■暗黒映画評論家・滝本誠プレゼンツ「ミステリー&サスペンス映画祭」開催決定@ヒューマントラストシネマ渋谷 『キラー・インサイド・ミー』DVD発売記念
映画「キラー・インサイド・ミー」オフィシャルサイト-NEWS-
8/20(土)~暗黒映画評論家・滝本誠プレゼンツ
「ミステリー&サスペンス映画祭」開催決定
"衝撃的ヒューマン・ノワール映画 『キラー・インサイド・ミー』のBlu-ray&DVD発売(2011年9/2(金))を記念して、映画史に残るミステリー&サスペンス映画を、暗黒映画評論家・滝本誠が厳選に厳選を重ねて7本チョイスし、毎日日替わりで上映する「ミステリー&サスペンス映画祭@ヒューマントラストシネマ渋谷」を開催することなりました。
期間:8/20(土)~9/2(金)
レイトショー 料金:1,000円均一
<上映作品&スケジュール>※予定
8.20(土) / 9.2(金) 『キラー・インサイド・ミー』(監督:マイケル・ウィンターボトム)
※8.20(土) 漆黒のトークショー映画評論家・中原昌也×評論家・滝本誠
※9. 2(金) 深淵のトークショー映画評論家・柳下毅一郎×評論家・滝本誠
8.21(日) / 8.27(土) 『殺られる』(監督:エドゥアール・モリナロ)
※8.27(土) 狂気のトークショーアートディレクター・高橋ヨシキ×評論家・滝本誠
8.22(月) / 8.29(月) 『シン・シティ』(監督:ロバート・ロドリゲス)
※8.22(月) / 8.29(月) ジェシカ・アルバ出演作予告編大会
8.23(火) / 8.31(水) 『ブラック・ダリア』(監督:ブライアン・デ・パルマ)
※8.31(水) 黒花のトークショー映画ライター・よしひろまさみち×日活/したまちコメディ映画祭 ディレクター・大場渉太
8.24(水) / 8.28(日) 『イースタン・プロミス』(監督:デヴィッド・クローネンバーグ)
※8.24(水) 骨肉のトークショー映画評論家・塩田時敏×東北芸術工科大学大学院客員教授・小松沢陽一
8.25(木) / 9.1(木) 『冷血』(監督:リチャード・ブルックス)
※9.1(木) 非情のトークショー映画監督・青山真治×翻訳家・佐々田雅子×評論家・滝本誠
8.26(金) / 8.30(火) 『マルホランド・ドライブ』(監督:デヴィッド・リンチ)
※8.26(金) 虚構のトークショー映画評論家・川勝正幸×評論家・滝本誠"
ノワール映画を一堂に集めた上映企画のみならず、トークショーの企画が素晴らしいラインナップ!
特に僕が観たいのは、8/26の『マルホランド・ドライブ』とその虚構のトークショー。川勝正幸×滝本誠で『マルホランド・ドライブ』のトーク!
これは、まさに今だ刊行されぬ滝本師のマルホ論ライブ版になっているはずで激しく行きたい(^^;)。
そしてこの企画についてtwitterでつぶやいたところ、滝本誠さんから貴重なメッセージをいただいたので、御紹介する。
@butfilp 是非ヒューマントラスト渋谷のレイトショーお越し下さい。何十年にわたる支援を忘れたことはないです。すごく励みに感じております。来年秋にマルホランドドライブを数回踏破の上、書くつもりです。
滝本さんの著作『映画の乳首、絵画の腓』に衝撃を受け新たな映画回路を脳内に構築された者として、これはなんともありがたい御言葉。
という個人的な感慨はともかく、滝本さんが『マルホランド・ドライブ』論を来年秋目指して書かれるというのは、全国の滝本ファンにとって大きな喜びです。
『マルホランド・ドライブ』論については、町山智浩氏のアメリカ映画特電100回記念スペシャル「インランド・エンパイア」がわかるポッドキャスト!の中で語られている評論が最も日本で先鋭なものだろう。
映画史としての位置づけと謎解きが語られている。
でも語られていないのが、物語の謎だけでなく『マルホランド・ドライブ』で特に重要と考えられる映像と音によるアートとしての、映画のたぶん極北を目指している部分についての批評はほとんどされていない、ということである。
そしてここがまさに滝本氏の得意とされている領域。なので今回の来年の秋出版宣言が出たのは、とても楽しみなのである。そしてたぶんその前哨戦となる今回のトークショー、これはリンチファン、滝本ファンとして大いに注目である。
◆関連リンク
・マルホランド・ドライブ デイヴィッド・リンチインタビュー: そう。ハリウッドでは何でも起こり得るのさ!(インタビュアー:町山智浩)
・滝本誠『映画の乳首、絵画の腓』書評 荒俣宏 (Clover books : Taqui-yan's Room)
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