■感想 ジョス・ウェドン監督『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン : Avengers: Age of Ultron』ハルク対ハルクバスター戦
Marvel's "Avengers: Age of Ultron" - Hulkbuster
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』3D(RealD)吹替で観てきた。
前作は出張の飛行機の中、小さなモニターの2Dで観るというとっても勿体ない初見だったが、そんな環境でも素晴らしい監督の手腕に酔い、マーベルシネマティックユニバースの独特のヒーロー世界に浸ることができた。
今回、圧倒的に環境は良いはずなのだけれど、感想としては、前作を下回る出来。
欠点はいろいろ言われているが、敵の出自とその設定、クライマックスの舞台装置の絵面があまり盛り上がらない、等が僕は気になった。
という欠点は差し引くとして、やはり今回圧倒的に良かったのは、ブルース・バナー/ハルクとナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウのシーケンス。
前作でもハルクに一番魅かれたのだけれど、今回も苦悩を背負った姿と、それをものともしない暴走ぶりが素晴らしい。
さらにブラック・ウィドウとの苦悩の共鳴の描写がとてもいい。ここだけ取り出して一本の映画に纏め上げてもらったほうが僕は良かったかな、と。それだと『アベンジャーズ』にならないけれど、、、(^^;)。
そしてアクションでは、もちろんそのハルクの対「ハルクバスター」戦。
宇宙空間に待機する人工衛星「ヴェロニカ」の起動と強化アーマーMk.44「ハルク・バスター」の投下。その後に続くメカテクノロジーとバイオテクノロジーの凄絶な戦いは、マーベルシネマティックユニバース中でも屈指の出来ではないだろうか。
トニー・スタークとブルース・バナーのマッドサイエンティストとしての暴走、ハルクとロマノフの共鳴、そして「ハルク・バスター」戦。この構成だけで、『アベンジャーズ』の看板を外して『アイアンマンvsハルク』という一本にまとめてくれていたら、きっと傑作になったんじゃないかと、脳内再構成して、鑑賞後も楽しみました(^^)。
◆関連リンク
・『ムービー・マスターピース アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン ハルクバスター 1/6スケール プラスチック製 塗装済み可動フィギュア』
・『ムービー・マスターピース アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン ハルク(DX版) 1/6スケール プラスチック製 塗装済み可動フィギュア』
前者が132,800円、後者が48,000円、戦わせて遊ぼうと思うとw、180,800円なり〜!
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