■遠隔操縦ロボット技術 テレイグジスタンス 「Telexistence FST : FlexibleSensorTube」
3次元ディスプレイとモーションキャプチャで分身ロボを操るデモ - YouTube
"2011年11月9~12日の日程で、東京・ビッグサイトで開催されている「2011国際ロボット展(iREX2011)」が開催されました。その会場で、旭光電機株式会社のロボット遠隔操縦システムのデモンストレーションが行われていました。このシステムは、驚くほど細やかな動きを実現しており、来場者は高い関心を示していました。"
まるで擬似的な幽体離脱! ロボット遠隔操縦システムがすごすぎる – ロケットニュース24(β)
"このシステムを開発しているのは、旭光電機株式会社だ。同社は、千葉大学大学院や慶應義塾大学大学院、大阪大学大学院などと協力し、視聴覚と力感覚を兼ね備えた「Telexistence FST」を開発した。
ロボットを遠隔操縦するものだ。遠隔操縦だけであれば、目新しいものではないのだが、このシステムは操縦者がロボットの視点に立って操縦することが できるのである。3次元視聴覚ヘッドマウントディスプレイを通じてロボットの目線でものを見ることができ、周囲の音を聞くことができる。
このシステムは、本人は離れた場所にいながら「ロボットになったような感覚」で操縦できる、すさまじいシステムなのである。デモンストレーションに 参加した一般の参加者は、真後ろにいるロボットの視点から自分を見て、衝撃を受けていたようだ。自分はその場にいるのにも関わらず、離れた場所から自分を 見ているような感覚、これは言わば擬似的な幽体離脱体験ではないだろうか。"
東大舘暲(現慶応大)・川上直樹研究室のテレイグジステンス研究の成果がいよいよ企業の製品として発表された。発売はまだで開発技術の先行発表の形であるが、いよいよこんなSFの描いた、21世紀の未来が今そこに現れたようなルックスの製品が世に登場しようとしていることに、センス・オブ・ワンダーを感じる。
まさにこの技術、舘暲教授のロボットコンセプト、アールキューブそのものですね!長年のテレイグジステンス研究の結実。
やはりSFは絵、そして21世紀の未来は、こうでなくっちゃ的なこのデザインセンスがとても嬉しい(^^;)。
冒頭にリンクしたYoutubeの動画で、ロボットを操縦する映像も観られる。
これでロボットももっとSFチックだったら、と思うのは欲張り過ぎだろうかw。もしロボットがここのTELESAR1だったら、もう言うことはありません。
ここを起点にして、超高速インターネットの情報ハイウェイと融合して、遠隔地の感覚情報をロボットから飛ばして、擬似的にその場所にいるような高臨場感覚が得られるような、アールキューブ技術が完成していくといいですね。
まず、月へ飛ばして、月体験を地上で得られるような、そんなものを死ぬまでに体験させてほしいものです。
◆関連リンク
・Teleoperation of Pneumatic Arm with Flexible Sensor Tube
(pdf)
"テレイグジスタンスの研究 (第 59 報) FlexibleSensorTubeを用いた空圧アームの遠隔操作"
東大 竹下佳佑,佐藤克成, 南澤孝太, 川上直樹, 慶応大 渡邊孝一, 新居英明, 舘 すすむ, 旭光電機 和田貴志, 田中徹, 上田明寿。
・"Telexistence FST"を製品開発する企業旭光電機株式会社 HP
・ロボット用センシング技術:視聴覚・力触覚を備えた ロボット遠隔操縦システム(旭光電機株式会社)
特にここの冒頭に引用した画像はSFだぁ~。この会社のデザイナー氏がSFファンであることは間違いないww。
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この技術の未来にワクワクして、今までに何回か記事にしていますので、こちらをご参照下さい。今後も注目!です。
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