■感想 滞在型アートスペース「クマグスク - kumagusuku - 熊・楠・城」
"小豆島坂手港からすぐの観音寺の宿坊を利用した、『滞在型アートスペース』を瀬戸内国際芸術祭2013の期間限定でオープン。遍路が人々の心と絆をつなげてきたように、お寺という場所で人と島を美術によってつなぐ壮大なプロジェクトが始動します。
期間 : 7/20〜11/4"
"■kumagusuku クマグスク
企画: 矢津吉隆(現代美術作家)、井上大輔(現代美術作家)
企画アドバイザー: 椿玲子(森美術館アソシエイト・キュレーター)
出品作家: 土屋信子(現代美術作家)
後援: 小豆島町坂手地区自治会、小豆島町
共催: 坂手んごんごクラブ
空間構成 :dot architects(建築家)
デザイン: 原田祐馬(UMA design farm)
作庭デザイン: ZZZ(京都造形芸術大学ウルトラファクトリー/服部滋樹+原田祐馬)
協力: 観音寺、SCAI THE BATHHOUSE、京都造形芸術大学ウルトラファクトリー、 ビートたけし × ヤノベケンジ、Takuro Someya Contemporary Art、藤本寛、多田智美、 おかひろし、小鐵裕子※「kumagusuku( クマグスク )」という名前は南方熊楠の “くまぐす” と沖縄の方言で城を表 す “グスク” を併せた造語です。そこには “熊” という動物的象徴と “楠” という植物的象徴、 “城” という人間的象徴がひとつになっています。熊楠のように宇宙的な視座からものごと を捉えることで「kumagusuku」が新たな人と美術の関係を築く “城” になれるようにという思いからそう名付けました"
小豆島の宿は、滞在型アートスペース"クマグスク"というところに一泊。
滞在型アートスペースとは何か。そのコンセプトは上の引用文を読んで頂くとして、何と言っても凄かったのは、美術作品の鑑賞形態。
土屋信子"ace of heart vol.7"と名付けられた個展の会場は、なんと宿のシャワールーム!
シャワーで汗を流しエアコンの効いた浴室で(裸で)美術鑑賞。
プライベートビーチならぬ専用アートスペース!w。樹脂が融解したような造形品は時間の表現なんでしようか…。とても不思議で他では全く経験したことのない得難い体験だった。
こんな体験を作り上げて頂いたスタッフの方々、特に主催の矢津吉隆さんに感謝です。
小豆島坂手地区でヤノベケンジ作品を鑑賞するのにベストの宿、皆さんにもお薦めです。
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