■情報 アレックス・コックス監督 『宇宙兵ブルース』映画化企画 "THE GALACTIC HERO" by Alex Cox — Kickstarter
Alex Cox directs BILL THE GALACTIC HERO by Alex Cox — Kickstarter
"BILL, THE GALACTIC HERO is a feature-length science fiction comedy set in the far reaches of our galaxy, as humans wage war against a reptilian alien species, known as Chingers. It is extremely low budget, and relatively high concept. How is a story of space warfare between two high-technology civilizations to be achieved, doing justice to its original, on a super-low budget?"
"ハリイ・ハリスンの『宇宙兵ブルース』をアレックス・コックス監督で映画化! 金出してくれる映画会社ないのかねえ"
"I just backed Alex Cox directs BILL THE GALACTIC HERO on @Kickstarter http://kck.st/WZEugx "
柳下毅一郎氏のツィートで知ったアレックス・コックス監督のソーシャルファウンディング キックスタータの映画プロジェクト。
『レポマン Repo Man 』(1984)や『シド・アンド・ナンシー Sid and Nancy』(1986)のアレックス・コックス監督、最近の動きは知らなかったけれど、こんな形でしか、映画の制作費を集められないとは、なんとも悲しいですね。
僕はこの二作に溢れる熱気が大好きだったのを久々に想い出しました。
とにかく『レポマン』はSF映画好きには必見の作品。
キックスタータの企画は、$100,000目標で現時点(2013.4/7)で$71,459。
なんとも寂しい数字だけれど、現時点のアレックス・コックス監督のネーム・バリューはこの規模なのだろうか。残念でならない。
映画化を狙っている作品は、あのハリイ・ハリスンの『宇宙兵ブルース』!
右に引用した藤子・F・不二雄氏の表紙の本がとても素晴らしかった。
藤子・F・不二雄氏のイラストが、あの話にはピッタリのイメージで、氏のSF短篇漫画群の読者になら伝わると思うけれど、シニカルな人間観に裏打ちされてあの藤子SF世界のアンチヒーロー的主人公に共通する影の描写がとてもいい。
ハリスンなら、他にもハリウッド映画に向いたものがたくさんある。
『テクニカラー・タイムマシン』『ステンレス・スチール・ラット』シリーズ等々。
特に後者は、一級の宇宙ヒーローもの映画になること、間違いなし。
ハリウッドと言わず、どこか日本のアニメ会社が、TVシリーズ化してくれないものだろうか。
『ルパン3世』のベスト作品(大隈正秋、大塚康生、宮崎駿、高畑勲)にも通じる粋な作品になること、間違いなしと思うけれど、、、。
◆関連リンク
・HARRISON & HEINLEIN | alexcoxfilms
アレックス・コックスがハリイ・ハリスンとはハインラインについて、書いている。
・アレックス・コックス - Wikipedia
・ハリイ・ハリスン - Wikipedia
・ハリイ・ハリスン, 浅倉 久志訳『宇宙兵ブルース』(Amazon)
マーケットプレイスで古本で入手可能。
・ハリイ・ハリスン
(Amazon)
何とハリスンの本は、全て絶版なのですね。新刊は買えませんが、古本で入手可能です。『ステンレス・スティールラット』とか傑作です。
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