« ■動画 人形アニメ ウイリアム・バロウズ原作、フランシス・フォード・コッポラ製作『ジャンキーのクリスマス』 | トップページ | ■動画 宮内貴広監督 自主制作CGアニメ「東京コスモ」@DigiCon6 ASIA Awards »

2015.11.02

■レポート 留之助商店 新ギャラリー@岐阜県下呂市 : TOMENOSUKE's New Gallery @ Gero

A0077842_2238893

留之助・新ギャラリー・アップツーデート:飛騨高山 留之助商店 店主のブログ

" オープニングにお越しいただいたみなさん、ありがとうございました。

 また、これからご来店をお考えのお客さまに、お願いがあります。
 当ギャラリーは飛騨高山にありました店舗とは異なり、オブジェモチャに特化した展示と販売を行っています。
 ギャラリーは不定休です。
 ご来店まえに必ずメールでお問い合わせください。

 未成年者の入店はお断りさせていただきます。"

 飛騨高山にあった中子真治さんの留之助商店が閉店し、新たに岐阜県下呂市に、オブジェモチャのギャラリーとショップとして、2015年10月25日に新規オープンした。中子さんから光栄なことに、Facebookでオープニングパーティにご招待頂いたので、私も参加させて頂きました。

 ついうっかりギャラリー全景の写真を撮り忘れたため、冒頭の画像は留之助商店 店主のブログから引用させて頂きました。その他の写真は私が撮影のものです。

Img_2593side

 ギャラリーは鉄筋3F建ての中子邸に併設する形で設けられている。中子さんによるギャラリーの説明では、もともと車庫であったところをギャラリーとして改装されたのだという。
 広さは高山の留之助商店 本店に比べると半分ほどであるが、コンクリート打ちっ放しの壁面がクールで、まさにギャラリーの名前がふさわしい素晴らしい空間である。

2_dsc00884side

 二つ上の写真はギャラリー内で撮らせて頂いた中子真治さん。ツーショットも撮って貰ったのですが、照れ屋のBlog主は今回も登場しません(^^;)。本当は映画評から中子さんのファンになり近年のモチャ関連のアートの取組みにもワクワクしている僕としては、ツーショットはとても誇らしく掲載したいのですが、、、w。(嬉しさのあまり友人、兄弟等でLINEつながっている人たちにはツーショット写真を、誇らしげに公開してしまいました(^^))

Img_2591side

 ギャラリーは、入口から右側にガラスのショーケースに納められたマニア垂涎のオブジェモチャ群。そして左側は留之助ブラスターをはじめとするイラスト(上の写真右)とアート書と少し大きなモチャが展示されている。

Dsc00902

 ギャラリーの中で、特に素晴らしかったのが、この悪魔3人衆(すみません、名前を聞きそびれました)。ギャラリーの最深部の天井付近から部屋の中全体を見下ろし、なにやら企んでいるこの姿にハートを射抜かれる方、続出(推定 ^^;)。赤い顔と緑の僧衣が何とも素晴らしい光を放っています。

Img_2596side

 僕はそのギャラリーで見つけた、ずっとほしかったキャシー・オリヴァスのモチャ、TOMENOSUKE + CIRCUS POSTERUSの「カリオペ・ジャッカロープ」(写真左)と小さなダニーを購入、家へ連れ帰って早速自分のフィギュアの棚(ほとんどは海洋堂とタイムスリップグリコw)に収めました。

Dsc00888side

 17:00からスタートしたオープニングに、ギャラリーに集まった中子ファン、モチャファンは二十数名ほど。中子さんのギャラリー紹介の後、なんとオープニングパーティは御自宅のリビングルーム。
 初めてお邪魔したのにもかかわらず、ご自宅にまで上がらせてもらい、御馳走まで頂き、本当に感謝の言葉しかありません。

Dining_with_mou_img_2595

 そしてパーティには何とVIPとして毛主席の御姿も(^^)。となりにはキャシー・オリヴァスの可愛い「カリオペ・ジャッカロープ」たち

 僕は車でうかがったため飲めませんでしたが、ビールサーバーからの生ビールとワイン等の飲み物と心づくしの御馳走を御相伴頂きとてもアットホームな空間に、くつろがせて頂きました。

