■情報 『009 RE:CYBORG』3D-CG メイキングについて
アニマティクス『009 RE:CYBORG』メイキング - YouTube
公式にPH9 - YouTubeで公開されている映像メイキングから、上記の画像を整理してみた。
3Dモデリングがセルライクにシェーディングされて、その絵を元に、モデルが改良されているのがわかる。
その時の映像の変化点を記したのが、Youtubeから同様に切り出した右の画像。
徐々にモデルが改変されていく様子が分かる。
ここでCGに手描き原画的なニュアンスが追加されていくようだ。
立体視映画である場合、そのフォルムに連続的に奥行きが必要になるのだけれど、そこのところがどのようにアニメータによって追加修正されていくのかの実際がよくわからない。
2D画の作監修正とは明らかに別の奥行きの3D修正が必要のはずで、そこについても是非知りたいものです。
◆参考 メイキング記事
(Twitter / pacchiiさんの情報より。いつも教えて頂き感謝です(^^))
上の文章は以下を参考にさせて頂きました。
劇場アニメーション長編『009 RE:CYBORG』 神山健治監督&サンジゲン中核スタッフインタビュー | FEATURE | CGWORLD.jp
"日本のアニメーション独自の魅力でもある「(現実には存在しない)漫画絵で作るリアルさ」を 3DCG で表現しよう、という試み" (神山監督)
"2Dアニメの原画を描く人が見ても判らない......というレベルを目指しています。これまで10年かけてやってきたのは、3DCG を 2D の作画アニメに近づけるということ。これからの2~3年は、新たな映像表現の扉を開くための時期だと思っています" (サンジゲン代表 松浦裕暁氏)
"アニメーターによるレタッチ作業が行われ、最終的にセル調のルックが作られていく。 「例えば PV の中でレタッチしたのは、003のゴーグルが持ち上がる場面。女性キャラの表情が綺麗に見えるよう、このカット用にアニメーターが表情をレタッチしていま す。他にも、005の頭のサイズを変えたり、筋肉を強調したり......アニメーターがカットに合わせ、モデルを調整していくのが、僕らの持ち味ですね"(サンジゲン 鈴木大介氏)
"3D作業の最終段階。変形作業(レタッチ)、表情付け、芝居・エフェクト・質感・背景美術などの最終確認"
◆関連リンク
・アニメ制作ワークフローセミナー 劇場版アニメ『009 RE:CYBORG』メイキング
"デジタルでのアニメ・映像制作に携わるすべての方々、またはアニメ制作に3DCGツールなどの導入をご検討中の方々を対象に、 Autodesk 3ds Maxを中核とするデジタルアニメ制作のワークフローご紹介するセミナーを開催いたします"
というセミナーもプロ向けには実施される様です。聞きたい。
・Silencio『CG WORLD (シージー ワールド) 2012年 11月号』
"第2特集 映画『009 RE:CYBORG』速報ー制作が佳境のサンジゲンを訪ねたレポート"
・石森プロ(監修)、プロダクションI.G(監修), ポストメディア編集部『009 RE:CYBORG デザイン&マテリアル(仮)』(Amazon)
"神山健治監督最新劇場アニメーション「009 RE:CYBORG」の設定資料集が登場! キャラクターデザインやメカデザイン、絵コンテ、美術など、作品を構成する素材(マテリアル)を、スタッフコメント付きで大紹介。神山監督のインタビュー 記事やフル3Dアニメーションのメイキングも収録!"
【設定原画集】009 RE:CYBORG デザイン&マテリアル(仮) | アニメイトオンラインショップ
11月下旬発行予定のこちらの本がメイキングも入っているようで充実しているかもしれません(発売前なのでどこまで詳細かは不明)。
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