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2015年11月

2015.11.30

■情報 酉島伝法『隔世遺傳 『皆勤の徒』設定資料集』

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【緊急告知】――酉島伝法『皆勤の徒』設定資料集発売!|お知らせ|東京創元社

"内容は『皆勤の徒』に出てくる数々の造語を著者みずから徹底解説した〈用語集〉と、構想段階のスケッチを含む50点以上のイラストを収録した〈イラスト集〉の二本立て。巻頭には著者・酉島伝法による序文を、巻末には担当編集者・小浜徹也による解説を収録しました。用語集は、各用語の説明文から、別の語へリンクをたどることのできる仕組みになっています。"

隔世遺傳『皆勤の徒』設定資料集 - つながりで読むWebの本 YONDEMILL(ヨンデミル)

 電子書籍として発行された『皆勤の徒』の設定資料集。すぐ上のリンク先、「ヨンデミル」というところでごく一部が試し読みできます。

 この超絶労働者幻想小説は、本当に圧巻の傑作でしたが、僕はまだ感想をこのブログで書けていないので、本書を前にすると何だか宿題を積み残している気分になるのです。とにかく日本語による奇想小説としては、おそらく最高峰であることは間違いのない作品ですので、もしも未読の方がいらっしゃったら是非にお薦めします。この設定資料集の用語辞典を使用して、さらにイメージを膨らませながら読んでみて下さい。

◆関連リンク
皆勤の徒 - 酉島伝法|東京創元社.

"円城塔氏推薦――「地球ではあまり見かけない、人類にはまだ早い系作家」"

 最高の推薦文ですね。
酉島伝法 - Wikipedia
棺詰工場のシーラカンス 
 「注釈の注釈による超現実詩小説」と銘打たれた、酉島氏のブログ。
酉島伝法『皆勤の徒』 - Togetterまとめ
Making of アルバム『N/Y』新垣隆/吉田隆一 Part 4 - YouTube 

 "4.皆勤の徒~酉島伝法に~( 作曲:吉田隆一)"

 『皆勤の徒』、何と音楽化されています。以下のAmazonでこの曲のみの購入もできますね。
酉島 伝法『皆勤の徒 (創元日本SF叢書)』
新垣隆 吉田隆一『N/Y』

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2015.11.25

■感想 ブラッド・バード監督『トゥモローランド』


『トゥモローランド』MovieNEX予告編 - YouTube

トゥモローランド|Disney.jp

 ブラッド・バード監督『トゥモローランド』、ブルーレイで観ました。
 これは劇場に観に行かなかったことを悔いる素晴らしい出来。この映画、残念ながらヒットはいまいちだったし、日本の映画評も芳しくなかった(ライムスター宇多丸氏.とか...)けれど、SFファンとしては素晴らしいと表現したい映像でした。

 確かに後半の物語が強引で、構成が良くないのは僕も気になったけれど、それを補って余りあるコンセプトと魅力的なディテールに満ちた映画だった。コンセプトは一部のポスターにある副題(?) 「remember the future」、日本語で訳すと「懐かしい未来」だろうか(^^)。

 何しろ映画冒頭は、1964年のニューヨーク万博会場なのだ!
 我々60年代生まれが、映像や70年万博で直撃された「夢の未来」のひとつの源流。再現されたその画面に、GM館「フューチュラマⅡ」が出てこなかったのは残念で仕方がないが、ここを起点にしたブラッド・バード監督に共鳴する日本の万博少年は数多いのではないか。

 まさにコンセプトは、そんなオプティミスティックな未来の復活。万博発明少年だったクルーニーの前に映し出される、絶望的な現代のペシミスティックな現実。これにアンチを唱える少女ケイシー・ニュートンの夢の未来の拮抗。

 眼の前に展開される未来都市の光と、溢れる工学的アイディアの数々。そして後半で描かれるパリ万博元会場の"あれ"の壮大な仕掛け(ここはスチーム・パンクだ!)。

 僕らの「懐かしい未来」が、最適な監督によって描かれた貴重な130分の夢の未来の映画。それが眼前に展開する奇跡に涙しないSF映像少年はいない、と強く思う究極映像研なのであった(^^)。本気でお薦めですよw。

 少女ケイシーを演じた『アンダー・ザ・ドーム』のアンジー役ブリット・ロバートソン、謎めいた少女アテナ役、ソバカスのオードリー・ヘップバーンwの様なラフィー・キャシディ。この両女優の魅力も素晴らしい。
 とにかく『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』のディズニー版に涙して下さいw。

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2015.11.23

■情報 次世代IMAX 4Kツインレーザープロジェクター IMAX WITH LASER

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次世代IMAX - IMAX WITH LASER:109シネマズ
 2015.11/19(木)にオープンした大阪万博会場跡のエキスポシティにおいて、IMAXの新方式4Kツインレーザープロジェクターの巨大スクリーンの映画館がお目見え。
 公式サイトで、幅26m×高さ18m の巨大スクリーン建造風景が動画で見られます。これは巨大映画好きとしては大変に貴重な映像です。
 とにかく作業する人の大きさに比べて、巨大さが伝わります。
 でもスクリーン裏の、建て付けは割とシンプルなものなのですね。

日本の巨大スクリーンサイズランキング

 日本のIMAXは、スペースワールド ギャラクシーシアターの28m×21mが最大で、エキスポシティは2番目になるようです。これが上の動画で日本最大と言わず、最大級と言っている理由ですね。
 ここで12/18から、『スターウォーズ フォースの覚醒』がIMAX 3Dで観られるのは素晴らしい。

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公式プレスリリース.pdf
施設案内 - 109シネマズ大阪エキスポシティ | 109CINEMAS.