 そしてお持ちした、恥ずかしながら究極映像研撮影の「Monsters & Misfits展」のブルーレイのモニタ上映と、3Dハンディカムによる立体モチャ映像をみなさんにご紹介頂き、皆さんともそれをきっかけでいろいろと話をさせてもらいました。(以前Youtubeにアップした同動画は、『Monsters and Misfits II 』『Monsters & Misfits III』で御覧いただけます。)

 Facebookでのお知り合いは御一人だけだったのですが、何と当Blogを見て頂いている方も数名みえて、何だか初めて会う方々ばかりとは思えない雰囲気で楽しく過ごすことができました。御相手いただいた皆様、ありがとうございました。

3f_img_2588side

 中子邸の中も自由に見せて頂け、撮影までOKしてもらえました。
 上は3Fのモチャとネオンサインのスペースの写真。憧れのレディ・キロワット(写真右の可愛こちゃんw)にも出会うことができました。Macを挟んで左はジム・ヘンソンとフランク・オズ監督の映画『ダーククリスタル』フィギュア

Dsc00912side

 そしてこちらは2Fリビングのお隣、床の間に座していたモチャたち。
 あの「Monsters & Misfits展」の作品たちの一部が、何とも収まり良く床の間を飾っていました。モダンなコンクリートの空間に出現した、落ち着いた和室をいろどるオブジェモチャ。こんな風に自分ちの床の間も飾れたらどんなにか素敵でしょう。キャシー・オリヴァスが二体!!

Dsc00875

 そしてキャシー・オリヴァスといえば、もっと素晴らしいのが、中子邸の1F玄関を入ってすぐに鎮座するこの子。コンクリートの間に置かれたキャシーの作品は、まさにアートとしか言いようのない空間を形成し、われわれを異世界に誘っていました。飛騨高山の民芸的空間 日下部邸での展示会も素晴らしかったけれど、この佇まいも正に凄いの一言です。これが個人宅であるなんて、なんと贅沢なことでしょう。

883_885_dsc00883side

 今回、初めて中子さんとお話しさせて頂くことができました。以前に「下呂のアプライド美術館と中子真治氏の倉庫」という当Blog記事で書いている様に、一度だけ御目にかかったことはあったのですが、ほとんど話はしておらず、今回、Facebookのお付き合いから、御誘い頂いて大変貴重な機会に恵まれました。
 以下、御話させていただいた内容を自分の備忘録としてアトランダムに。

・『Monsters and Misfits IV』 は東京渋谷ヒカリエにて、来春4/1から一週間。今のところ、6人の作家が予定されている。

Dsc05534

・高山の留之助本店は現在、閉じている。ターミネーターは、浜友というパチンコチェーンさんに貸し出している。(ググったら関連リンクに掲載したような記事がありました)
・僕の『Monsters and Misfits』動画について、Youtubeへアップした際の音楽が印象的だったので、ブルーレイで皆さんに聞いて頂きたかったと...。(今回は3Dハンディカムの、元のハイビジョン映像を見て頂くためにYoutubeと別のデータを使ったため、音楽は付いていませんでした。Youtubeでつけた音楽は、アップする時の同サイトの機能で、多数のフリー楽曲からBGMを選ぶことができます)
・その他、実は二つほどここに書いていいかどうか確認しなかった、今後の中子さんの活動についてお伺いしたのですが、まずは伏せておきます。ひとつは恐竜関係、もうひとつは映画関係と書いておきます。どちらも期待です。

Dsc00882_2

 最後に、中子邸そのものがギャラリー空間という感じでとても貴重な経験でした。オブジェモチャだけでなく、写真にはほとんど撮れていなかったのですが、絵画やイラストの2次元作品も多数飾られていて、まさにウェアード・アンド・アンユージュアルな空間。(右はギャラリーにあった、これも素晴らしい謎のオブジェ)

 3時間弱でしたが、充実した時間を過ごすことができました。お酒は飲んでいませんが、学生時代からワクワクして読ませて頂いていたあの映画評論を書かれた中子さんの趣味にあふれた空間と、そしてご本人のお話を聞かせて頂いて、まるで酔っ払ったような気分で、フワフワとして家に帰ってきました(^^)。

