■黒田潔 × 古川日出男 展覧会『舗装道路の消えた世界』ドキュメンタリー
YouTube - 黒田潔 × 古川日出男 展覧会『舗装道路の消えた世界』ドキュメンタリー
"動植物をモチーフとした繊細で有機的なイラストレーションを武器に、様々なメディアで表現活動を行うイラストレーター/アートディレクターの黒田潔と、「アラビアの夜の種族」「LOVE」といった著書をはじめ、純文学、ミステリー、ファンタジー、SFというジャンルでは括れないほど独特な視点で描いた作品を数多く発表している小説家の古川日出男のふたりがコラボレートする展覧会「舗装道路の消えた世界」にて発表された作品の制作風景を記録したドキュメンタリー"
黒田潔 × 古川日出男 展覧会『舗装道路の消えた世界』 | PUBLIC/IMAGE.3D
"黒田潔 × 古川日出男 展覧会『舗装道路の消えた世界』ドキュメンタリー 制作:ノックオンウッド 撮影:ティーエスピー・エンジニアリング"
興味深いアートの映像。とにかくまず再生してみて下さい。
男優の身体にグラフィックが憑依し、外見は人間だが、別の存在である何ものかに変容。
破れた服からはみ出る、肌に直接描かれたイラスト。そして取り憑いて、まるで肌を突き破って体内から露出したように見える立体造形。
先日のオリビエ・デ・サガザン 人体変容パフォーマンスを少し彷彿とさせる。こうしたアートは、プロジェクションマッピングの人体へ適用とか、今後の可能性を感じさせる。
もう一つ、上のドキュメントで、僕が思い浮かべたのは、多くのSFファンと同様にアルフレッド・ベスター:Alfred Bester『虎よ!虎よ!:tiger! tiger!』。
体に異様な刺青をされた主人公ガリヴァー・フォイルを彷彿とさせる。今回、画像検索してみたが、やはり世界的に観ても、寺田克也の表紙絵のビジュアルがこの線では最も素晴らしい(下記参照)。
体表面の刺青ということではそうなのだが、右上に示したのは別のアーティストのビジュアル。このアーティストは、Adrian Chesterman(公式HPへリンク)。どこが虎なんだ、という指摘は置いといて、サイバーパンクの先達のこの本に合った、とても素晴らしいイラストである。
◆関連リンク
“ジョウント”と呼ばれるテレポーテイションにより、世界は大きく変貌した。一瞬のうちに、人びとが自由にどこへでも行けるようになったとき、それは富と窃盗、 収奪と劫略、怖るべき惑星間戦争をもたらしたのだ! この物情騒然たる25世紀を背景として、顔に異様な虎の刺青をされた野生の男ガリヴァー・フォイルの、無限の時空をまたにかけた絢爛たる〈ヴォーガ〉復讐 の物語が、ここに始まる……鬼才が放つ不朽の名作!"
当Blog記事
・Olivier de Sagazan "performance O de Sagazan 08" オリビエ・デ・サガザン 人体変容パフォーマンス
・古川日出男 関連記事"
| 固定リンク
コメント