"IMAX® 次世代レーザーとは、シネコンとしては日本最大級、ビル6階建てに匹敵する高さ18メートル超、横幅26メートル超の誰もが圧倒される巨大スクリーンに、 日本初の高解像度の4Kツインレーザープロジェクターで、通常の映画館では再現できなかった明るさ・コントラスト・カラーを鮮明に映し出し、本当に映画の 中にいるかのような体験を味わえます。 音響も、さらに臨場感が増したパワフルで精密な12chの次世代サウンドシステムを搭載し、観客が音に包まれるような環境を実現しています。"

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Darling Harbour installs a new twin-digital IMAX 3D projection system - IMAX Sydney

大画面シネマの動向 デジタルルックラボ 川上 一郎氏

"“次世代IMAX”は、図7に示しているBARCOのレーザー光源搭載4K-DLPプロジェクター2台による上映システムであり、26メートル幅スクリーンで も4K解像度と輝度を担保できる装置構成となっている。この次世代IMAXで採用されているレーザー光源の技術はコダックの保有特許をIMAXが買い取っ たものであり以前の連載記事でも紹介しているが共有光軸プリズムを使用して、複数のレーザー光源を多重化することでスペックル(拡散反射されたレーザー光 が干渉することでランダムなドット状の光学ノイズが発生する現象)を大幅に低減できる技術である。"

