■情報 チェコ映画 ユライ・ヘルツ監督『高速ヴァンパイヤ(フェラトゥの吸血鬼:Upír z Feratu)』上映会
チェコ映画『高速ヴァンパイヤ』(「フェラトゥの吸血鬼」)上映会
"上映作品:「高速ヴァンパイア(フェラトゥの吸血鬼)」(1981年、90分、チェコスロヴァキア製作)
監督:Juraj Herz ユライ・ヘルツ
現在はなかなか観ることが出来なくなってしまったチェコ・カルトホラーの傑作。主人公の医者マレクを演じているのは、チェコの有名な映画監督イジー・メンツ ル。また、その恋人役のミマは、後のヴァーツラフ・ハヴェルの夫人となった名女優ダグマル・ヴェシュクルノヴァーが演じています。
日本劇場未公開。
チェコの名SF小説家ヨゼフ・ネスヴァドゥバ著『20年ぶりの吸血鬼」を題材にした、巨匠ユライ・ヘルツ監督によるSFカルトホラー映画。
内容:医者のマレク(イジー・メンツル)は、恋人で救急車のドライバーのミマ(ダグマル・ヴェシュクルノヴァー)が外国の自動車会社フェラトゥ社(ここでは「ノスフェラトゥ」との語呂合わせ)と契約を結んだことを知り、自身も自動車ラリーのドライバーに転身します。しかし、その自動車はガソリンの代わりに人間の◯◯を必要とするとんでもない車であった。その車は競技に勝ち続けるのだが、果たしてその結末は・・・・?
撮影に使われたのは、たった1台しか作られなかったチェコ国産の試作車シュコダ(Škoda)110 Super Sport 724型。その内装はヤン・シュヴァンクマイエルによって改造されました。現在、ムラダー・ボレスラフ市にある、シュコダ博物館にて展示されています。"
上の紹介文、読んで頂けましたか。
凄くワクワクしませんか。何と車が吸血鬼のホラー映画。そしてその車の内装デザインがヤン・シュヴァンクマイエル!
スティーヴン・キング原作のジョン・カーペンター監督『クリスティーン』 (Wikipedia)を想い出す方も多いでしょう。でもこちらは「吸血鬼」なのですよ(^^)。
特に素晴らしいのが邦題。『高速ヴァンパイア』って素敵すぎませんかw。
時速200km/hでアウトバーンを駆け抜ける吸血鬼。東欧の想像力は工業製品をも幻想に引きずり込むようです。観たい。
◆関連リンク
・Upír z Feratu 1. část - YouTube
映画の冒頭がここにあります。映画の雰囲気はこれを観ると伝わってきます。
・Juraj Herz監督 – Wikipedie
・Upír z Feratu(フェラトゥの吸血鬼) – Wikipedie
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