■情報 『山田太一 テレビから聴こえたアフォリズム』(文藝別冊/KAWADE夢ムック)
文藝別冊/KAWADE夢ムック『山田太一 テレビから聴こえたアフォリズム』 河出書房新社
"【スペシャル対談】
×田原総一朗/×木皿泉
【山田太一全ドラマ解説】
【論考】長谷正人
【永久保存版・山田太一ドラマ名ゼリフ集】
【山田太一ドラマ名優ファイル】"
この本、出ていたのを知らなくて、図書館で見掛けて借りてきた(^^)。
この本を手に取って、こうした個人のクリエータに着目したいろいろな出版物がある中で、今まで山田太一の特集本がなかったのが、とても不思議でならない気がした。
それくらい山田太一の作品は、現在のさまざまな表現に影響を与えていると思う。
本書、「山田太一を作った「知」~50年後も残したい本と映画
」、この希代の日常に紛れ込む闇を描くテレビシナリオライターが選ぶ20本の映画に、デイヴィッド・リンチ『ブルーベルベット』、トリアー『ドッグヴィル』が挙がっててとても嬉しい(^^)。
アメリカの日常に潜む暗闇、耳の登場シーンは山田ドラマの冒頭にもふさわしい。そして『ドッグヴィル』の異様な村も山田シナリオでどう料理されるか想像すると興奮してくるw。
現在のテレビドラマを山田太一がどう観ているかも、とても気になっている。
特に、もし山田太一が『みんな!エスパーだよ!』を観てたらどんなレビューを書くんだろう(^^;)…これは是非、読みたい!
◆関連リンク
・長谷 正人『敗者たちの想像力――脚本家 山田太一』
・山田太一『終りに見た街』
・山田太一 当Blog過去記事 Google 検索
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