【必見】監督が意図した真の『スター・ウォーズ』を観られる劇場は日本に1つしかない事が判明! | バズプラスニュース Buzz+

"各劇場の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のクオリティ
4Kx2 IMAX上映 最良 ← 大阪エキスポシティのみ
~~~越えられない壁~~~
2Kx2 IMAX上映(巨大) 優良 ← 成田IMAXデジタルシアター等
2Kx2 IMAX上映 良 ← IMAXスクリーンのほとんどがこれ
2Kデジタル上映 普通 ← TOHOシネマズの通常スクリーンを含む多くの劇場
※ TOHOシネマズをはじめとした、通常のスクリーン設備がある劇場に問い合わせたところ、ほとんどが「2Kデジタルでの上映」とのことだった。IMAX設備がないスクリーンの場合は2Kデジタル上映が基本のようだ。"

足元の足元を広げる:So-netブログ smithさん
 こちらのBlog記事が素晴らしい。4Kプロジェクタの詳細、世界のIMAX劇場のスクリーン比較まで丁寧に解説されています。

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『スター・ウォーズ フォースの覚醒』はどのIMAXシアターで観るべきなのか。:足元の足元を広げる:So-netブログ.

"本作の フィルムIMAXカメラによる撮影についてだが、各所で発表されているように「1シーンだけ」と監督であるJJエイブラムス自らによる発言が行われてい る。予告編や公開されているスチールを見ても分かるように本作のIMAX撮影部分はミレニアムファルコンに乗って惑星ジャクーを脱出する場面となってい る。なのでそれを踏まえると本作のIMAX撮影部分は10分程度、多くても20分以内という事になる。"

 ということで、『スターウォーズ フォースの覚醒』はIMAX撮影分は全体のわずかな部分ということ。でもフィルムは無理としても、国内で4Kを見えるとしたら、観たくなるのがファンの性ですね。大阪、冬休みに行ってみようかな。

109シネマズ大阪エキスポシティ 映画館、シネコン、上映スケジュール | 109CINEMAS
 11/22現在、まだ12/19(土)、20(日)とか残席があります。

エキスポシティ内覧会 2 [映画館 次世代IMAX・4DX体験の様子] - YouTube
 こちらに巨大スクリーンがカナダから到着され、運搬/映画館へ巨大クレーンで搬入される様子があります。全ての規模がでっかい。

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2015.11.18

■動画 ディヴィッド・リンチ『ポーランドの夜の音楽 : Polish Night Music (Live in Paris, 2007)』


David Lynch & Marek Zebrowski - Polish Night Music (Live in Paris, 2007) - YouTube.

"David Lynch and Marek Zebrowski performing Polish Night Music in March of 2007 at Fondation Cartier pour l'Art Contemporain, opening the public exhibition of Lynch's retrospective art exhibition 'The Air is on Fire.' Polish Night Music available now on Sacred Bones and Sunday Best.
LP/Digital: http://www.davidlynch.com/ "

『ツイン・ピークス』の復活待たれる大御所リンチ監督のリアルライブ風景。貴重かも---。 - シネフィル - 映画好きによる映画好きのためのWebマガジン.

" 2007年に開催された彼のアートエキジビションの時にカルチェ財団で開催されたライブ映像を、11月12日にYouTubeで解禁。自らの、ネットでも公開しています。 作曲マレク・ゼブロウスキーとの共演でおこなわれたライブ演奏のテーマは、「ポーランドの夜の音楽」。

 実際、弾いているのかどうかわからない感じですが、その雰囲気は伝わるところが、この監督のスゴいところ。
 プレスリリースによると「孤独な旅行者が出会う不毛な駅、夜のポーランドの工場、サイレントホテルは。これらはイメージであり、ポーランドの夜の音楽として物語を示唆しました。」以下の7分のパフォーマンスビデオでは、これらの想像の場所を探検するしかないですが、確かにおっしゃるイメージはつたわりますね。"

 これはリンチのカルティエ財団によるパリの絵画展 「ジ・エアー・イズ・オン・ファイアー」展の際に実施されたパフォーマンスの動画。低いスローな、底流を構成する音をリンチがキーボードで出し(その場で弾いている部分と事前の打ち込みの部分とがありそう)、マレク・ゼブロウスキーがそこにそれよりハイテンポの音を乗せていく。
 リンチが『インランド・エンパイア』のポーランドでの撮影において、どんなことを感じたのか。ハリウッドでリンチが描いた映画の音と、また異なるこのビデオのパフォーマンスを聴きながら、あの映画の混沌を想い出し、いろんなことを想像させるイメージ喚起力を持つ音である。

 『ツイン・ピークス』の公開が2017年になり、最近、リンチ作品の絵画、映画、音楽等の露出が減っているのは、そのTVシリーズの撮影のためだと思うが、リンチ中毒患者にとっては、この動画、貴重である(^^;)。

◆関連リンク
David Lynch『Polish Night Music』(CD)
David Lynch『The Air Is on Fire 洋書』

当Blog関連記事
デヴィット・リンチ絵画展@パリ ジ・エアー・イズ・オン・ファイアー展  David Lynch "the air is on fire"
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2015.11.16

■レポート チェコ共和国の味と香りの店「四季路とTři kočky」@岐阜県関市板取

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四季路 - 関市その他/喫茶店 [食べログ]

