■ネタバレ感想 荒木哲郎監督『進撃の巨人 : Attack on Titan』 横山彰利、田中洋之演出 第24話「慈 悲 〜ストヘス区急襲2〜 」
冒頭からネタバレです。未見の方は読まないで下さい(^^;)。
"第24話「慈 悲 〜ストヘス区急襲2〜 」
脚本:小林靖子 / 絵コンテ:横山彰利 /
演出:横山彰利、田中洋之
作画監督:千葉崇明、手塚響平、山田 歩
アルミンの立案した作戦に沿って、アニを地下通路への入口まで誘い出すことに成功したエレン、ミカサ、アルミン。しかし、アルミンの真意に気づいたアニは巨人化し、エレンを死にもの狂いで捕えようとしていた。地下通路内に逃れたエレンたちを狙う女型の巨人・アニ。ミカサ、アルミンを守るためエレンも巨人化を試みるが……。"
いよいよTVアニメ版も残すところ、この一本と最終話のみ。
今回、本シリーズのまさにクライマックスと言えるのではないだろうか。
上に引用した画像を観て欲しい。この気迫の作画。
諫山 創の漫画の異様な迫力とはまた違うが、日本アニメの最良の凶悪画をリブートしたような原画の迫力に息を飲んだ。
自閉的なルックスの巨人(まさにオタク)に意味なく喰われる若者達を描き続けてきたこのシリーズが終わる。残酷な世界で行き先もわからない中、全力を尽くして現実を打開しようと戦う若者達。
日本の若者の、これがある意味、まさに現実かもしれない。
ぬるま湯の様な平和な日常に潜む、退屈という狂気が、ヒトを内側へ向かわせる陰湿な暴力。それがデフォルメされた『進撃の巨人』の"現実"。
友人すら凶暴な暴力の主体になる現実に直面し、内なる巨人を発動できずに瀕死をおうエレン・イエガーが、残酷な世界に最も直面し続けてきた冷徹な戦士ミカサの言葉で覚醒するこのシーンは、果たしてこのデフォルメされた"現実"をどう喰い破るのか。最終話をこころして待ちたい。そしていつか再開されるこの先の残酷な世界を…。
◆関連リンク
・進撃の巨人 第12巻
第12巻ではオリジナルアニメーションDVD付き限定版を発売。
限定版に付属するOADには調査兵団の前日譚、そして特別編「イルゼの手帳」を収録。リヴァイ、エルヴィンら調査兵団が壁外調査で発見した古びた手帳。
そこに記されていた事実に、ハンジが起こした行動とは…!?▼スタッフ
監督:荒木哲郎 シリーズ構成:小林靖子
アニメーション制作:WIT STUDIO
◎発売予定:2013年12月9日(月) ◎予価:2,980円(税込)
※この商品は限定生産品です。確実に入手されたい方は事前のご予約をお願い致します。
申し込み締め切り:2013年10月4日(金)"
予約は以下のAmazonサイトでも出来る様です。僕はこの第24話のインパクトで、さっそく注文。荒木哲郎監督はじめこのスタッフの仕事から眼が外せません。
・諫山 創『DVD付き 進撃の巨人(12)限定版』(Amazon)」
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