーですが観ていただき本当に有難うございます。ましてやブログまで・・・。究極さんの情報発信が余りにも速くてブログに載せようと思っていた記事をいつもボツにしています。
一昨年、ユーリ・ノルシュテイン夫妻を招致したことから、川本喜八郎人形美術館のスタッフと現在ヤン・シュヴァンクマイエルかクエイを招致できたら?などと話をしています。故・川本さん、ヤン・シュヴァンクマイエルを好きではなかったけど・・・(スタッフの友人がヤン・シュヴァンクマイエルの知人だそうです)実現したいものです。
10月1日~11月31日まで友人と高山の絵本館にて絵本展を開催します。その時に留之助商店に寄ってみようと思っています。私が知る限り究極さんを超えるブログは存在しないと思っています。これからも楽しみに閲覧させていただきます。有難うございました。

投稿: Metro | 2011.05.07 01:45

 Metroさん、はじめまして。
 コメント、ありがとうございます。いつもBlog観ていただいて、感謝です。

 MetroさんのギャラリーのHPとBlog拝見しました。

 StrangeDolls/BethRobinson、いいですね!ギャラリーの展示風景の写真が特に素晴らしいです。

 Metro Gallery、長野の飯田なのですね。川本喜八郎さんの美術館に以前行きました。もうひとつの、こんな素敵なギャラリーがあると知っていたら寄らせていただきたかったです。

 Blog メトロギャラリー飯田・Metro Gallery で紹介されている数々の作品、とても興味深く拝見しました。

 これからじっくり観させていただこうと思っています。今後とも、よろしく御願い致します。

投稿: BP(Metroさんへ) | 2011.05.07 00:18

究極映像研究所さんはじめましてMetroと申します。
数年前より愛読していますが、初めてメールします。友人達と、凄い情報量と知識どんな人物かなー?何て良く話をしています。クエイ&レムのMASKAを楽しみにしていました。やっと日本に上陸ですね。嬉しい限りです。
また、中子さんが、高山在住とは驚きました!
只今、私の小さなしがないギャラリーでも人形展を開催しています。もしWEBを観ていただけましたら幸いです。
ベス ロビンソン「奇妙な人形達の異世界展」
Beth Robinson's StrangeDolls Exhibition

投稿: Metro | 2011.05.06 03:58

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