■情報 アイキューブド研究所 ICC (Integrated Cognitive Creation : 統合脳内クリエーション)
光情報の復元を目指した「ICC 4K 液晶テレビ」試作機を公開 - YouTube
プレスリリース:ICC技術を開発 (I-cubed研究所株式会社 2011/05/12)
" I3研究所(アイキューブド研究所)株式会社は、 ハイビジョン(1920×1080画素)の映像信号から4K映像(3840×2160画素)を創造する 新たな映像クリエーション技術、 ICC (Integrated Cognitive Creation : 統合脳内クリエーション)を開発しました。
ICCは、人間が現実の風景や被写体を直接見た時に発生する「認知」の働きと同等の体験を映像視聴時に得られることをコンセプトとした映像創造の技術です。 映像の高解像度化やノイズ低減など従来のリアリティ向上のアプローチにとどまることなく、 遠近感や立体感、質感などを、自然界により近い形で認知させるものです。
次世代のディスプレイは、単なる視聴端末ではなく、 大画面からより緻密な光刺激を発する映像空間創造デバイスに進化するものと考えられます"
これもニュースというには、かなり遅い情報だけれど、超解像技術の上を行く、「統合脳内クリエーション」という新しいアプローチに興味が沸いてネットで情報に当たってみた。以下、リンク集です。
こればっかりは、脳が介在しないとどう凄いのか分からないため、自分で観るまでは、観た方のレビュー等に頼るしかない。
既に実際にこのアルゴリズムを搭載したテレビをシャープが発売しているようなので、いずれ家電店にてデモが観られるかも、と期待して止みません。
【本田雅一のAVTrends】シャープ「ICC 4K 液晶テレビ」の圧倒的な立体感 -AV Watch
" 近藤氏は「テレビにおける4Kというのは、人間の感じる事ができる解像度、眼球の特性を考えると”画素数”に関してはこれ以上必要ないという数字です。 これ以上の解像度は無駄です。さらに超解像処理という面では、10年前にDRC-MFですでに技術として完成していましたから、HDから解像度を引き上げて 見せるという意味では、さらに高めていく必要はありません。4Kの時代に求められているのは、より高い解像度ではなく、現実世界と同様の“光の刺激”を与えることです」と話した"
【麻倉怜士IFA報告】シャープとアイキューブド研究所の「ICC・4K」の進化(2)「静止する動画」の提案 - 家電・PC - Tech-On!.
" 一般の超解像といわれている画像処理は、画面の中央のオブジェに注目し、それをくっきりさせるという方法論である。一方、ICCは全く違う。人の目には、 その物体だけなく、横や後ろの物体も見えているという事実がある。しかし、カメラで撮影すると光学特性から、特に望遠レンズでは、前後のある1点にしかフォーカスが合わない。これは、人が実際に眼前の景色を見るのとは相当異なる、不自然な映像となる。新しいICCでは、前後・左右にある物体の「相互関係」に着目し、その間の距離感や質感の違いを明確に表現できるようにアルゴリズムを設定し直した。"
御二人のAV評論家の大家の書かれた記事の引用です。
人の光の刺激の認識の再現であり、フォーカスを実際の光景に近づけるという様な技術のようです。どんなアルゴリズムなのか、もっと詳細な情報が知りたいものです。
◆関連リンク
・シャープとI3研究所、「ICC 4K 液晶テレビ」の試作・実用化に向け共同開発を開始(プレスリリース)
・次世代液晶テレビ ピュリオス:シャープ
・価格.com - シャープ ICC PURIOS LC-60HQ10 [60インチ] 価格比較
まだ正式な価格は出てませんが、なんと250万円との記述。
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