■レポート 恐竜ワールド「ディノ・アドベンチャー・ライド」
高速高鷲I.C.を降りて約10分の山の中に恐竜はいた。
上の写真がその驚異の世界wの入り口。手前に置かれているのが、観客が乗りパークの中を移動するカートである。このカート、完全自動操縦で、園内にひかれた細いアスファルト路に埋め込まれたマーカーを辿って、坂道の多い森の中を緩急自在に走行する。
自動運転のヤマハのカートで園内役2kmを20分でまわる。カートはエンジン駆動で舗装された幅の狭い道路に埋め込まれたマーカーをたどるように走行。坂
の多い道をエンジンのスロットルやブレーキをかなり小まめに制御して走って行く。また恐竜が現れると、じっくり観られるように気持ち低速に移行する。(自
動車関連エンジニアとして、コースにまったくスタッフがいないので、途中で暴走したら、、、とフェールセーフが心配でならない。なにしろハンドルもアクセ
ルもブレーキも人間の制御下にはないのだから、、、。)
そして、森林の中にさりげなく現れる恐竜。
ディテイルの出来は、個体によって完成度に幅があった。特に完成度の高いものは、かなりのリアリティを獲得している。
そして、なんにしても森の中に佇む恐竜の風情がとてもいい。
特にカートに乗っていると前方ばかりを注視してしまうのだが、通り過ぎた後、振り返ってみる恐竜の佇まいがなかなか素晴らしい。
入り口には何故かわざわざ「幼児小学生向け」と書いてあったけれども、むしろ大人が静かにその情景を楽しむのがこのエンターテインメントの正しい楽しみ方でないか、と思ってしまった。
派手に恐龍が襲ってくるとか、水が吹きかかるとかのイベント性に貧しいので、子ども向けとは言えないのではないか。ディズニーランドやユニバーサルスタジオのような派手さはない。
むしろへたに飾られていないため、しっとりと落着いた森林を楽しみつつ、そこに現れる異物をじっくり味わうという大人向けの施設である。
今後、人気取りのため、そうしたエンターテインメント性が盛り込まれる可能性もあるが、その前に、多くの人に、この純粋に恐竜が森の中に潜む佇まいを楽しんでいただきたいものである。
パークの中に住んでいる恐竜は、全部で16体。僕が記録できたのは、以下の個体である。(リンクはwiki-pediaの解説。画像はGoogleで検索したイメージである)
バリオニクス 画像、イグアノドン 画像、スティラコサウルス 画像、ティラノサウルス 画像、ディメトロドン 画像、カマラサウルス 画像、アンキロサウルス 画像、トリケラトプス 画像、アマルガサウルス 画像、サルコスクス 画像、アパトサウルス 画像、アロサウルス 画像、トロサウルス 画像、コリトサウルス 画像、オヴィラプトル 画像。
僕が特に良かったのは、アマルガサウルスのリアルな赤いトサカ(?)。そしてアパトサウルスの20mの巨体。もう少し近くでじっくりと観られると良かった。
残念ながら、写真・ビデオ撮影は禁止(撮影していた場合、5000円の罰金)。
帰ってから考えたのは、Blogでの紹介のため撮らせてもらえるように話してみれば良かった、いろいろ聴き込みたいこともあったし、、、。
(現在、Googleで検索すると、幸いなことに以前の本Blog記事がかなり上位に来ているので、それを見せて説明すればもしかしたら可能だったかもしれない(^^)。)
そして「ディノアドベンチャーライド」。オープンから1ヶ月なのに客がまばら(^^;)。名古屋圏の方、今なら週末でもほぼ並ばずに恐竜と対面できます。自動運転のカートでの移動だけれど、むしろ徒歩で山道を散策していて異界の生物に出会うってシチュエーションの方が良いかも。そして恐竜ファン、奇想ファンのために撮影可をお願いしたいw。
次は、天候を選んで、霧の中で恐竜に遭遇するって、幽玄なシチュエーションも体感したいものです。
◆関連リンク
・リアル・ジュラシックパーク:Restless Planet @ドバイランド
当Blogで記事にしたドバイに200体の恐竜が住むと言われる建設予定の施設。
・Riva Digital - Restless Planet - YouTube
そのドバイの恐竜パークの2010年の動画。
・Restless Planet - YouTube こちらで予定されている恐竜ロボットの姿が見られる。動きは相当に俊敏。近くで観たら、結構怖いのではないか。
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