■予告篇 ギャレス・エドワーズ監督『ゴジラ』Godzilla (2014 レジェンダリー・ピクチャーズ版)
この予告篇と今回の当Blog記事には本篇の重要なストーリーのネタバレがあります。白紙で観たい方はご注意を。
Godzilla - Extended Look [HD] - YouTube.
"予告篇 公開日: 2014/04/05
http://godzillamovie.com
https://www.facebook.com/GodzillaMovie
In theaters May 16th.(日本では2014/07/25)"
冒頭のシーンに絶句です。911以降の映画ではなく、さらに描かれるのは…。
日本のエンターテインメントがタブーにし始めている映像をここまで描いてるのか…とインパクトを受けました。
相当にキツイこの予告篇、予想できたはずなのに、今年観た映像の中で最も衝撃的でした。国内の上映にはいろんな声が出てくるでしょうね。
放射能怪獣ゴジラを、東宝版60周年の今、日本の特撮界が映画化出来なかったことは、とても残念な気がする。
大げさな物言いになりますが、昭和29年の『ゴジラ』の衝撃に近いものを、現代の日本人は再びこのハリウッド映画で悲痛とともに受け止めるのかもしれません…。
それにしても、これまでの予告篇で感じた、ただならぬ気迫が漲った映像は、このテーマへ踏み込むレジェンダリー・ピクチャーズ版 ギャレス・エドワーズ監督の強い決意の現れだったんでしょうね。
彼は日本の現在の被曝地に立ったんだろうか。
◆関連リンク
・Twitter 五穀米さん
"EMPIRE誌レジェゴジ特集記事によれば、「ゴジラは核にまつわる事故で目を覚ます」「それが起こるのは日本」というのが東宝からの約定条項。その契約が交わされたのは福島第一原発事故よりも前だったため、監督・脚本家たちはかなり配慮したとのこと。"
EMPIRE誌のHPを探してみましたが、ネット上にはこの情報の掲載はなさそう。誌面の方に掲載されたものではないでしょうか。
・Twitter / akihiko89さん
"G・エドワース監督「初代『ゴジラ』製作当時の日本では、原爆で受けた被害を映画で描くことは難しかった。それでも日本人は怪獣映画という形で、破壊され放射能に汚染された街を描くことができた。国民にとっての一種のセラピーだったんだと思う。我々もその精神を大切にする」(EMPIRE誌)"
噂話ですがTwitterではこんな情報も…
"…新作ハリウッド版ゴジラ。配給会社の友人によると多方面からの圧力で広報活動がかなり制限されているそーです"
とりあえず宣伝ということでは、映画館にこのようなでかい看板がありました。でもこの内容…日本での公開が不可能になるようなことは避けられると思いますが…。日本のマスコミ(広告屋?)の力がちょっと心配。杞憂と思いますが、一部カットして公開とかならないでほしい…。
日本での公開へ向けて、この映画はいろんなことのリトマス試験紙になりそうですね。 恐怖の放射能怪獣による戦争と原子力への怨念、しかと受けとめましょう。映像の一コマづつに込められた気迫、本多猪四郎にも見せたいですね。
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コメント
全米公開までいよいよあと数日となりましたけど… 現実の原爆事故とかそういうのは関係無しに(今苦しんでられる方達には心から同情しますが)、純粋にエンタテイメント作品として楽しみたいもんですね。9.11事件の被害者の人達が、「ダイ・ハード」や「インディペンデンス・デイ」を見てトラウマにさいなまれているわけでもないんですから。
日本での公開も二ヶ月後。変な心配はせずに、楽しみに待つこととしましょう。
我らが「黙示録の聖獣」の復活を!!
(URL欄の掲示板サイト、一言二言でいいですから何か書きに来て下さい。お願いします)
投稿: 通りすがり | 2014.05.10 23:28