■ヤノベケンジ ラッキードラゴンの伝説 2009 : Lucky Dragon
YouTube - ヤノベケンジ ラッキードラゴンの伝説 2009 1/5
【TV放映】水都大阪2009 ヤノベケンジ密着ドキュメント
"MBS 「映像’09 ラッキードラゴンの伝説-ヤノベケンジ×水都大阪2009-」
10月18日(日)深夜(19日午前)24:50-25:50
大阪出身の現代美術作家、ヤノベケンジさんはこの夏、新作に挑んだ。その名はアート船「ラッキードラゴン」。水の都の復活を掲げたイベント「水都大阪 2009」のために制作されたこの巨大な竜は、ナニワの水辺を縦横に走り回っては火や水を噴くパフォーマンスで観客を魅了した。番組では、総勢100人を 超える人たちが関わった、5ヶ月に及ぶ制作過程に密着しながら、彼の発想の原点と作品に込めた思いを探る。"
これはMBSで関西ローカルとして放映された番組 (約60分)を、ヤノベケンジのYoutube公式(たぶん)チャンネルTheTorayanが5本の動画、1/5〜5/5に分割して公開したものである。
禍々しい《ウルトラ―黒い太陽》の映像から始まる水都大阪2009、第五福竜丸に起源を持つヤノベ作品建造と公開の物語。
これは現実の日本にチェルノブイリと同じ忌まわしいゾーンが生成されてしまった現在、ヤノベファン必見のビデオである。
YouTube - ヤノベケンジ ラッキードラゴンの伝説 2009 4/5
森の映画館で描かれた核の恐怖。第五福龍丸の横で語るヤノベケンジ。
"人類の負の遺産を語り継ぐ船を全く違う次の新しい何かを創るためのイマジネーションの化けものに造り変えようとして今のラッキードラゴンが完成"
YouTube - ヤノベケンジ ラッキードラゴンの伝説 2009 5/5
今後のラッキードラゴンについて質問されてヤノベケンジ。
"伝説が現実に繋がるようなことになるかもしれませんね"。
絵本の語り
"心で想うことはいつか本当に起こるんや。本当にできるんだから、まあちゃんのふしぎなおはなしをみんなに教えてあげるんや"
YouTube - 「トらやんの世界」2004(『森の映画館』上映作品)
"ヤノベケンジ「森の映画館」(2004)での上映映画です。(13分) http://www.yanobe.com/aw/aw_cinema_in_the_woods.html"
都立第五福竜丸展示館で福竜丸の横に展示された核シェルター『森の映画館』で上映された映像作品。
大阪コテコテファーストシーン(^^;)を越え、チェルノブイリの赤い森と放射線の恐怖が描かれる。これはヤノベケンジが自身の父親をトリックスターとして写しながら、自分の二人の幼子の命を核の脅威から守ろうとして描いた、根源的なサバイバルの映像である。
ここを起源として、"ラッキードラゴンの伝説 2009"の第五福龍丸の再構築が図られたのである。
"人間の人間性を基礎づけるもっとも根源的な能力は「なんだかわからないけど、恐ろしいものが切迫してきている」ことを感知できる力(内田樹)"
内田樹があとがきで書いているのは、この人間に原初的に備わった感覚と、それを矮小化する薄っぺらな現代の合理主義の否定である。
ヤノベケンジが反原発を軽々しく口にせず作品で描くサヴァイバルの本質はこれかもしれない。
そして6/4ヤノベケンジが以下のようなつぶやきを。
ラッキードラゴンを用いたヤノベの震災後、原発事故後の活動が本格的にスタートする予感である。
Twitter / @ヤノベケンジ氏
"「福竜丸」の命を受けた「ラッキードラゴン」船。今年再び現れるかも。http://bit.ly/mdItUS(上のビデオへのリンク)"
◆関連リンク
・Twitter / @Taro Kiguma/木熊太郎氏
"7月2日からヤノベケンジさんが個展をやるそうです。もちろん、あのスーツ、アトム・スーツプロジェクト! 未曾有の現在進行形の事象の中でのメッセージは必見以外の何物でもない。山本現代にて。"
そして封印されていたあのアトム・スーツが再び立ち上がる!!
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