 岐阜県関市板取にあるチェコ料理の店、「四季路とTři kočky (チェコ語で "3匹の猫")」へ初めて訪問。美味しいチェコ料理ランチをいただきました。

 既に開店35周年ということ(チェコ料理を出し始めて二十数年とのこと)ですが、僕は先日までその存在を知らず、はじめて訪れました。店内はチェコのアート品等が満載、心地いい空間でした。

 店内に飾られたプラハのスケッチ画、ガラス工芸、人形と多彩なチェコの手工芸品。そしてチェコの書籍。

 特にチェコ人形ストップモーションアニメ好きの僕は、右写真の中央に小さく見える細い体の人形に興味津々。残念ながら木彫りのパペットはほとんどありませんでしたが、チェコアニメ好きの皆さんにもお薦めです。

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 お店前のディスプレーも素敵です。雨だったので、しっかり写真撮れず残念。実物はこの写真の数倍良い感じです。

 毎年1月頃は店を閉めてチェコに数週間行かれるという、板取出身のママさんからチェコの話をいろいろとうかがえました。
 チェコ料理がほぼ塩を使わないとか(最後に薄く振るくらい)、ハーブを多用した味付けとか、チェコへの格安航空券についてとか。

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 手前がポークランチ、奥がハーブコロッケ。ハチミツをかけたゆで卵と大麦とか、キャベツのピクルス?とか美味しかったです。ご飯は頼めばチェコのものに変えてもらえるそうです。

 ママさんがチェコの友人たちに教えてもらっているという味付けは、最初に出てくるスープがハーブと香辛料が複雑な味を作っていて、絶品でした。
 看板に書かれている「チェコ共和国の味と香りの店」の、まさに「香り」が特徴の店。ハーブはチェコのものをご自身でチェコから持ち帰るそうです。

 写真の箸袋はチェコ料理へ舵取りされる前の喫茶店的時代のものでしょうか。チェコと四季路というコントラストがいいですね。

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 さしてランチに追加してデザートで頼んだのが、手前のパラチンキというバナナとケシの実のお菓子。そして奥はリンゴのクレープのようなデザート。チェコの紅茶はハーブがしっかり効いていて、印象的でした。
 紅茶のカップはチェコスロバキア時代のものとチェコ共和国のものをそれぞれ出して頂きました。

 次は予約して、メニューにある本格的なチェコ料理である「チェココース」を狙います(^^)。これは事前予約が必要なので要注意です。そしてメニューに書かれている多様なスープ、いずれ全部飲んでみたいものですね。

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 チェコ料理店は東海地区ではここだけとか。
 興味があって食べログで検索してみましたが、東京でも専門店は2店(セドミクラースキー@代々木上原、だあしゑんか@四谷三丁目)、大阪府と京都府はゼロみたいです。あと全国ザクザクっと検索してみると、金沢にDUBという本格的な店があるようです。さすが古都金沢。
 なににしてもこの関市の「四季路とTři kočky 」凄く貴重な存在ですね。  岐阜の山々に囲まれた大自然の中のチェコ料理店、お薦めです。

 場所は岐阜市から車で北へ1時間半くらい、岐阜の深い山並み、谷の間を板取川に沿ってどんどん奥深く入っていきます。そんな山の中に、チェコ料理店がと不安になるかもしれないですが、美しい山並みをドンドン進んでください。定休日はないようですが、チェコに行かれている間は店が閉まるということで、一度事前に電話してから行かれるのをお薦めします。

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 写真右は店内に置かれていたチェコ童話のコミックス本。シュヴァンクマイエルが映画化した「オテサーネク」も掲載されていました。撮ったはずのオテサーネクの姿が、撮れてませんでした!

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 店内の赤いシートがとても鮮やか、座り心地最高でくつろいで長居してしまいました。ママさんのチェコの写真アルバムを見るのも楽しいです。
 もうそろそろ店内はクリスマスの模様替えとか。クリスマスの時は、ホットワインも出されるとか。また12月にも来たいものです。

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 帰り道、四季路から南へ1km程の処にある、最近噂の「モネの池」も見てきました。ママさん、このおかげで観光客が増えて今年はボーナスをもらったみたいとおっしゃってましたw。

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 四季路のママさんによると、なんでもない池に、近くの花屋さんが睡蓮をいけ、近所の人がいらなくなった鯉を放流し、偶然にこんな池が出来たとか。実はご近所では、近いのにこの池は全く評判になっていなくて、どこかから来たカメラマン達が騒ぎ出して今回のネットでの評判になったとか。ママさん自身は、まだ見たことないと言われてましたw。

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  紅葉と透明度の高い水がいいですね。さすが板取の水です。

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 こちらはそのモネの池のすぐ上にある、根道神社の狛犬。とても凛々しい面構えに思わずシャッターを押しました。池に行ったら、階段登ってこちらもご覧あれw。

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2015.11.11

■情報 キャシー・オリヴァス & ブラント・ピータース原案・監督『カリオペ:短編ストップ・モーション・アニメ』"CALLIOPE: stop motion animated short film" Kickstarter


Calliope animated stop motion short film trailer / Circus Posterus - YouTube
