■予告篇 ジョシュ・トランク監督『クロニクル』: Josh Trank "Chronicle"
映画「クロニクル」予告編 - YouTube 公式サイト
"9月27日(金) 2週間 首都圏限定公開"
まるで大友克洋の『AKIRA』のようだ、と言われている映画『クロニクル』。
本国アメリカでは2012年初に公開され、ずいぶん遅れて日本語版の予告篇が公開された。
予告篇で観る限りでは、若者たちが能力をエスカレートしていく様が、ドキュメントタッチで描かれてなかなかの迫力。これは是非観てみたいものです。
下に引用したポスターも素晴らしい出来。コピーの"NOT ALL HEROES SUPER"も奮っているw!
"アメリカ合衆国とカナダでは2012年2月3日に2907劇場で封切られた。20世紀フォックス側は、公開初週末は800万ドル程度を期待し、興行ウォッチャーたちは1500万ドルと予想した。封切られると公開初日のみで865万ドル売り上げ、さらに初週末3日間で2200万ドル を売り上げて同日公開であった『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』(2100万ドル)を抑えて1位となった。"
それにしてもこれだけ北米でヒットしたというのに、何故、日本はこれだけ遅れてしかも首都圏限定公開なのだろう。残念。ネットでの評判が高まっているので、是非、秋までには公開劇場を増やしてもらいたいものです。
この映画の監督は Josh Trank (IMDb)。前の記事『Cute and Boxer』に続き、この監督もテレビシリーズに携わり、今回が初めての映画という新鋭。1984年生まれの29歳。
Josh Trank - Wikipedia, the free encyclopedia.
"Trank, at 27, is one of the youngest directors to open a movie at number one at the US box office. He is followed by Steven Spielberg (28, with Jaws) and James Cameron (30, with The Terminator)."
wikiの記述によれば、この『Chronicle』で全米ボックスオフィスNo.1を獲得。27歳の若さでNo.1というのは史上初。上の記述にあるように、スピルバーグは28歳、キャメロンは30歳でNo.1獲得ということで、この監督、まさに注目されているようだ。
Josh Trank - Wikipedia, the free encyclopedia.
"The Red Star (2014) - director
The Fantastic Four (2015) - director
Shadow of the Colossus (U.S. Live action film adaptation of the video game Shadow of the Colossus) (TBA) - director
Venom (TBA)(In talks)- director"
同じくwikiによると、この後、2014年から4本の映画が予定されている。その一本が『ファンタスティック4』とのこと。
しかしこの『クロニクル』、大友の『AKIRA』や『童夢』の実写映画化が幾度も企画されて実現していない中で、どんどん大友が描き出したビジョンが、日本以外で映像化されるのを観ていると、なんだか歯がゆい想いですw。
◆関連リンク
・Amazon.co.jp: CHRONICLE: Dane DeHaan, Michael Kelly, Josh Trank
既にアメリカではブルーレイが発売されており、Amazonのサイトで取扱があります。秋まで待てない方は、こちらも検討の価値はあるかもw。
・Chronicle Josh Trank & Alex Russell Interview - The Sci Fi Show - YouTube SciFiショーによる監督インタビュー。
途中『ダークナイト』、『マルホランドドライブ』のシーン(ナオミ・ワッツの女優オーディション部分)がインサートされている。
・Interview: "Chronicle" Director Josh Trank
監督へのインタビュー記事。
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