« ■「名和晃平─シンセシス展」KOHEI NAWA SYNTHESIS@東京都現代美術館 | トップページ | ■感想 成田亨『特撮と怪獣 わが造形美術』『特撮美術論』 »

2011.05.18

■動画 名和晃平 "PixCell-Model-Leopard" @ULTRA FACTORY 京都造形大

YouTube - 名和晃平 PixCell Leopard@ULTRA FACTORY
 昨日紹介した名和晃平氏の「シンセシス展」でも展示される"PixCell"と名付けられた作品を立体的に紹介したいと考え、以前2008.9月に記事で紹介した京都造形芸術大 ウルトラ・ワーク・イン・プログレス 『ULTRA FACTORY ウルトラファクトリー展』にて撮ってきた自分のビデオを編集して、展示作品 "Leopard" の紹介動画を作成した。

 大小のガラス玉の美しい光を、造形物を回り込んで写しているので、立体感をお楽しみいただければ幸い。ULTRA FACTORYの秘密基地的な様子も見られます(^^)。
 観た当時の紹介文を以下に再掲。

" なかでも嬉しかったのは『THE POWER OF JAPANESE CONTEMPORARY ART』の表紙で知って一度観たいと思っていた名和晃平氏の作品が観られたこと。

 「PixCell」と名付けられた彫刻概念は下の写真のように透明のガラスビーズで物体(時には剥製)の表面を被覆したもの。 
Horz

「物体のテクスチャーや色は、無数の小部屋(Cell)の中に取り込まれて解体され、イメージの要素(Element)の集まり、つまり「映像の細胞」(PixCell)という新たなビジョンにおいて提示される」(ULTRA PROJECT catalogより)。

 今回の作品は豹。無数のガラス球の大きさのバランスとか、透明感を持って映し出される周りの光景であるとか、いつまでも観ていたくなる奥深い映像美である。まだ制作途中で裏面に回ると元の物体が生々しく見える。
 ガラス球からウルトラファクトリーを眺めるPixCellな豹の視点が、観る者の想像力をいたく刺激する。冷徹な視線はファクトリーの熱い現場をどのように観察していたのだろう(って豹はその現場にいなかったのかも)"

 本作品は、ULTRA FACTORYで名和氏が制作中に、その過程を公開されたものなので完成品ではない。しかしある意味、造形の過程のガラス玉の奥のテクスチャが見られるのが貴重かもしれないと思う。

japanese contemporary art: Japan at 40. Art Basel.

"Kohei Nawa, PixCell-Model-Leopard, 2008"

 こちらで完成品が展示されたらしい。作品名は"PixCell-Model-Leopard"となっているので、豹であるのは間違いないだろう。

◆関連リンク
神秘的・幻想的・アンビエント フリー音楽素材

"夜と共に耽る 2分50秒/2.56MB アンビエント"

 動画にはこのサイトから著作権フリーで公開されている音楽を使用させていただいた。音楽を作れない僕は、こうしたフリー素材を公開いただいている方に、本当に感謝です。素晴らしい音をありがとうございます。

|

« ■「名和晃平─シンセシス展」KOHEI NAWA SYNTHESIS@東京都現代美術館 | トップページ | ■感想 成田亨『特撮と怪獣 わが造形美術』『特撮美術論』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ■動画 名和晃平 "PixCell-Model-Leopard" @ULTRA FACTORY 京都造形大:

« ■「名和晃平─シンセシス展」KOHEI NAWA SYNTHESIS@東京都現代美術館 | トップページ | ■感想 成田亨『特撮と怪獣 わが造形美術』『特撮美術論』 »