■ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展 『the works for Japan』『〜映画とその周辺〜』東京と京都で開催
(引用写真:ヤン・シュヴァンクマイエル『不思議の国のアリス』、『アフリカの人形』、『アルチンボルド風原理』、『植物学』、映画『エトセトラ』より、の5点)
シュヴァンクマイエル展が東京と京都で開催、日本の職人との妖怪版画コラボ作も展示 -art-designニュース:CINRA.NET
"今年2月に国書刊行会から刊行された『不思議の国のアリス 新装版』と『鏡の国のアリス 新装版』の表紙のために描いた作品2点と、京都と茨城の版画職人との共同作業によって制作された版画作品および下絵を紹介する。この版画作品には、日本の『百鬼夜行絵巻』を意識した妖怪と、シュヴァンクマイエルが独自に創造した妖怪が描かれている。さらに、ラフカディオ・ハーンの小説『怪談』のための挿絵と、写真家・細江英公の撮影によるシュヴァンクマイエルのポートレートも展示される予定だ。"
Jan and Eva - Activities of Jan Švankmajer In Japan Website
"「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展 the works for Japan」
会場 京都文化博物館
期間 2011年7月22日〜8月14日本展では、これまで展覧会と同様、様々な素材を使ったオブジェ、絵画、版画、ドローイング、コラージュなど、いかにも、シュヴァンクマイエル夫妻らしい、多岐にわたる作品群をご紹介いたしますが、そのほとんどは、日本初公開の作品です。副題にもある通り、映画に関連したものが一つの核になるのですが、これらの作品は、映画館と美術館の境界を、事実上取り払ってしまった作家の、真骨頂とも言うべき作品群です。しかし、今回、特筆すべきは、これらに加えて、新たに日本のために制作したものが入っていることです。まずは、新装版の表紙のために描いた「アリス」が2点。そして、日本が、世界の美術史に大きな影響を与えた木版画。シュヴァンクマイエルが下絵を描き、茨城と京都の彫り師と摺り師が、江戸時代から伝わる伝統的な技法で制作した作品は、下絵が8点、その中から選ばれ制作された木版画が3点、加えて、木版画の制作過程を理解してもらうために、版木と順序摺りを展示します。日本の百鬼夜行絵巻を意識した妖怪と、彼が独自に生み出した妖怪からなる絵柄は、私たち日本人を魅了してやみません。さらに、現在制作中のラフカディオ・ハーンの「怪談」のための挿絵と、歴史的な事件と言ってもいいコラボレーションの産物、日本が世界に誇る世界的な写真家、細江英公が撮ったシュヴァンクマイエルのポートレートの展示も予定しています。
「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展 〜映画とその周辺〜」
会場 ラフォーレミュージアム原宿(ラフォーレ原宿6F)
期間 2011年8月20日〜9月19日「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展 〜映画とその周辺〜」
会場 京都文化博物館
期間 2011年10月7日〜10月23日"
展示会の詳細が発表になったので、改めて情報として掲載。
展示としては、まず京都で『the works for Japan』展。
そして東京『〜映画とその周辺〜』展→京都巡回。という流れになるようです。
冒頭の作品は、CINRA.NETからのプレス資料の引用ですが、これらの作品が両方で展示される作品かは不明ですので、公式サイトJan and Eva - Activities of Jan Švankmajer In Japan Websiteの情報を注意して観ておく必要がありそうです。
僕は京都が近いので、そちらの二つの展示会に行ってみようと思っています。
特に僕の興味は、エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーのメディアム・ドローイング作品がどの程度出品されるか。エヴァのあの奥深い精神の内奥に迫るような絵が好きなので、とても楽しみなのです。(という観点から今回の展示会のネーミング「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展」は、本来「ヤン・シュヴァンクマイエル&シュヴァンクマイエロヴァー展」と名付けるべきではないか、と思うのです)
冒頭の引用写真、新作のオブジェの写真も出てて興味深い。
なんか大怪獣ガッパみたいなシルエットw。
そして、雑誌「prints21」に掲載された、細江英公氏撮影のシュヴァンクマイエルポートレートも展示される!
◆関連リンク
・シュヴァンクマイエル 当Blog関連記事 - Google 検索
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コメント
なごやのななしさん、こんばんは。
>>公式サイトの説明文だと『the works for Japan』『映画とその周辺』それぞれでどんな作品が展示されるのか、いまいち把握できないんですよね……。
そーなんですよ、解りにくいですね。
エヴァさんの作品がどの程度展示されるかも気になります。
投稿: BP(なごやのななしさんへ) | 2011.07.30 23:22
レポ期待してます!
公式サイトの説明文だと『the works for Japan』『映画とその周辺』それぞれでどんな作品が展示されるのか、いまいち把握できないんですよね……。
投稿: なごやのななし | 2011.07.20 16:42