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2011.05.12

■感想 神聖かまってちゃん の子 ドキュメンタリー 「町に僕のロックは流れますか?~ネット世代のカリスマ“現実”に挑む~」

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【ETV特集】2011年5月8日夜10時
「町に僕のロックは流れますか?~ネット世代のカリスマ“現実”に挑む~」

"ある日、プロモーション活動の一環として事務所が決めたインターネットテレビの生出演の現場には、「の子」の姿はなかった。

カメラは、メジャーデビューした直後から、「の子」に密着。現実社会に飛び出したネット世代のカリスマ・ミュージシャンの繊細な心を見つめる"

 「神聖かまってちゃん」の子のドキュメンタリー、強烈だった。の子ってその本質に言語への反逆ってのがあるように思うけれど言葉が壊れていた。一緒に見て
た家族は引きまくりw。こんな混沌を放映していいのかと心配になるくらいだったけど、これが彼の曲の魅力の一端なんだと思う。パンクだ。

 の子の姿はまさに言葉で形作られている社会との接点で、言葉でない世界を生きようとしているヒトのもがいてる姿だった。内部にある言葉にならない想いを言 語に変換しないで表現しようとする、とても真摯なヒトの姿。震災後、こうしたヒトがどう受け入れられるか、不安で不穏なラストだった。

 番組で流れた神聖かまってちゃん2月の新曲"コンクリートの向こう側へ"。の子がメジャーデビュー後1ヶ月引きこもってしまった間の曲。ノイズでつぶれて言葉が聴こえない。言語破壊。これがこの時期の、の子にとっての言葉の位置だと思う。

 番組を観ていると、物凄い危うさがある。いつメジャーからネットへ引きこもってしまっても/解散しても不思議はない。
 "美ちなる方へ"に感じた幸福と、今日映し出されてたような底の間を振幅し続けるのだろう。振幅の波の微分から、今後、凄いエッジが出現してくる感じ。期待したい。

◆関連リンク
神聖かまってちゃんの大人の世界のオフィシャルサイト
 メンバーのtwitterが! さっそくフォロー(^^;)。の子がいないのが残念です。
・メンバーのtwitter。
 @tombomono @SKCchibagin @SKCmisako
YouTube - 神聖かまってちゃん * の子さん ドキュメンタリー (ダイジェスト版) こちらは昨年の別のドキュメント。

"神聖かまってちゃん * の子さん ドキュメンタリー (ダイジェスト版)
映像ディレクター 丹羽貴幸 documentary"

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コメント

 say3さん、おはよーございます。

 このETVの番組で、の子の精神を追いやったのが、電波女の主題歌作成のストレスでしたw。

 番組では、その様子を克明に、そしてレコーディング風景もやってました。

 「美ちなる方へ」が僕の一押しです。

 電波女、もうひとつの注目はtwitterで御本人が呟かれていましたが、ぼくらは少年演出家の平川哲生氏が4話〜 絵コンテを担当されるということ。

Twitter / 平川哲生: というわけでアニメ『電波女と青春男』は4、7、10話 ...

 この番組、別に観るつもりなかったのですが、録画セットしましたww。

投稿: BP(say3さんへ) | 2011.05.14 09:30

神聖〜はまだ聴いたことがないんですよね。
某電波女の主題歌担当(歌うのは別人らしいですが)あたりから聴いてみたい気はするのですが。

投稿: say3 | 2011.05.13 22:11

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