■天願大介監督『デンデラ』 公式サイトと予告篇
"早く姥捨てされて神に召されたいと願っていたが、その彼女までもが死ぬのを怖がって生き続ける姿にカユの心は揺らぐ。"
いよいよ天願大介監督・脚本作品が6/25公開。
このポスターのビジュアルと予告篇がなかなか強烈。R.A.ラファティの「九百人のお祖母さん」を思い出すのは、僕だけだろうか(^^;)。こちらは眼が怖いが、、、。
天願監督の情念と捩じれたユーモアを得意とする作風に、かなりマッチする傑作の予感。一律1000円公開ということなので、是非、劇場で観てみたい。
◆関連リンク
・ R.A. ラファティ, 浅倉 久志訳『九百人のお祖母さん』
・佐藤 友哉『デンデラ』
"五十人の老婆が、奇妙なコミュニティを形成する現在の姥捨て山「デンデラ」。ある者は自分を捨てた村を恨み、ある者は生き永らえたことを喜び、ある者は穏やかな死を願う。様々な感情が渦巻く隠れ里は、一匹の巨大羆の襲来により、修羅場と化した"
・“70歳”浅丘ルリ子、映画「デンデラ」で女優50人とアクション挑戦 : 映画ニュース - 映画.com
"天願大介監督、浅丘ルリ子主演の映画「デンデラ」が製作されることになった。老人役の女優50人が激しいアクションを繰り広げる衝撃作で、浅丘のほか倍賞美津子、山本陽子、草笛光子ら日本映画界を代表する豪華な顔ぶれが結集する。
同作は、佐藤友哉の同名小説が原作で、70歳をすぎた老人を山に捨てるという古代日本に残る「姥(うば)捨山伝説」が題材になっている。死んだと思 われていたはずの老女50人が、さまざまな思いを抱えながら、過酷な自然状況のなかで集落を築き懸命に生き延びていたという設定だ"
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コメント
say3さん、こんばんは。
ラファティ、まだ『翼の贈りもの』をちょびちょび楽しんでます。
本当に濃密な作家ですね。噛めば噛むほど味がでます(^^)。
投稿: BP(say3さんへ) | 2011.06.03 00:28
「九百人のお祖母さん」のほうしか読んでませんが、ラファティはいいですよねぇ。
投稿: say3 | 2011.05.31 22:24