 撮らせていただいた写真と3D動画を整理して、異空間からやっと落ち着いて自分の生活空間に戻れた感覚。

 自分ちから車でわずか2時間弱のところにある、中子さんのギャラリー。
 今後ももし機会あれば、ぜひ、お邪魔させて頂きたいものです。ずうずうしくこんなことも書いてしまう程、魅力にあふれた空間でした。中子さん、本当に御招きいただき、ありがとうございました。この場をお借りして、中子さんと御家族に感謝を捧げたいと思います。

◆関連リンク
ギャラリー・オープン記念カリオペ、10月30日午後9時発売 : 飛騨高山 留之助商店 店主のブログ
Monsters & Misfits IV、来年4月、東京で開催決定 : 飛騨高山 留之助商店 店主のブログ

"会期:2016年4月1日(金) 〜 4月7日(木)
会場:渋谷ヒカリエ8階、8/01/COURT
参加アーティスト:ブラント・ピータースキャシー・オリヴァスクリス・ライニャックアマンダ・ルイーズ・スペイドアンドリュー・ベル、他"

留之助商店 店主のブログ ネオン集め 記事
留之助商店 美しいネオンサインたち
映画「ターミネーター」で使われた、世界に1体だけのT-800型エンドスケルトンのロボットがラクーンに展示される - ネタとぴ

" 2015.7月5日(日)~7月28日(火)
 株式会社浜友商事は、大宮ラクーン、沼津ラクーン、南越谷ラクーンでT-800型エンドスケルトンのロボットを展示すると発表しました。
 展示されるターミネーターT-800型エンドスケルトンは、ターミネーター第1作の撮影で使用されたもので、高さは180cm、重さは120kg程度。現存しているのは今回の展示品のみとのことです。"

 すでに展示は終わっていますが、デイスプレイはスモークとレーザーの演出があったようで観てみたかったですね。これが留之助商店 本店に展示されていたものですね。
ネオン集め その4 我が倉庫へ。 : 飛騨高山 留之助商店 店主のブログ.

07262247_55b4e50861155

"1985年に恐竜画家ウィリアム・スタウトからプレゼントされた1枚の絵がきっかけで集めた恐竜復元画と復元彫刻のコレクションは、トヨタの池袋アムラックスホールで開催された『超恐竜展』のあと、福井県立恐竜博物館のダイノギャラリーという最高の環境で第二の人生を送っている。"

福井県立恐竜博物館バーチャルツアー - ダイノギャラリー.

"絵画はほとんどが原画で、恐竜関係の出版物やポスターで掲載されたことのある有名なもので、極めて芸術的価値の高いものです。 恐竜アーティストも世界的に高い評価を受けている方ばかりです。マーク・ハレット、ジョン・シビック、グレゴリー・ポールらの精巧な作品、パステルだけで植物食恐竜マイアサウラの生態を情感たっぷりに描いたダグラス・ヘンダーソンの作品、カナダの人間国宝の称号が与えられたエレノア・キッシュの遺作など、恐竜ファンだけでなく、芸術ファンの方にも十分な見応えがあるものです。
 これらの作品は芸術的価値もさることながら、恐竜研究史的にも高く評価さ れるものです。
 また、彫刻には映画「ジュラシック・パーク」(1993)で頭角を現したマイケル・トーシックの作品や「ジュラシック・パーク」でアカデミー賞特殊効果賞を受賞したスタン・ウィンストンが、この映画のために最初に基本制作したブラキオサウルス、ディロフォサウルス、ベロキラプトルが展示されています。何でここに展示されているのか!と目を疑いたくなるようなお宝です。"

 中子邸で拝見したネオンサイン レディ・キロワットについてブログ記事を読んでいて、中子さんの著作『超恐竜 恐竜アートの世界』に掲載されていた恐竜画コレクションが福井県立恐竜博物館に展示されていることを知りました。
 公式HPの記述では、スタン・ウィンストンの恐竜(模型?)も展示されている様で、SFXファンも一度観てみたい展示ですね。

|

« ■動画 人形アニメ ウイリアム・バロウズ原作、フランシス・フォード・コッポラ製作『ジャンキーのクリスマス』 | トップページ | ■動画 宮内貴広監督 自主制作CGアニメ「東京コスモ」@DigiCon6 ASIA Awards »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ■動画 人形アニメ ウイリアム・バロウズ原作、フランシス・フォード・コッポラ製作『ジャンキーのクリスマス』 | トップページ | ■動画 宮内貴広監督 自主制作CGアニメ「東京コスモ」@DigiCon6 ASIA Awards »