■情報 アドリアン・ビジャール・ロハスの巨大彫刻 ADRIAN VILLAR ROJAS
Adrián Villar Rojas | bola de nieve
(Pazo Molinos de AnteroさんFacebook経由)
"Mi abuelo muerto (2010) Akademie der Künste, Berlin. Escultura site-specific arcilla, cemento madera 500 x 2300 x 400 cm"
リンク先には新作、なんと全長23mの巨大な刺の生えた白い鯨の作品。
"アドリアン・ビジャール・ロハスは1980年ロサリオ(アルゼンチン、サンタフェ州)生まれ、ブエノスアイレス在住。スペイン語圏・欧米を中心に世界各地 で活動している。今回はアルセナーレ内のアルゼンチン館で泥を使った大型の彫刻作品を見せている。荒い表面の彫刻作品は、具象彫刻でありながら主題が判別できず、異界のものを想起させる。"
アルゼンチンの首都ブエノスアイレス在住のアーティストADRIAN VILLA ROJAS:アドリアン・ビジャール・ロハスの作品が興味深い。
まるで未来からの巨大な石の遺跡!
未来に存在した宇宙ステーションやロボットが石化して現代に出現したかのような巨大なフォルムに惹かれる。
Works - PABELLÓN ARGENTINO. 54 BIENAL DE VENECIA 2011
各作品の詳細画像。
こちらには恐竜とほぼ同等の大きさの女が、森の中に倒れ込んでいる作品も掲載されている。
Artesur » Adrián Villar Rojas
こちらに記事のトップに引用した左下のクジラの作品のメイキング画像がある。
なんと森の中に横たわるクジラはハリボテだった!
他の作品は写真で見る限り、石膏像のようにも見えるのだけれど、もしかすると同等の構造なのかもしれない。
■ベネチア・ビエンナーレに思う。 大国パビリオンの世相批判(後篇) | ダカーポ – The Crossmedia-Magazine
"アルゼンチン代表のアドリアン・ビジャール・ロハス(Adrian Villar Rojas、アルゼンチン1980-)です。『Las Mariposas Eternas』(永遠のバタフライ)と題する、地中から掘り出された古代彫刻のように見えるアニメーションに出てくる未来ロボットにキャラクターがの搭 乗しているような造形の粘土彫刻です。この作品を「オタク的記念碑」と評する外人がいましたが言い得て妙ですね"
こうした評価に直結する作品が右の引用写真。
まさに日本のアニメファンには、馴染みのフォルム。
『攻殻機動隊』の草薙素子とタチコマの姿がすぐに思い出される。
アドリアン・ビジャール・ロハスの作品は、2011年ベネチアビエンナーレでベネッセ賞受賞。そして2013年の瀬戸内国際芸術祭に出品予定(リンク先に記載有)とのこと。
この素晴らしい作品が、瀬戸内海の島々に展示されるアート作品の一部として、ついに日本へも登場。
瀬戸内の風景に異物として登場するこれらの作品がどのようにマッチするのか、大変興味深い。
◆関連リンク
・ADRIAN VILLAR ROJAS - Google 画像検索
・ADRIAN VILLAR ROJAS - YouTube
主に作品について語る作家の姿とメイキング。
| 固定リンク
« ■感想 沖浦啓之監督『ももへの手紙』 | トップページ | ■情報 ジェームス・ティプトリー Jr.の短篇にもとづく、ギター曲アルバム by ジェームス・ブラックショウ:James Blackshaw "Love Is The Plan, The Plan Is Death" »
コメント