■情報 宮崎駿監督引退会見 と 作画枚数の推移
▶ 【スタジオジブリ】 宮崎駿監督引退記者会見 【2013/09/06】 - YouTube
宮崎駿 長編映画引退会見 « スタジオジブリ非公式情報サイト【ジブリのせかい】
"テレビ局が70社、新聞・雑誌・ウェブメディアが200媒体。総勢605名の人たちが集まったそうです。"
リンク先に引退会見の全体 1時間36分31秒が動画とテキスト書き起こしで掲載されている。これについて、長年の宮崎ファンとして、感想はいろいろあるけれど書いていると長くなるので、今回は宮崎駿関連の二つの情報をまとめてみた。
◆宮崎駿を初めてとりあげたアニメ誌 FILM 1/24
宮崎駿報道が凄い量。初監督『未来少年コナン』の78年当時、引退会見がワイドショーで放映されることを想像した人は皆無でしょう(^^;)。
当時はアニドウのFILM 1/24が彼のことを伝える唯一の媒体だったw。
以下が、1977年の宮崎初インタビュー(と思われるもの、未確認ではありますが、たぶん間違いないでしょう)。
僕は、この後くらいにFILM 1/24の定期購読をはじめたので、この号を残念ながら持っていません。なので初インタビューも未読。読みたいものです。
アニドウ出版史 « ANIDO official website
"アニメ狂戦誌 FILM1/24 No.13&14
1977年 (昭和52年3月1日)
特集:母をたずねて三千里 (絶版)
内容
「三千里各話の略筋」富沢洋子
「インタビュー 1 小田部洋一&奥山玲子」
「インタビュー 2 高畑勲」
「インタビュー 3 宮崎駿」
「テキサス・アヴェリー」訳:望月信夫"
宮崎がひとりで全シーンの画面設計(レイアウト)を描いた『母をたずねて三千里』の特集。あの驚異的な仕事をどのようにインタビューで聴き込まれているのか、是非、読んでみたいものです(^^)。
アニドウの宮崎駿記事、僕が持っているのはFILM1/24別冊『未来少年コナン』(79年)。
アニドウ出版史 « ANIDO official website
"未来少年コナン 1979(昭和54年)
副題:アニメーション狂専誌FILM1/24別冊
英題:Conan,The Boy in Future
編集:なみきたかし 発行:富沢洋子
体裁:A4変形版 328ページ並製本
協力:宮崎駿、大塚康生、山本二三
発売:アニドウ (絶版)
12月1日発行
主要スタッフへのインタビュー集
内容 最初の放送が終了した段階でこの初監督作品を記録に残そうと企画された特集本。"
グッズ紹介:アニメーション狂専誌FILM1/24別冊『未来少年コナン』
凄いボリュームと緻密な記事に驚愕した、正に"アニメーション狂専誌"w。
編集:なみきたかし、発行:富沢洋子の両氏の宮崎駿引退インタビューが読みたいのは僕だけでしょうか。
[mixi] 猫柳さん | 「風立ちぬ」
アニドウのFILM 1/24を編集/発行されていた五味洋子(旧姓 富沢)さん @tominekoyouko による最新の宮崎駿記事。アニメーションの作画に触れた感想を感慨深く拝読させていただきました。
◆総作画枚数の推移
以前の記事、感想 叶精二『宮崎駿全書』にて同書に記載された貴重なデータから、宮崎作品のポイントである作画について、その作画枚数に着目して、監督作の過去から現在までの推移を分析したのだが、『ポニョ』と『風立ちぬ』を加えて、ここでまとめておく。
ここでわかるように、最新作にして、長篇最後の作品である宮崎駿監督『風立ちぬ』は、時間あたりの作画枚数が『カリオストロの城』から2.8倍 『ハウルの動く城』とほぼ同等で、前作『崖の上のポニョ』からは25%ダウン。
もちろん作画枚数だけで作品の質を云々はできないが、宮崎作品の作画枚数の推移はグラフで見ていて、作品の映像イメージとの相関が何らかないか、今後考える上で定量的な参考になるかと思う。
(最初にアップしたグラフは、ネット情報から『風立ちぬ』が27万枚とした。それに対して、紫の豚さんより『ジ・アート・オブ 風立ちぬ』
『風立ちぬビジュアルガイド』に作画161,545枚という情報があることを教示頂きましたので、訂正しました。)
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