 留之助商店主催 "Monsters & Misfits"展 でも有名な、米のオブジェモチャ・アーティストのキャシー・オリヴァスとブラント・ピータースによる映像化プロジェクトが公表された。なんと『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のアニメーション・クルーが協力するパペットアニメーション作品とのこと。
 Youtubeの動画、既に出来上がっている部分の短い映像が素晴らしい!
 この企画の詳細は以下の中子真治さんによる記事をご覧ください。
 キックスターターでの出資も現在募られています。二人のファンの方は、奮ってご応募ください(^^)。キックスターターで11/29まで。

ブラントとキャシーの人形アニメ、キックスターターで始動 : 飛騨高山 留之助商店 店主のブログ

"うれしいのはこの短編人形アニメにT+CPソフビのメイン・キャラクター、カリオペ・ジャッカロープとスティンジー・ジャックが主演するということ。 2年まえに計画を聞き、進捗をずっとレポートしてもらっていたけれど、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のアニメーション・クルーが協力して、とうとう、こういうかたち(キックスターター)でプロジェクトはスタートしたのだ。 キャシー・オリヴァスとブラント・ピータースが原案・監督のCALLIOPE: stop motion animated short film(カリオペ:短編ストップ・モーション・アニメ)。 その予告編のクォリティーが完璧過ぎる。 魅力のリワードが用意され、あとは出資するばかりなのだ。"

 中子真治さんの留之助商店とサーカス・ポスタラスによるソフビキャラクター、カリオペ・ジャッカロープとスティンジー・ジャックが主演!! 僕も先日、中子さんのギャラリーから、小型のカリオペ・ジャッカロープを一体、家に連れ帰ったため、このタイミングでの発表がとても嬉しい。

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SpankyStokes.com | Vinyl Toys, Art, Culture, & Everything Inbetween: Brandt Peters × Kathie Olivas’s “Calliope” Stop Motion Film Kickstarter!.

"After 15 years in development, and 2 years of serious focus, the previously announced animated stop motion short film, Calliope, has launched on Kickstarter! Created by Circus Posterus masterminds Brandt Peters and Kathie Olivas, the goal of this Kickstarter project is to raise enough capital to help produce and finance Calliope as an 8-10 minute (feature production quality) stop-frame short film and to produce it within 15 months. Filled with many great rewards and incentives — my favorite being the Calliope Graphic Novel that will explore the characters of Calliope Jackalope, Stingy Jack & The Brides, Slap-Happy!, and more — are all available now through the dynamic duo’s Kickstarter campaign!"

 キックスターターには、僕も是非応募しようと思います。作品は8-10分で完成予定は2017年ということです。
 サーカス・ポスタラスの作品は、ヘンリー・セリック『コララインとボタンの魔女』に少し近い、不思議で素晴らしい世界観を持っているので、映像作品としてもとても楽しみです。『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のスタッフが協力ということは、まさにヘンリー・セリック組のスタッフがかかわる作品、そしてそこにキャシー・オリヴァス & ブラント・ピータースのあの世界が融合、、、モチャファン、パペットアニメファンとしては、正に目が離せない素晴らしい企画である。
 そして僕はパペットアニメの最高峰を『コララインとボタンの魔女』3Dであると思っているので、完成が待ち遠しくてたまらない。もしかしてヘンリー・セリックもなんらかの形で関わるのであろうか。


CALLIOPE: stop motion animated short film by Circus Posterus — Kickstarter

◆関連リンク
・ヘンリー・セリックの新作 『The Shadow King』という作品が控えているようです。ニール・ゲイマンの『The Graveyard Book』の監督にも名前が挙がっていたけれど、こちらはロン・ハワードになったとか。

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2015.11.09

■感想 バルタザール・コルマウクル監督『エベレスト 3D』


映画『エベレスト 3D』 公式サイト NOW PLAYING.

 バルタザール・コルマウクル監督『エベレスト3D』、IMAX 3D 字幕版(残念ながら吹替は時間が合わず...)、観てきた。

 さすがに素晴らしい自然描写。どこがCGでどこが実景かわからない。たぶん空撮はこの高度では空気が薄く無理なので(ドローンなら可能なのか??)、頂上付近の俯瞰映像はCGなのでしょう。
 3DはSTEREO D社の3D変換。いくつか息を飲むようなシーンがあった。特に前半の吊り橋とか、切り立った峰の描写が美しい立体感。後半は何故か3D感はトーンダウン、というか物語の緊迫感に飲まれて、3Dを意識できていなかったのかもしれないが、、、。

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 全体の感想として、この映画は、人の視点と山の視点と観客の視点という3視点、3D(? ^^;)で語る映画なのかもしれない。

