■情報 ルディー・ラッカー『チューリングとバロウズ』Rudy Rucker "TURING & BURROUGHS"
TURING & BURROUGHS, Beatnik SF Novel, Coming Late September | Rudy's Blog Google 翻訳
(T. Hashimoto(@biotit)/2012年08月26日 - Twilog経由)
"ルーディ・ラッカー先生の新作長篇(9月に自身で電子書籍として発表予定)『チューリング&バロウズ』では、自筆イラストの通り、バナナナメクジっぽい生き物が世界に大変化をもたらすらしいよ。 http://t.co/pnyfcBiw
ラッカーの草案によれば《バナナナメクジ》は人工臓器として生み出されたが、実際は人造人間の素みたいなもので(1)人間が好きに体・外形を変える
ため転用可能。(2)応用により、子供にもなれる(クローン、ホムンクルス的な?)=異性愛者でなくとも子が持てるようになる。
バロウズ、チューリングといえば……。/ロスアラモス研究所の核実験やコンピュータ開発も絡み、タイムトラベルも関わってくるらしい。ラッカーは本書のために作った、書籍1冊分に及ぶ調査資料の集積や設定集を公開している。(※PDF注意)"
2002年の『フリーウェア』以降、日本語翻訳が出版されていないラッカーの英語での新作。電子出版ということだけれど、アメリカでもラッカーの本の出版は難しくなっているのだろうか、それとも著者の志向なのか。
物語はいかにもラッカーw。
自身のイラストがいつものタッチでとても良い(^^;)。ビートニクということで、バロウズはもちろんウィリアム・バロウズの事なのだろうけれど、チューリングを絡めているところから、その祖父William Seward Burroughs:ウィリアム・シュワード・バロウズ1世 (Wikipedia)と彼が起こしたコンピュータ会社バロース加算機社Wikipedia)とアラン・チューリング(Wikipedia)が関係する話なのかな、とか創造が広がる。(チューリングとこのバロウズ1世は年代的にズレている)
"チューリングとSkugs" 不変タイムラインモデル。 ルディさんのブログ
ラッカー自身によるブックカバーのイラスト、元タイトルは『チューリングとスカッグ』と呼ばれていたようだ。
そのスカッグという不思議な名前は、ラッカーの3歳になる孫娘がナメクジ(slug)を呼んだ言葉から来ているらしい。ファンキーなおじいちゃん、ラッカーも孫娘は可愛くてたまらない様子で微笑ましい。
◆関連リンク
・ルーディ・ラッカー - Wikipedia
・Rudy Rucker's Videos - YouTube
・ルディー・ラッカー - 当Blog記事 Google 検索
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