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2012.05.25

■情報 ジェームス・ティプトリー Jr.の短篇にもとづく、ギター曲アルバム by ジェームス・ブラックショウ:James Blackshaw "Love Is The Plan, The Plan Is Death"

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James Blackshaw『Love Is the Plan the Plan Is Death』
(Twitter / @wwattackkさん経由)

"James Blackshawの新作タイトルって、ティプトリーの『愛はさだめ、さだめは死』というSF小説からなのか。早く手に入れたい"

[CD] James Blackshaw / Love Is The Plan, The Plan Is Death - JYM AND RECORDS - ジムアンドレコーズ.

"イギリスの12弦ギターの名手James Blackshawによる古巣「Important」から久々のニューアルバム!!クラシカルなギターの音色が存分に味わえます!!

クラシック・ギター、グランド・ピアノ、ヴィブラフォン、そしてオルガンを音色をJames Blackshawならではのビューティフルかつビタースウィートなメロディ響きで暖かく聴かせてくれます。録音はシカゴにあるジョン・マッケンタイア所有の ソーマスタジオ。

01. Love Is The Plan, The Plan Is Death
02. Her Smoke Rose Up Forever
03. And I Have Come Upon This Place By Lost Ways
04. A Momentary Taste Of Being
05. We Who Stole The Dream
06. The Snows Are Melted, The Snows Are Gone"

 ということで、twitterで知ったジェームス・ティプトリー Jr.の短篇にもとづく、ギター曲のアルバムについて紹介する。
 イギリスの12弦ギターの名手James Blackshawによるジェームス・ティプトリー・Jr.の「愛はさだめ、さだめは死」をタイトルにしたアルバム。
 なんと全曲が、ティプトリー作品のタイトルから取られている。
 上から作品名を邦訳で紹介すると、、、。

01. 愛はさだめ、さだめは死
02. 煙は永遠にたちのぼって
03. そして私は失われた道をたどり、この場所を見出した
04. 一瞬のいのちの味わい
05. われら<夢>を盗みし者
06. 雪はとけた,雪は消えた

James Blackshaw - And I Have Come Upon This Place By Lost Ways - YouTube
Love Is The Plan, The Plan Is Death James Blackshaw - YouTube
 ここで、上記の5曲が聴けます。一曲は女性ヴォーカルの曲。 
 残りはギター演奏になっている。
 いずれも落着いたトーンでティプトリー的な世界を描き出している。

 作品に沿ったものになっているかというと、、、そこは皆さんの判断に御任せします。

 僕は少なくとも「接続された女」は、ハードロックで聴きたいと思う(^^;)。

◆関連リンク
James Blackshaw(ジェームス・ブラックショウ)--Review-- : Grumble Monster.

"1981 年生まれという若きロンドンのギタリスト。現在までに9枚の作品をリリースしている。元々はパンク・バンドをやっていたというが、12弦ギターとピアノに よる神秘の世界にもはやその面影はなく、ただただ陶酔するだけである。2010年には初めて12弦エレキギターを使った9枚目のアルバム『All is Falling』を発表した。"

James Blackshaw『Love Is the Plan the Plan Is Death』
 このアルバム、Amazon.jpでも購入できます。

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コメント

 wattackさん、はじめまして。コメント、ありがとうございました。

>>彼は以前にも文学作品から着想を得てますが、音楽のスタイルは一貫しているので、それぞれの作品のイメージに沿うこともないのでしょう。

 解説いただき、ありがとうございます。
 文学から着想し演奏されるっていうのは、演奏家の読者としての"読み"とその方の個性がミックスするわけで、書評を読むのにも似ていますね。

 ティプトリーファンなので、興味深い情報に改めて、感謝致します。

投稿: BP(wattackさんへ) | 2012.06.02 09:29

はじめまして、元のツイートをした者です。
このアルバムはティプトリー作品からインスピレーションを得ているだけであって、サントラではないので、雰囲気がそぐわなくても当然だと思います。
彼は以前にも文学作品から着想を得てますが、音楽のスタイルは一貫しているので、それぞれの作品のイメージに沿うこともないのでしょう。
ル・グィンの作品名のほうが似合いそう、というのは面白いですね。

投稿: wattack | 2012.05.31 23:03

 確かにル・グィンかも。

 もっと前衛的でないとティプトリーは表現できないでしょうね。

 ティプトリー作品の極一部の静かな雰囲気のシーンを思い浮かべると、あわないこともないのかな、と(^^)

投稿: BP(青の零号さんへ) | 2012.05.27 09:44

「Love Is The Plan, The Plan Is Death」聴きましたが・・・。
少なくともティプトリーの世界は浮かんできませんでした。
いい曲、いい演奏だとは思いますけどね。

この人の曲には、むしろル・グィンの作品名のほうが似合いそう。
「he Word for World is Forest 」とか「Always Coming Home」とか。

投稿: 青の零号 | 2012.05.26 12:14

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