 まず人の視点。何故か山に挑みたくなるアルピニスト。登ることの快楽と隣り合わせの死。スリリングさはかなりのものだったけれど、タイミングを間違えば死に直面する、という危機意識が登場人物たちによってもっと表現されていたら凄かったのではないかと。主人公がプロのはずなのに、危機意識が低く行動が軽いように見えてしまうのが残念だった。あと少しそんな危機意識を強調するセリフと行動が表現されていたら、、、と思う。

 次に山の視点。自然に対してあまりに人はちっぽけな存在。エベレストの俯瞰の中に、芥子粒のように見える登山家の列。その映像が雄弁に、人の山への夢想を徹底的に打ち砕く。どんな人々の葛藤も、山の前では全くの雑事。自然はただそこに存在し、時に透明な青空で暖かく人を包み、時に荒れ狂ってゴミ屑のように人を蹴散らす。山は微塵も人が持ち込んだ幻想を気にせずにそこに存在するだけ。
 そんな一種、神の視点も映画は見事に描き出している。先ほど述べた人の視点が、もう少しその存在に対する敬意を、危機感として描写していたら、そこがさらに映えただろうにというのが、残念さのもう一つの理由である。

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 そして最後に観客の視点。
 これは頂上からの山脈を映し出す映像に対する不満がほとんど全て。山の快楽のきっと相当部分を占めるだろうはずの、天空の情景描写がものたりない。3Dで期待していたのは、この光景だったはずなのに、映画が描いたのは、人を中心にした頂上の雑事(写真撮ったりとか)ばかり。ぐるりと360°見渡すような情景が描写されていないのは、山岳の魅力が登場人物たちの無謀な行動の理由なはずだけに、緊迫感との対比で本来描写されていないのが残念。もちろん直接描写しないで観客の想像力に委ねて、実景以上の映像を想起させようとしたのかもしれないけれど、ここを描かないとこの映画の本当のカタルシスは訪れないでしょう。

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 以前にNHKのハイビジョンで観た、三浦雄一郎のエベレスト登頂ドキュメントで観たテレビの頂上映像が素晴らしかっただけに、観客としてのカタルシスはいまひとつだった。
 そして頂上映像だけでなくこのTVドキュメンタリー、レベルが高く、本映画より実は登山の厳しさの具体的ディテイル描写が素晴らしかった。まさにリアルの勝利。酸素や食事や荷物の重みの描写、そしてクレパスの恐怖、どれもそのディテイルが緊迫感を持っていた。たぶんカメラマンやスタッフが実際に味わっているリアル登山の恐怖が、見事な絵作りにつながっていたのではないかと思う。ここは映画というフィクションの敗北に思えてしまった。

 ドキュメンタリーでは不安定なカメラ位置とか映像的にリアルを無意識に感じさせる理由があったかもしれない。一番大きかったのは太陽の光の強さ。ハイヴィジョンがハイコントラストで見事に映し出していた高山の強い太陽光が、映画では少し弱く晴れのシーンも薄曇りっぽく見えてしまった。これらが映画のリアルを減点している残念な部分である。

 ということで、長文となってしまったけれども初見の感想でした。おまけとしてIMAX登山隊が登場するけれど、この時に写した映像を、IMAX劇場だけ上映してくれるサービスなんかがあったらよかったかな、と。

◆関連リンク
・1996年のエベレスト大量遭難 - Wikipedia

"隊長のスコット・フィッシャーは自己責任を強調し、14時というリミットには寛容であった。一方、ロブ・ホールは頂上が前に見えていても14時になったら引き返すように参加者に強く指導していた[注釈 5]。"

 この文章を読むと、郵便配達人のダグとロブの下山開始時間の危機感についてのやりとりは、かなりあったと考えられるため、映画のシナリオの工夫が惜しい。

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2015.11.04

■動画 宮内貴広監督 自主制作CGアニメ「東京コスモ」@DigiCon6 ASIA Awards

TOKYO COSMO /東京コスモ【Independent Animation/自主制作アニメ】 - YouTube

"監督・CG 宮内貴広
ストーリー原案・絵コンテ 岡田拓也
CGスタッフ 坪内裕也"

まるでピクサー映画! 自主制作CGアニメ「東京コスモ」がクオリティ高すぎ.

" TBSが主催する映像コンテスト「DigiCon6 ASIA Awards」にノミネートされている自主制作の3DCGアニメ「東京コスモ」のクオリティが高すぎると話題を呼んでいる。

 自主制作アニメ「東京コスモ」は、「DigiCon6 ASIA Awards」にノミネートされた10作品のうちのひとつ。1番多くの賞を得た作品が「観客賞」を獲得することになる。投票期間は、11月6日(金)の12時までで、公式サイトより投票可能だ。"

 とにかく動画をみてください。
 人間のキャラクターがかなり自然に描かれていて、日常と冒険の融合を繊細なCGとしてクリエイトされています。自然さはキャラクターデザインと顔の表情、そして微細な衣服の動きとかで表現されているようです。フルアニメ的な滑らかな動きが魅力的です。
 日本のCGアニメは遅れていると言われていますが、このような自主制作で、若いクリエータが頑張ってみえるのは頼もしい限りです。

 監督は白組の『GAMBA ガンバと仲間たち』を担当されているプロの方のようですが、今後の作品にも期待です。

◆関連リンク
宮内貴広 on Coub
 他の作品、こちらで観られます。「CHILDREN」という作品は以前も観たことがありました。もっと長い作品の一部だった記憶ですが、リンク先のは短い。
宮内貴広監督 twitter
 他の作品のCGモデル製作の過程とか、リアルタイムに更新されています。次の作品にも期待です。
白組の岡田拓也氏 twitter
 監督と同じく『GAMBA ガンバと仲間たち』も担当されているとのこと。

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2015.11.02

■レポート 留之助商店 新ギャラリー@岐阜県下呂市 : TOMENOSUKE's New Gallery @ Gero

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留之助・新ギャラリー・アップツーデート:飛騨高山 留之助商店 店主のブログ

