■予告篇 岩井俊二監督『花とアリス殺人事件』
岩井俊二監督の新作は何と長篇アニメーション。
制作は、岩井監督のロックウェルアイズと、プロダクションI.G.と関係の深い、スティーブンスティーブンとのことで期待です(スティーブンスティーブンは、神山健治監督がCEO、石井朋彦プロデューサーが取締役)。
この作品、ロトスコープかと思ったら、STEVE N' STEVEN (スティーブンスティーブン)の石井朋彦さんがFacebookで「メインキャラクターセルルック3DCG、サブ&モブキャラクターは2d作画のハイブリッド制作」と語られていましたのでロトスコープではないようです。
ロトスコーピングタッチで描かれるアニメーション、前作の『花とアリス』のあの世界をどんな雰囲気につむぐのか、期待です。
映画『花とアリス 殺人事件』特報 - YouTube
こちらの岩井監督の絵コンテを使った予告篇もいいですね。
" NHK・Eテレで新番組『岩井俊二のMOVIIE ラボ』(毎週木曜 後11:00~45)が来年1月8日にスタートすることが17日、明らかになった。映画監督の岩井俊二氏が主宰し、新旧の名作を題材に 映画の新たな魅力を紹介する。各回テーマをもうけ、内容にふさわしいゲストとともに、あの名シーンは実はこうして撮影された、など名作が名作たるゆえんを 映画人ならではの視点でひもといていく。
第1回「SF」、第2回「特撮」のゲストには、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』などで知られる庵野秀明氏と、実写版『進撃の巨人』(来年8月・9月に公開)を手がける樋口真嗣氏が出演。"
そして岩井ファン、映像ファンにたまらないこうした番組の企画があるそう。
来年年初めに「SF」と「特撮」ということで、これは見逃せません。
◆関連リンク
・▶ タウンワーカーズ 第一話「初めての潮の香り」 - YouTube
こちらは岩井監督によるロト・スコープアニメ。3本の短篇が公開されています。
・初のアニメ監督に挑んだ岩井俊二が語る、トライ&エラーの楽しさ - 映画インタビュー : CINRA.NET.
「20年前からやりたかった」というアニメーション技法・ロトスコープへのこだわりとその制作過程、さらに彼のクリエイションに対する姿勢について話を聞いた。
―その次が2009年に横浜開港150周年記念作品として脚本とプロデュースを担当された『BATON』でしょうか。 岩井:『BATON』は役者をキャスティングした上で、ロトスコープをやろうというアイデアが最初からあり、監督をお願いした北村龍平さんもアニメに結構詳しくて、アメリカの制作チームを連れてきて作りました。そこで手応えを掴むと同時にいろんな問題も見えてきて。
この『BATON』は僕も観ましたが、少し残念な出来でした。
・岩井俊二関連当Blog記事 Google 検索
・■岩井俊二監督 『花とアリス』
10年前の記事。もう前作『花とアリス』から10年以上経つのですね。
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コメント
ミのつく職人さん、こんばんは。
もともとどんな関係があったのかは知りませんが、庵野監督は『式日』で岩井俊二を主演(!)として使っていますからねw。庵野監督の実写映画は岩井テイストが入っているように見えますから、おそらくファンだったのではないかと。
岩井監督が次作として計画されている『番犬は庭を守る』は、核事故後のディストピアSFなので、特撮シーンがどれだけあるかはわかりませんが、庵野、樋口両監督と連係されるとしたら、どのような映像が現出するか、楽しみです。(僕は『スワロウテイル』も「FRIED DRAGON FISH」もSFとして観てましたけれど(^^;) )
投稿: BP(ミのつく職人さんへ) | 2015.02.08 18:56
こんばんは。本題からは逸れますがご容赦ください。
岩井俊二のMOVIIE ラボ見ました。最初に取り上げたのがSFと特撮。庵野、樋口の両監督と親交があるとは思いもよらず、このキャスティングは意外でした。放送時間の短さから掘り下げは深くはなかったものの、年末に名古屋市科学館の展示を見ていましたので十分の楽しめました。
いつか岩井俊二が監督するSF映画も見てみたいです。アニメ版「時かけ」っぽくなりそうな気もしますが、どこまで裏切ってくれるか期待したいと思います。
投稿: ミのつく職人 | 2015.01.18 21:19