■感想 京極 夏彦『百鬼夜行 陽』
京極 夏彦『百鬼夜行 陽』
この本の装丁も京極の改行と同じくかっちりした読後感のイメージ生成に役立っていそう。京極のデザインマジックの一端であろうか。
久々の京極読書だったが、相変らず構成がかっちりして小気味のいい短篇10作。
榎木津礼二郎の視覚の謎を幼少期から描いた「目競」の奇想視点が白眉。でも、他も味わい深い妖怪達である。
京極夏彦作品人名事典 - 京極夏彦作品人名事典
こちらの人名事典で読解が深まる。既に<百鬼夜行>シリーズも『姑獲鳥の夏』の1994年から20年近く経ち、最新作の『邪魅の雫』からも既に6年。随分と登場人物とかストーリーも忘れているが、この人名事典で追いかけるとまざまざと記憶が蘇る。それにしても凄い労作。感謝です。
◆関連リンク
・作品紹介|京極 夏彦『定本 百鬼夜行 陰』『定本 百鬼夜行 陽』|文藝春秋|特設サイト
京極夏彦による作品の朗読動画あり。
・『定本 百鬼夜行 陽』 (京極夏彦 著) | 著者インタビュー 人の世の哀しみを妖怪に托して - 本の話WEB
"榎木津の一人称は書けないんです。内面のありようが常人とはかけ離れ過ぎていて、そのまま書いたらおそらく意味が分からないものにしかなりませんね。"
・大沢オフィス-公式ホームページ- 大極宮
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