" オープニングにお越しいただいたみなさん、ありがとうございました。

 また、これからご来店をお考えのお客さまに、お願いがあります。
 当ギャラリーは飛騨高山にありました店舗とは異なり、オブジェモチャに特化した展示と販売を行っています。
 ギャラリーは不定休です。
 ご来店まえに必ずメールでお問い合わせください。

 未成年者の入店はお断りさせていただきます。"

 飛騨高山にあった中子真治さんの留之助商店が閉店し、新たに岐阜県下呂市に、オブジェモチャのギャラリーとショップとして、2015年10月25日に新規オープンした。中子さんから光栄なことに、Facebookでオープニングパーティにご招待頂いたので、私も参加させて頂きました。

 ついうっかりギャラリー全景の写真を撮り忘れたため、冒頭の画像は留之助商店 店主のブログから引用させて頂きました。その他の写真は私が撮影のものです。

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 ギャラリーは鉄筋3F建ての中子邸に併設する形で設けられている。中子さんによるギャラリーの説明では、もともと車庫であったところをギャラリーとして改装されたのだという。
 広さは高山の留之助商店 本店に比べると半分ほどであるが、コンクリート打ちっ放しの壁面がクールで、まさにギャラリーの名前がふさわしい素晴らしい空間である。

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 二つ上の写真はギャラリー内で撮らせて頂いた中子真治さん。ツーショットも撮って貰ったのですが、照れ屋のBlog主は今回も登場しません(^^;)。本当は映画評から中子さんのファンになり近年のモチャ関連のアートの取組みにもワクワクしている僕としては、ツーショットはとても誇らしく掲載したいのですが、、、w。(嬉しさのあまり友人、兄弟等でLINEつながっている人たちにはツーショット写真を、誇らしげに公開してしまいました(^^))

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 ギャラリーは、入口から右側にガラスのショーケースに納められたマニア垂涎のオブジェモチャ群。そして左側は留之助ブラスターをはじめとするイラスト(上の写真右)とアート書と少し大きなモチャが展示されている。

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 ギャラリーの中で、特に素晴らしかったのが、この悪魔3人衆(すみません、名前を聞きそびれました)。ギャラリーの最深部の天井付近から部屋の中全体を見下ろし、なにやら企んでいるこの姿にハートを射抜かれる方、続出(推定 ^^;)。赤い顔と緑の僧衣が何とも素晴らしい光を放っています。

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 僕はそのギャラリーで見つけた、ずっとほしかったキャシー・オリヴァスのモチャ、TOMENOSUKE + CIRCUS POSTERUSの「カリオペ・ジャッカロープ」(写真左)と小さなダニーを購入、家へ連れ帰って早速自分のフィギュアの棚(ほとんどは海洋堂とタイムスリップグリコw)に収めました。

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 17:00からスタートしたオープニングに、ギャラリーに集まった中子ファン、モチャファンは二十数名ほど。中子さんのギャラリー紹介の後、なんとオープニングパーティは御自宅のリビングルーム。
 初めてお邪魔したのにもかかわらず、ご自宅にまで上がらせてもらい、御馳走まで頂き、本当に感謝の言葉しかありません。

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 そしてパーティには何とVIPとして毛主席の御姿も(^^)。となりにはキャシー・オリヴァスの可愛い「カリオペ・ジャッカロープ」たち

 僕は車でうかがったため飲めませんでしたが、ビールサーバーからの生ビールとワイン等の飲み物と心づくしの御馳走を御相伴頂きとてもアットホームな空間に、くつろがせて頂きました。

 そしてお持ちした、恥ずかしながら究極映像研撮影の「Monsters & Misfits展」のブルーレイのモニタ上映と、3Dハンディカムによる立体モチャ映像をみなさんにご紹介頂き、皆さんともそれをきっかけでいろいろと話をさせてもらいました。(以前Youtubeにアップした同動画は、『Monsters and Misfits II 』『Monsters & Misfits III』で御覧いただけます。)

 Facebookでのお知り合いは御一人だけだったのですが、何と当Blogを見て頂いている方も数名みえて、何だか初めて会う方々ばかりとは思えない雰囲気で楽しく過ごすことができました。御相手いただいた皆様、ありがとうございました。

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 中子邸の中も自由に見せて頂け、撮影までOKしてもらえました。
 上は3Fのモチャとネオンサインのスペースの写真。憧れのレディ・キロワット(写真右の可愛こちゃんw)にも出会うことができました。Macを挟んで左はジム・ヘンソンとフランク・オズ監督の映画『ダーククリスタル』フィギュア

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 そしてこちらは2Fリビングのお隣、床の間に座していたモチャたち。
 あの「Monsters & Misfits展」の作品たちの一部が、何とも収まり良く床の間を飾っていました。モダンなコンクリートの空間に出現した、落ち着いた和室をいろどるオブジェモチャ。こんな風に自分ちの床の間も飾れたらどんなにか素敵でしょう。キャシー・オリヴァスが二体!!

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 そしてキャシー・オリヴァスといえば、もっと素晴らしいのが、中子邸の1F玄関を入ってすぐに鎮座するこの子。コンクリートの間に置かれたキャシーの作品は、まさにアートとしか言いようのない空間を形成し、われわれを異世界に誘っていました。飛騨高山の民芸的空間 日下部邸での展示会も素晴らしかったけれど、この佇まいも正に凄いの一言です。これが個人宅であるなんて、なんと贅沢なことでしょう。

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 今回、初めて中子さんとお話しさせて頂くことができました。以前に「下呂のアプライド美術館と中子真治氏の倉庫」という当Blog記事で書いている様に、一度だけ御目にかかったことはあったのですが、ほとんど話はしておらず、今回、Facebookのお付き合いから、御誘い頂いて大変貴重な機会に恵まれました。
 以下、御話させていただいた内容を自分の備忘録としてアトランダムに。

・『Monsters and Misfits IV』 は東京渋谷ヒカリエにて、来春4/1から一週間。今のところ、6人の作家が予定されている。

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・高山の留之助本店は現在、閉じている。ターミネーターは、浜友というパチンコチェーンさんに貸し出している。(ググったら関連リンクに掲載したような記事がありました)
・僕の『Monsters and Misfits』動画について、Youtubeへアップした際の音楽が印象的だったので、ブルーレイで皆さんに聞いて頂きたかったと...。(今回は3Dハンディカムの、元のハイビジョン映像を見て頂くためにYoutubeと別のデータを使ったため、音楽は付いていませんでした。Youtubeでつけた音楽は、アップする時の同サイトの機能で、多数のフリー楽曲からBGMを選ぶことができます)
・その他、実は二つほどここに書いていいかどうか確認しなかった、今後の中子さんの活動についてお伺いしたのですが、まずは伏せておきます。ひとつは恐竜関係、もうひとつは映画関係と書いておきます。どちらも期待です。

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 最後に、中子邸そのものがギャラリー空間という感じでとても貴重な経験でした。オブジェモチャだけでなく、写真にはほとんど撮れていなかったのですが、絵画やイラストの2次元作品も多数飾られていて、まさにウェアード・アンド・アンユージュアルな空間。(右はギャラリーにあった、これも素晴らしい謎のオブジェ)

 3時間弱でしたが、充実した時間を過ごすことができました。お酒は飲んでいませんが、学生時代からワクワクして読ませて頂いていたあの映画評論を書かれた中子さんの趣味にあふれた空間と、そしてご本人のお話を聞かせて頂いて、まるで酔っ払ったような気分で、フワフワとして家に帰ってきました(^^)。

 撮らせていただいた写真と3D動画を整理して、異空間からやっと落ち着いて自分の生活空間に戻れた感覚。

 自分ちから車でわずか2時間弱のところにある、中子さんのギャラリー。
 今後ももし機会あれば、ぜひ、お邪魔させて頂きたいものです。ずうずうしくこんなことも書いてしまう程、魅力にあふれた空間でした。中子さん、本当に御招きいただき、ありがとうございました。この場をお借りして、中子さんと御家族に感謝を捧げたいと思います。

◆関連リンク
ギャラリー・オープン記念カリオペ、10月30日午後9時発売 : 飛騨高山 留之助商店 店主のブログ
Monsters & Misfits IV、来年4月、東京で開催決定 : 飛騨高山 留之助商店 店主のブログ

"会期:2016年4月1日(金) 〜 4月7日(木)
会場:渋谷ヒカリエ8階、8/01/COURT
参加アーティスト:ブラント・ピータースキャシー・オリヴァスクリス・ライニャックアマンダ・ルイーズ・スペイドアンドリュー・ベル、他"

留之助商店 店主のブログ ネオン集め 記事
留之助商店 美しいネオンサインたち
映画「ターミネーター」で使われた、世界に1体だけのT-800型エンドスケルトンのロボットがラクーンに展示される - ネタとぴ

" 2015.7月5日(日)~7月28日(火)
 株式会社浜友商事は、大宮ラクーン、沼津ラクーン、南越谷ラクーンでT-800型エンドスケルトンのロボットを展示すると発表しました。
 展示されるターミネーターT-800型エンドスケルトンは、ターミネーター第1作の撮影で使用されたもので、高さは180cm、重さは120kg程度。現存しているのは今回の展示品のみとのことです。"

 すでに展示は終わっていますが、デイスプレイはスモークとレーザーの演出があったようで観てみたかったですね。これが留之助商店 本店に展示されていたものですね。
ネオン集め その4 我が倉庫へ。 : 飛騨高山 留之助商店 店主のブログ.

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"1985年に恐竜画家ウィリアム・スタウトからプレゼントされた1枚の絵がきっかけで集めた恐竜復元画と復元彫刻のコレクションは、トヨタの池袋アムラックスホールで開催された『超恐竜展』のあと、福井県立恐竜博物館のダイノギャラリーという最高の環境で第二の人生を送っている。"

福井県立恐竜博物館バーチャルツアー - ダイノギャラリー.

"絵画はほとんどが原画で、恐竜関係の出版物やポスターで掲載されたことのある有名なもので、極めて芸術的価値の高いものです。 恐竜アーティストも世界的に高い評価を受けている方ばかりです。マーク・ハレット、ジョン・シビック、グレゴリー・ポールらの精巧な作品、パステルだけで植物食恐竜マイアサウラの生態を情感たっぷりに描いたダグラス・ヘンダーソンの作品、カナダの人間国宝の称号が与えられたエレノア・キッシュの遺作など、恐竜ファンだけでなく、芸術ファンの方にも十分な見応えがあるものです。
 これらの作品は芸術的価値もさることながら、恐竜研究史的にも高く評価さ れるものです。
 また、彫刻には映画「ジュラシック・パーク」(1993)で頭角を現したマイケル・トーシックの作品や「ジュラシック・パーク」でアカデミー賞特殊効果賞を受賞したスタン・ウィンストンが、この映画のために最初に基本制作したブラキオサウルス、ディロフォサウルス、ベロキラプトルが展示されています。何でここに展示されているのか!と目を疑いたくなるようなお宝です。"

 中子邸で拝見したネオンサイン レディ・キロワットについてブログ記事を読んでいて、中子さんの著作『超恐竜 恐竜アートの世界』に掲載されていた恐竜画コレクションが福井県立恐竜博物館に展示されていることを知りました。
 公式HPの記述では、スタン・ウィンストンの恐竜(模型?)も展示されている様で、SFXファンも一度観てみたい展示ですね。

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